商社マン-東京→ニューヨーク→東京→Liverpool→東京→Ann Arbor→Austin日記

07年8月から5年間NY、帰国して2年半東京、その後何故か英国Liverpoolに。。引き続き思った事書いて行きます。

米国のPrep Schoolについての記事

2008-01-27 13:32:36 | Weblog
San Franciscoからの戻り便の中で何気なく新聞を読んでいたら気になる記事があり読み込んでしまった。
内容は米国内の一部の歴史ある私立のPrep School(私立中高)では、最近受け取る寄付金の額が拡大しており、ある学校では年間なんとUSD10Billion、つまり一千億円以上寄付金を受け取っている、というもの。こういう有名校の学費は当然すごく高く年間3万ドルくらいするのだが、学力がありながら学費をまかなえない家庭に対する補助金としても使われている、とも書いてあった。
いや、しかし一つの学校に一千億円!、いったいどういうことかと読んでみると、要するに、「卒業生はエリートなので大体良い大学に入り、良い会社に勤める」→「そこでも出世すると米国の場合CEOにでもなれば年間数百億円の給料」→「余裕もあるし税金対策にもなるから、『いっちょ母校に寄付でもしとくか』と1億とか時には10億とか寄付したりする」という構造のようだ。
寄付金を年間1000億円ももらえる学校は当然すべてにおいて豪華で、学食では朝からコックが一人ひとりの希望に沿ってオムレツを焼いてくれるらしい。でっかりプールも二つあって、全米でも有数の図書館を所有していたり、とにかくいたれりつくせりな感じ。
これで感じたのは、まさに米国の格差社会を象徴しているなー、ということ。要するに富が集まるところには最良の教育とか設備が集中し、そこでさらに所謂「エリート」が再生産される、というサイクルが段々と発展しながら回転しているのだろう。ちなみにその学校の授業料を払える家庭は、つい十数年前は全米の20%以上いたのに今ではたったの6%に過ぎないとのこと。
もちろん寄付金が豊かではない生徒への補助金に使われる、という事もたしかだろうが、それほどのエリート校に奨学金で入るというのは、中途半端な優秀さでは無理だろうから、やはりハードルが高いのは間違いなさそうな気がする。それにすごい貧しい家庭からそんな学校に言ったら話とかあわなくて大変そうだなあ。。
こういうの見ていると日本の格差社会とはレベルが違うなあ、と思っちゃいますね。まあ日本の場合富の集積もたいしたことが無く、そのため「寄付が奨学金に使われる」というセーフティーネットも発達しようも無いわけですが。。。
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怒りのFlightキャンセル

2008-01-26 17:19:42 | Weblog
今回の出張はミネソタからSan Franciscoに移動し、そこを拠点に車で移動しまくった。全部で1000kmくらいは走ったと思う。運転全然好きじゃないので別に楽しくも何ともないけど、さすがに麻痺してきますね。
米国の道路は、日本に比べると運転しやすいと思う。少なくともどんな田舎に行っても道にちゃんと名前がついているしねえ。

今日は本来NYCに戻る日。西海岸からの帰り便は僕は通常夜行便を利用する。三時間の時差があるため、例えば11時にでるとフライトは五時間強なので大体朝7時くらいにつく。疲れるけど時間を無駄にしないですむともいえる。まあ平日帰りでやると死にますが。
今日もいつもどおり自動チェックインカウンターに並んでチェックインしようとすると、なぜか11:30AMと出てきた。しまった、Travel Agentが間違えたか、と思ったらなんと夜行便がキャンセルになって、自動的に翌日のフライトに振り返られたとのこと。。。
Americanの夜行便は一便しかないので、朝になるのはしょうがないが、11時半より前のはないか、と長い列に並び何とか朝8時の便を確保。とまっていたホテルに電話して同じレートで部屋を確保し今にいたる次第。
まあ確かにSFCは異常な大雨ではあったけどキャンセルしないでくれよ。。。。あまりに頭にきたので日本から出張に来ていて明日帰国する会社の先輩に電話をかけBarで飲んできたところです。
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極寒!!ミネソタ

2008-01-24 12:13:27 | Weblog
今週は一週間出張。昨日サンフランシスコにやってきたが、その前の二日間はミネソタにいた。ミネソタは異常に寒い!華氏0度前後、という事は摂氏-15度とか20度とか。。このくらいの寒さは大学時代に旭川にスキーにいったとき以来ですな。
ミネアポリスはその冬の寒さのせいだろう、ショッピングモールがやたらと発達しており、全米一の規模を誇るその名も「Mall Of America」というモールがある。もうちょっと名前をひねったらどうかとも思うがとりあえずはでかい。モールの中にジェットコースターがあるのが売りらしい。
ただ中に入っている店は全然たいしたことがなく、それこそGapとかアバクロとかStarbucksとか特に工夫のない店ばかりだ。しかも同じブランドがモール内に2店舗あったりして、「意味ないのになあ」という感じ。。。
とにかくサンフランシスコの方が冬も比較的暖かくて全然いいですね。これからカニくいに行きます。
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やはり日本人一般的には数字に強いのか?

2008-01-20 15:10:28 | Weblog
今所属している法人は、日本の本社の完全な子会社とは言え、やはり予算だの決算だのは独立してやっているわけです。
そして今はちょうど今年の見込みとか来年の予算を立てている時期。うちの米国人の上司が今週必死こいてやっていました。
まあ自分はこちらに来て半年しか経っていないこともあり、あまりその作業には加わらなかったのですが、時々話をしたり、エクセル作業をHelpしたりするたびに、彼らの作業が余りに非効率的でしかも遅いことにちょっと驚いてしまった。
正直僕は一時期管理部門にいたことがあるとは言え、そんなに数字に強いほうではない。というか完全に文系人間だ。
そんな僕でさえ「え、ちょっとそれはないんじゃないの」という話をしてたりする。驚愕したのはちょっと呼ばれて「9ヶ月間の実績を元に1年分の実績を暫定的に出す場合、9ヵ月の実績(A)にAx0.25足すの、それともAx0.3333....足すの、どっちが正しいっけ」と言われた時。うーん、その質問はいくらなんでもナシでは、とおどろいた。
よく小学校とか中学校で米国の学校に来た人が算数とか数学の教育レベルが低くて驚いたという話を聞くが、やはり一般的には日本人の数学力は高いのでしょうか。

でも金融だか経済学の世界とかで、トップを走っているのは未だに欧米だろうし、そういう意味ではトップとボトムの差が激しいのでしょうか?
まあ日本も数字に強い、といわれながらも最近の学力国際比較ではどんどん下位に後退しているし、インドみたいに二桁掛け算の暗算を教えるわけでもないしなあ。。今後そういう「優位性」も失われていくのかもしれません。。

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髪が薄くなるという恐怖

2008-01-14 13:56:26 | Weblog
最近ふと気になってまじまじと見つめてみると、確かにそんな気がする。そういえば二年位前にも何となく髪が昔より柔らかくなったなあ、と思ったこともあった。そう、額の左右の生え際付近の髪にになにやら不穏な空気を感じているわけです。特に明確な比較対象があるわけではないのですが、どう考えても髪があったような気がする場所に髪が生えていない気が。。。
まだ完全には断定はできない、いや、したくないが生え際の後退が知らないうちに進行してきたのだろうか?
妻に「薄くなった気がするんだけど」と相談すると、「なったっていいじゃない。何、今更モテたいの?」と非常に軽い対応をされた。
いや、どうせ年中坊主みたいな髪型なので、薄くなったってどうってことないや、と思ってましたが、現実的になってくると正直結構気になりますな。何らかの対策をとるべきか。。。
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あけまして

2008-01-05 23:08:25 | Weblog
怒涛の日本滞在が終了し、年末にNYCに戻ってきた。ついたのは31日の昼間だったが、疲れと時差でそのまま眠り込んでしまい、気がついたらもう9時頃、結局どこにも出かけずTVでカウントダウンを見て終了してしまった。。。TVに映っているTimes Squareのあまりの人出にちょっとしり込みした、というのもありますが。

毎年年始は気持ちを新たに、「今年はこうしよう、ああしよう」といった自省と目標設定をする気分になるのですが、なぜか今年はそういう感じがしませんね。それは新年というのが大した節目ではないという米国の雰囲気からか、あまりにばたばたしていてそれどころではなかったからか、はたまた単に年齢的にそういう殊勝な気持ちをもてないほど退化してきているからか、その辺は自分でも整理できていません。特に会社の方針転換が無ければ3年以上はこちらにいるので、だらだらと流されること無く、何か形を残していくよう自分を奮い立たせていくことにしよう。
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