文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

夫の政治生命はおろか、日本の命運すら左右しかねない。ただただ黙って耐えるしかない。

2018年04月07日 18時10分35秒 | 日記

以下は前章の続きである。

将を射んと欲すれば… 

なぜ、朝日がこの1年、ひたすら昭恵さんをターゲットにしてきたのか。

答えは簡単だ。第2次政権発足以降の4年間、憎っくき安倍政権を攻めあぐねていたからである。 

特に、政権発足3年目を迎えた2015年には、前年から、安倍晋三の党総裁再選阻止、イコール安倍政権の長期化阻止を狙い、例の安保法制で野党やテレビタレントらとともに大キャンペーンを張って攻めまくったが、その甲斐なく敗退した。 

この2015年には、メルケルまで動員して安倍首相批判を行おうとしていたわけである。こんな新聞会社が4年前の8月までは日本を支配していたのかと思えば私は本当にぞっとする。身の毛もよだつと言っても全く過言ではない。

もはや攻め口なしかと思われた安倍晋三に、意外な「弱点」が見つかったのが昨年2月。

そこから朝日は、本人ではなく夫人を容赦なく標的にし始める。

まさに、将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、という作戦への変更だが、これほど汚い手もない。 

過去、朝日新聞をはじめとするマスメディアによって「殺された」政治家は数多いる。

無論、そのなかには不正を働いた自業自得の者もいた。 

だが、一人の政治家を倒すために、夫人をメディアが執拗に攻撃したというのは前代未聞であろう。

しかもその夫人は、不正や違法行為を働いたわけではなく、詐欺の容疑者に名前を使われた人なのだ。

その彼女を「悪玉」に仕立て上げ、1年以上も攻撃する。

その急先鋒が、長年、日本のクオリティペーパーを自負してきた朝日新聞なのだ。 

私は、安倍昭恵さんと知己はあるものの、親しい間柄ではない。

たまさか同じ歳だが、自分とはタイプの違う女性という印象である。だから好感を持っていないという意味ではなく、実際に会った昭恵さんは、失礼ながら、可愛らしい、どことなく「妖精」のような人である。 

その昭恵さんがこの一年、多分これまでの人生で経験したことのないバッシングの嵐のなかにいる。

しかもその規模と音量は、全新聞と多くの雑誌、テレビのワイドショー総出の日本最大、最長級だ。 

しかし、反論や抗弁は一切できない。

反論の「ハ」の字でも発したら、それこそ「国会へ来い!」の大合唱となる。

夫の政治生命はおろか、日本の命運すら左右しかねない。

ただただ黙って耐えるしかない。

まさに、俗に言う「サンドバック状態」……。 

もし自分がいまの彼女だったらどうか、と想像してみた。

私はかなり神経の図太いほうだが、それでも平常どおり日常を送る自信はない。

妻への大バッシングを夫、安倍総理はどう受け止めているのだろう。初めて、総理の心境についてじっくりと想像を巡らせてみた。

この稿続く。


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