以下は前章の続きである。
1月22日の朝刊1面コラム「天声人語」に、そのプロトタイプが載っていた。
悪魔扱いをする対象は、もちろん安倍晋三政権、いや、日本国政府と評してもよい。
歴史上、悪と判定された実例を持ち出して、条件のまったく異なる現在に押しつけ、自分の気に入らない相手にその「悪の歴史」のレッテルを貼り付ける。
実在しない悪を作り出す悪魔化の攻撃法とも言えよう。
朝日新聞の大好きな手法なのである。
だが歴史の乱用による悪魔化も、こう頻繁で、こう粗雑だと、鼻につき、ツユほどの説得力も感じさせなくなる。
朝日人士には、もうちょっと斬新な発想はないのだろうか。
この稿続く。