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金沢大学

2018-07-30 | ブログ

 金沢大学は来春実施する2019年度の学士課程入試から、紙による願書出願を廃止し、インターネットによる出願の受け付けを始める。一般、推薦、AO、帰国子女などすべての入試が対象。出願を効率化することで、受験生の利便性向上を図るという。

 金沢大によると、ネット出願は願書の取り寄せや手書きでの記入が不要で、出願登録は24時間可能となる。選択科目などの入力漏れもシステムでチェックされ、スマートフォンやタブレット端末での出願も可能。入学検定料の支払いは銀行振り込みだけだったが、クレジットカード、コンビニ、銀行ATMなどから選択できるようになる。問い合わせは同大Webサイト入試情報ページ(https://www.kanazawa-u.ac.jp/education/admission)、同大学生部入学試験係(076・264・5169、5177~5179)。

 


東大・数学

2018-07-16 | ブログ

 数学は,自然科学の基底的一分野として,人間文化の様々な領域で活用される学問であり,科学技術の発展に貢献するだけでなく,社会事象を客観的に表現し予測するための手段ともなっています。そのため,東京大学の学部前期課程(1,2年生)では,理科各類の全学生が解析・代数を必修科目として履修し,文科各類の学生も高度な数学の授業科目を履修できるカリキュラムが用意されています。
 本学に入学しようとする皆さんは,入学前に,高等学校学習指導要領に基づく基本的な数学の知識と技法を習得しておくことはもちろんのことですが,将来,数学を十分に活用できる能力を身につけるために,次に述べるような総合的な数学力を養うための学習を心掛けてください。

1)  数学的に思考する力

 様々な問題を数学で扱うには,問題の本質を数学的な考え方で把握・整理し,それらを数学の概念を用いて定式化する力が必要となります。このような「数学的に問題を捉える能力」は,単に定理・公式について多くの知識を持っていることや,それを用いて問題を解く技法に習熟していることとは違います。そこで求められている力は,目の前の問題から見かけ上の枝葉を取り払って数理としての本質を抽出する力,すなわち数学的な読解力です。本学の入学試験においては,高等学校学習指導要領の範囲を超えた数学の知識や技術が要求されることはありません。そのような知識・技術よりも,「数学的に考える」ことに重点が置かれています。


2) 数学的に表現する力

  数学的に問題を解くことは,単に数式を用い,計算をして解答にたどり着くことではありません。どのような考え方に沿って問題を解決したかを,数学的に正しい表現を用いて論理的に説明することです。入学試験においても,自分の考えた道筋を他者が明確に理解できるように「数学的に表現する力」が重要視されます。普段の学習では,解答を導くだけでなく,解答に至る道筋を論理的かつ簡潔に表現する訓練を十分に積んでください。


3)  総合的な数学力

 数学を用いて様々な課題を解決するためには,数学を「言葉」や「道具」として自在に活用できる能力が要求されますが,同時に,幅広い分野の知識・技術を統合して「総合的に問題を捉える力」が不可欠です。入学試験では,数学的な思考力・表現力・総合力がバランスよく身についているかどうかを判断します。

 


名古屋大学の出願は、紙からネットへ

2018-07-15 | ブログ

 名古屋大は10日、2019年に実施する来年度一般入試などから、インターネットによる出願を導入し、紙での出願受け付けを廃止すると発表した。ただ、センター試験を課さない文学部の推薦入試など一部の試験は従来通り、紙での受け付けのみとする。

 ネット出願の導入は受験生の利便性向上を目的に全国の大学で広がっており、名大は「情報漏えいといった安全面の課題もかなり解消されており、決断した」と説明した。

 また、これまで情報開示請求があった場合に明らかにしていた試験問題の解答について、来年度入試からネットなどで3月末頃に公表する方針も表明。ただ、「問題によっては出題意図しか出せないものもある」とした。大学入試を巡っては今年、大阪大などで重大な出題ミスが判明したのを受け、文部科学省が6月、試験問題と解答は「原則公表」と通知していた。


東京大学、2020年度から始まる大学入学共通テストの英語

2018-07-15 | ブログ

 東京大学は14日、2020年度から始まる大学入学共通テストの英語で導入される民間資格・検定試験を合否判定に使うかどうかについて、白紙に戻して検討することを明らかにした。東大は今年3月に民間試験を使わない方針を示したが、4月には一転して活用すると発表していた。国立大学協会は民間試験の活用を既に決めており、東大の決定は他大学に影響を与える可能性もある。 

 東大はホームページに「入学者選抜方法検討ワーキング・グループ(WG)答申の公表について」との文章を掲載。4月に設置したWGが、民間試験について(1)成績提出を求めない(2)諸課題について文部科学省などから説明を受け、納得のいく回答が得られたら活用を検討する(3)国際指標CEFR(セファール)のA2以上(に該当する民間試験の結果)を出願資格とするが例外も認める--の3案を提示したことを受け、学内で議論するとした。


コミュニケーションを大事にした新たな指導法

2018-07-07 | ブログ

 体罰問題について、元プロ野球投手の桑田真澄さん(44)が朝日新聞の取材に応じ、「体罰は不要」と訴えた。殴られた経験を踏まえ、「子どもの自立を妨げ、成長の芽を摘みかねない」と指摘した。

 私は中学まで毎日のように練習で殴られていました。小学3年で6年のチームに入り、中学では1年でエースだったので、上級生のやっかみもあったと思います。殴られるのが嫌で仕方なかったし、グラウンドに行きたくありませんでした。今でも思い出したくない記憶です。

 早大大学院にいた2009年、論文執筆のため、プロ野球選手と東京六大学の野球部員の計約550人にアンケートをしました。

 体罰について尋ねると、「指導者から受けた」は中学で45%、高校で46%。「先輩から受けた」は中学36%、高校51%でした。「意外に少ないな」と思いました。

 ところが、アンケートでは「体罰は必要」「ときとして必要」との回答が83%にのぼりました。「あの指導のおかげで成功した」との思いからかもしれません。でも、肯定派の人に聞きたいのです。指導者や先輩の暴力で、失明したり大けがをしたりして選手生命を失うかもしれない。それでもいいのか、と。

 私は、体罰は必要ないと考えています。「絶対に仕返しをされない」という上下関係の構図で起きるのが体罰です。監督が采配ミスをして選手に殴られますか? スポーツで最も恥ずべきひきょうな行為です。殴られるのが嫌で、あるいは指導者や先輩が嫌いになり、野球を辞めた仲間を何人も見ました。スポーツ界にとって大きな損失です。

 指導者が怠けている証拠でもあります。暴力で脅して子どもを思い通りに動かそうとするのは、最も安易な方法。昔はそれが正しいと思われていました。でも、例えば、野球で三振した子を殴って叱ると、次の打席はどうすると思いますか? 何とかしてバットにボールを当てようと、スイングが縮こまります。それでは、正しい打撃を覚えられません。「タイミングが合ってないよ。どうすればいいか、次の打席まで他の選手のプレーを見て勉強してごらん」。そんなきっかけを与えてやるのが、本当の指導です。

 今はコミュニケーションを大事にした新たな指導法が研究され、多くの本で紹介もされています。子どもが10人いれば、10通りの指導法があっていい。「この子にはどういう声かけをしたら、伸びるか」。時間はかかるかもしれないけど、そう考えた教え方が技術を伸ばせるんです。

 「練習中に水を飲むとバテる」と信じられていたので、私はPL学園時代、先輩たちに隠れて便器の水を飲み、渇きをしのいだことがあります。手洗い所の蛇口は針金で縛られていましたから。でも今、適度な水分補給は常識です。スポーツ医学も、道具も、戦術も進化し、指導者だけが立ち遅れていると感じます。

 体罰を受けた子は、「何をしたら殴られないで済むだろう」という後ろ向きな思考に陥ります。それでは子どもの自立心が育たず、指示されたことしかやらない。自分でプレーの判断ができず、よい選手にはなれません。そして、日常生活でも、スポーツで養うべき判断力や精神力を生かせないでしょう。