Exercises 8
1. 日本語に合うように( )内の語句を並べかえなさい.
1) 大統領は来年タイを訪れる予定である.
(to, next year, visit, the President, is, Thailand).
2) だれひとりとして警察の許可なくしてこの建物を出てはいけません.
(is, one, leave, to, no, this building) without the permission of the police.
3) 真夜中には物音ひとつ聞こえなかった.
(heard, was, a sound, be, to, not) in the middle of the night.
4) 彼女は生涯結婚することはなかった.
(was, to, married, get, never, she) in her entire life.
5) あの大学に入るつもりなら,もっと懸命に勉強しなさい.
(enter, if, to, that, are, you, university), you must study harder.
2. 次の各文を日本語に直しなさい.
1) The summit conference is to be held in Paris next month.
2) You are to wash your hands before meals.
3) That kind of bird is to be found only in South America.
4) He was never to see his family again.
5) If we are to reach there before six, we have to hurry.
3. 車両追跡システム
The vehicle tracking system allows people to communicate with their vehicles easily. Most people say the system gives them peace of mind because they do not have to worry about whether their property is safe or not. The system is constantly sending them information that they know is to be trusted.
文章12 科学とは何か? 名古屋大学
科学というと、物理や化学、工学などの、いわゆる理科系の学問というイメージがあるが、実際は非常に複雑な概念であり、簡単にそのイメージや意味を決めることはできない。学問分野での科学には基礎科学と応用科学という大まかな分類がある。基礎科学はさらに、【自然科学】、【人文科学】、【社会科学】という三つのカテゴリーに分類することが可能だ。こうした分類は例えば、理科系、文科系という分類にも対応しており、異なった多くの知識を体系的に学ぶためには便利だといえる。一方、複数の基礎科学を応用したものが応用科学である。例えば、医学は生物学を、薬学は化学を応用する形で発展してきた。また、工学は物理学や化学、数学などを、農・林・水産・畜産学は生物学、化学、地学、経済学などを基礎としている。応用科学は基礎科学に支えられている研究成果や理論を実用可能な技術や知識とすることを目的としている。
さらに近年では基礎科学と応用科学を問わず、それぞれの学問分野を横断的に組み入れる諸科学の総合も進められている。総合的な科学としては、例えば、環境学や情報学、社会福祉学などが挙げられる。これは、学問分野の細分化による他の分野との連携不足に原因がある一方で、複雑化する現代社会に従来の技術や知識だけで対応し切れなくなったためともいえ、今後もこうした科学の総合化は進むと考えられる。様々な科学が学問として自立するためには、大学などの、研究を専門的に行うことができる場が必要であった。日本では西欧の実用的な知識や技術を導入するための機関として大学が設置されたということもあり、科学の発達には教育機関が主導的な役割を担っていた。しかし、教育機関の関与は知識や技術がある特定の人々に管理されていることを意味してもおり、こうして【科学の制度化】が進められていくことになるのである。