商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

膝の痛みが止まらない

2021-03-21 16:30:27 | Weblog
前にも書いたと思いますが、膝の痛みが全く治らず嫌になってます。

そもそも軽い痛みで、歩く時は全然大丈夫だったのに、走ることをやめられずに、2月末に仲間と25km走をやったのが致命傷に。。。

その後は歩くのも痛みが出るようになり、でも走れないからと1日1万歩以上、休日は2万歩以上歩いていたらそれでもさらに悪化。。。

この2週間は歩くのも出来るだけ抑えていたら痛みが退いてきたので、昨日試しに走ってみると、2kmでまた痛くなってきたので撤退しました。

ここ10年、これほど走れない期間って多分無いと思うので、ちょっと困惑していますが、とにかく上半身筋トレをしまくり、また水泳も出来るだけ行い(キックを打たないクロールであれば特に足は使わず大丈夫なので)、最低限の体力キープはしていきたいと思います。

しかし、ちゃんと病院にも行って、湿布も貼って、リハビリにも通っているんだけどなあ。。やはり年齢も回復の遅さに影響しているのかね。
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Klara and the Sunを読んで

2021-03-07 08:51:55 | Weblog
昔ほど本を読まなくなった自分でも、新作が出たら必ず速攻買う作家が村上春樹とカズオイシグロ。

で、昨日まで知らなかったけど、イシグロの新作が出たことをFacebookに教えて頂き、早速Kindleで購入し読んでみた。

いやー、期待を裏切らない内容でしたね。なんだろうね、最初の10ページくらい読んだだけで名作感しかないあの感じ。まあノーベル賞作家なんだから当たり前なんだろうけど、前作の「The Buried Giant」が個人的には??って感じだったので、のっけから、これは「Never Let Me Go」超えんじゃね?という期待感は相当ワクワクしましたね。

読み終わった直後の感動は「Never Let Me Go」ほどの震えるような感じじゃ無いんだけど、1日経った時点でのじんわり感はあの時以上かな。

これは別にネタバレという程では無いと思うので書くけど、主人公が所謂AIなんですよね。なんで直後より今の方が感動してるのか考えてみると、そういう存在の主人公が「え、こんなことを」ということをすることが関係している気がしました。そういう「人」では無い何かが、「人」でもできないこと(物理的なことななくて心理的、精神的な意味で)をすることに対して、直後にはうまく咀嚼できなかったのかと。でも、読み終わってちょっとして、なんか「人」では無い存在でもそれだけのことができるのなら、「人」だったらもっとできるかも、と思ったのかと、ふと思った次第。

カズオイシグロの小説から得られる感動って、不思議だけど例えば映画とかドラマとかで得られる瞬間的なカタルシスからくるのとちょっと違うんだよね。なんというか。ものすごく緻密に、描写の一つ一つが練られているのにも関わらず、読み終わるとその細かいディテールよりも、全体の物語のふわっと感がしみてくるというか。で、さらに不思議なことに、そのふわっと感を作り上げているのが、実はその細かいディテールであるという、ラビランス。まあ唯一無二の作家であることは間違いなですな。

今回は日本語で読んだんですが(そういや、最近英語の本読んでないな、歳とるとそういう気力が減りますな)、こいつは英語でも読もうかな、と久しぶりに思いました。

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