公園は谷間の様な所にあり、日差しが早く陰る。そうすると急に温度が下がって来るような気がする。冷えた空気にサーッと取り囲まれるような気分だ。深閑とした林の中は何の音もしない。
落ち葉をカサカサと踏みながら、いつもの散歩道を歩いていく。
先日仕入れたφ46mmのHood/Walz SをAuto YASHINON 5cm/F2に付けてみたが、今回はハレーションを気にする程のことは無かった。Hoodはかなり古いモノだが小型でスマート、フィルター枠φ46mm系の細身のレンズには実によく似合う。この辺もついつい拘ってしまうのがレンズ沼というヤツで、一度嵌るとなかなか抜け出せない。
レンズのFilter径は凡そ46mm、49mm、52mm、55mmといった具合に3mm Stepで造られており、例えば49mmのHoodはStep up Ringで46mmにも使えそうだが、そこはどうしても専用のものに拘ってしまう。しかもバランスの取れた「カッコいい」ものでなければならない。例えハレ切り効果が今一つだったとしても、である。いささか矛盾するようでもあるが、私の場合はどちらかというと「恰好」が優先する。純正品であるかどうかは全く拘らない。似合わないHoodは付けたくないのである。
まだ三時になってないのだけれど、日差しが欲しい残念な一枚。
公園の東屋近く、真っ赤な紅葉が鮮やかだった。同じ紅葉でも種類が違うのか、葉が既に無くなっているものもあれば、こんな風に真っ赤になっているものもある。12月だというのに、温暖化が影響しているのだろうか。見慣れた公園ではあるが、毎回どこか違う風景がある。そんな中で絶景、Best Shotを撮ることが出来ればLuckyだ。(なかなか撮れたものではないが)
使っているのは標準レンズ(50mm~58mm)ばかりだが、少し引いて撮りたい時がある。考えて見ると標準レンズは結構画角が狭い。しかし、広角側に寄ると歪率が大きくなり、これまた気になるのだが、40mm位までならどうだろう。なんてことを考えながらFinderを覗いて見る。
やがてすべてが「茶色」の世界になり、弱い日差しが林の中をキラキラとさざめく季節になる。木々の間からこぼれる日差しがやけに眩しいのだけれど、暖かさは感じない。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Auto YASHINON 5cmF2/YASHICA
Mount Adapter M42/MEX(Ping押しFlange無し)/FOTGA
Filter φ46 MC Protector NEO/Kenko
Hood φ46mm S/Walz
2021/12/01、自前で完全復活した「C.C Auto Petri 55mmF1.8(White)」を持ち出して、調子を見て見る。昨日夜半の嵐(雨、風、雷)が、そんなことは無かったかのように晴れた。もう紅葉の見頃は過ぎ去ったと思うが、その後はどんな風景があるのか気になって出掛けてみた。いつもの撮影Pointは見る影も無かったが、思わぬところに紅葉が残っていた。残照に輝く最後の紅葉も悪くない。
いつも見ている水車小屋ではあるが、紅葉を添えればそれなりの風情がる。
陽の当らない場所ではあるが、冷えた空気感が伝わって来るだろうか。何とも柔らかく暖かい色合い。もっと赤黒くなるかと思っていたが、以外に明るい。
同じく薬医門。その佇まいに合わせたような紅葉の色合い、何とも言いようのない配色だ。建築物はそれなりに時間の経過を写し出している。
画面いっぱいに流れるような紅葉の波。
ほとんどF2.8を使用した。Petriのレンズはカリカリにならず、暖かくて優しい描写が持ち味らしい。紙で言うと和紙のような風合い、これを「ねむい」などと言ってはいけない。
Petri「C.C Auto Petri 55mmF1.8(White)」、いい味じゃないですか。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens C.C Auto Petri 55mmF1.8(White)/Petri
Mount Adapter Petri--NEX/自作
Filter L40Cφ55/KENKO
Hood φ55mm(F1.4用)/Minolta