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ゴキブリを「原発事故ロボ」に 東京農工大電池を開発…日経新聞9月19日11面より

2011年09月19日 15時33分56秒 | 日記
体液で発電、機器作動

東京農工大学の秋山佳丈助教と森島圭祐准教授らは、昆虫の体液を利用して発電するバイオ燃
料電池を開発した。体液に含まれる糖分のトレハロースを分解して電気を得る。

昆虫に燃料電池を搭載してカメラやセンサーなどを動かし、原子力発電所事故の現場などで活躍する災害用ロボットとして実用化を目指す。

燃料電池の大きさは縦2・5センチ横2センチ厚さ1ミリメートル。昆虫の体液に含まれるトレハロースを酵素でグルコースに分解した後、酵素で酸化させて発電する。

ゴキブリに燃料電池を取り付け、10・5マイクロ(マイクロは100万分の1)ワットの電力を得た。
昆虫は隙間などに入れるうえ、ゴキブリは放射線への耐性が人間の数十倍程度高いといわれ、作業員が近づけない現場で情報収集ができる。

また電気刺激で昆虫を操る部品を取り付ければ、情報を集めたい場所へ移動させることもできる。民間企業と組み、1年以内の実用化を目指す。

昆虫の上にコイン電池を電源として載せる研究も進むが、電池が大きくて重いため昆虫が思うように動けない。
ゴキブリの中には体液を取りだしても1年以上生き続けるとみられる種類もあり、長時間の活動が期待できるという。

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