日差しも暖かさを感じるくらいの比較的よく晴れた日、ちょっと散歩に出掛けてみた。
いつもの「ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5」を持って。
冬の独特の射すようなきつい日差し、激しいコントラストがあり、決して撮影向きの状況ではないが、それはそれとして、雰囲気が掴めたら良しとしよう。
薬師堂の前にはかなり大きな銀杏の木がある。樹齢100年位はありそうな雰囲気だが、これが盛大に葉を落としている。境内はこの落葉ですっかり埋まっていた。カサカサと落ち葉を踏んで歩くと、いかにも秋だなぁと思う。
木々が葉を落とし、いかにも冬らしいモノーラルで静寂に包まれた空気があった。
さすがに紅葉の時期は既に過ぎ去ったようで、見る影もない。
遊歩道には落ち葉が降り積もり、晩秋であることを教えてくれる。花の少ない季節だが、山側には僅かにカンツバキ(寒椿)が咲き、一抹の寂しさを癒してくれる。
木漏れ日の中、小ぶりで決して豪華とは言えないが、爽やかに凛と咲く寒椿も悪くない。マクロですが、背景のタマボケも悪くない。花びらのしっとり感が良く撮れている。2月中頃の春の訪れまでこのまま次々と咲き続けてくれる貴重な八重の花である。
12月になって我が家の庭のサザンカ(山茶花)も咲き出した。結構艶やかである。同じツバキ科ツバキ属だが寒椿より花柄(花弁)が大きく、ひときわ目立つ。
この時期だからせっかく花が咲いても肝心の虫が居ない。山茶花や寒椿の受粉は一体どうやって行うのだろうか。ちょっと気になる。
そうこうしている内に早十二月、今年も残りわずかとなりました。
今年は「ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus」が随分活躍してくれましたが、来年はどんな年に成るのやら。そろそろ新しいOld Lensが登場するような気もしておりますが。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens ZUIKO Auto-Macro 50mmF3.5/Olympus
Mount Adapter OM-NEX Pro Adapter/K&F Concept
Filter φ49mm MC Protector NEO(B)/Kenko
Hood 無し