国公立大の2次試験の前期日程が25日、始まった。全国161大学の554学部で7万9946人の募集に対し、25万8192人が志願した。志願倍率は前年と同じ3.2倍だった。国立は3.1倍、公立は4.0倍。合格発表は公立大が3月1日以降、国立大が同6日以降に行われる。
2次試験の受験生を大学入試センター試験の結果で絞り込む2段階選抜は、27大学40学部で実施され、計2745人が「門前払い」された。国立は東京大が560人で最多。
中.後期日程を含めた2次試験全体では、計164大学で募集10万1157人に対し、志願者は47万1644人。志願倍率は前年と同じ4.7倍(国立4.2倍、公立6.4倍)だった。
学部系統別の志願倍率は、人文・社会が4.9倍で唯一前年(4.6倍)より上がった。このほか、医・歯5.4倍(前年5.5倍)▽薬・看護5.5倍(同5.6倍)▽理工4.3倍(同4.4倍)▽教員養成4.0倍(同4.1倍)など。
大学別の志願倍率は、国立では旭川医科大(12.6倍)、公立は敦賀市立看護大(22.0倍)が最高だった。
東京大本郷キャンパス(東京都文京区)は午前8時に開門、受験生らが塾関係者などの激励を受けながら会場に入っていった。
東京都の公立高3年、渡辺泰平さん(18)は「今日は寒いので着込んできました。工学部に進学してエネルギー関係の勉強がしたい。いつも通りリラックスして臨むつもりです」。大分市の公立高3年、安波貴広さん(18)は「宇宙工学を勉強するため、今まで準備してきた成果を出したい」と話していた。
国公立大の2次試験が25日の前期日程を皮切りにスタートする。前期日程は161大学554学部で実施。志願者は25万8192人で、募集人員に対する倍率は3・2倍となっている。
3月12日以降に始まる後期日程は141大学452学部で実施され、志願者は18万6119人、倍率は9・7倍。一部公立大の中期日程は同8日以降に14大学14学部で実施され、志願者は2万7333人、倍率は14・0倍となっている。
国公立大全体の志願者は、昨年から2902人減の47万1644人。倍率は国立大が0・1ポイント減の4・2倍、公立大は0・1ポイント増の6・4倍だった。
早稲田大学では2017年度学部一般入試・センター利用入試(2017年4月入学者)より、出願・入学手続の方式を従来の紙媒体によるものから、インターネットを利用した方式へと変更します。本学においては、出願部分だけではなく入学手続についても本方式を導入します。入学手続については、学部・研究科・附属校・芸術学校を含む全箇所に適用します。
1.背景
本学でも帰国生入試・外国学生入試においては数年前からインターネット出願を導入していましたが、志願者数の最も多い一般入試・センター利用入試での導入には至っていませんでした。しかし、インターネットの普及を受けて、本学においても受験生の利便性を考慮し、来年2017年度入試より当該方式を導入することとしました。
2.導入によるメリット
①出願にあたり、願書の取り寄せが不要となるため、地方在住で身近に願書が販売されていない場合や、締切日間近で手元に願書がない場合でも出願が可能となります。
②インターネット上のシステムにおいて、未入力の項目チェックや整合性チェック、検定料金の自動計算が可能となるため、記入間違いが減少します。
③大規模な災害や大幅な交通遅延等が発生し、試験時間に変更が生じる場合などにおいて、メールを通じて大学からのお知らせが容易に確認できるようになります。
3.備考
インターネット環境が無い受験生には、代行入力によりサポートを行う予定ですので、本学への進学を希望する受験生が環境によって志願できないことはありません。
なお、本制度の詳細につきましては、準備が整い次第、「2017年度早稲田大学入学試験要項」ならびに本学入学センターwebサイト等でお知らせします。
早稲田大学入学センター http://www.waseda.jp/inst/admission/
文部科学省は18日、今春の国公立大2次試験の確定志願者数が昨年より2902人減の47万1644人だったと発表した。募集人員に対する倍率は昨年と同じ4.7倍。
国立大(82大学387学部)の志願者は33万9278人で、倍率は0.1ポイント減の4.2倍。公立大(82大学176学部)は13万2366人で、0.1ポイント増の6.4倍。学部系統別では、人文・社会系が4.9倍で昨年から0.3ポイント増となった一方、理工系4.3倍、農・水産系4.5倍、医・歯系5.4倍、薬・看護系5.5倍など、理系分野はいずれも0.1ポイント減少。
北海道 | 国語 社会 数学 理科 英語 | ||||
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私立大学は入試シーズンに入っている。慶應大学では2月10日の薬学部を皮切りに2月29日まで、早稲田大学は2月12日の文化構想学部から2月22日まで一般入試が行われる。
慶應大学が2月3日に公表している2016年度慶應義塾大学一般入学試験の入学志願者数状況・倍率によると、全学部合計募集人員3,758人に対し受付累計数は44,797人で11.92倍。2015年度は全学部合計募集人員3,848人に対し志願者数は43,352人で、最終受験者数は39,839人。最終倍率は10.35倍だった。
2015年度入試では、2014年度入試に続き理工学部の受験者数がもっとも多く、8,850人。最終合格者は2,400人で、倍率は3.69倍だった。経済学部A方式は募集定員480人に対し4,406人が受験。最終合格者は982人で、実質倍率は4.49倍だった。2015年度一般入学試験の入試結果は慶應義塾大学Webサイト「入試結果・統計」で2015年6月1日に掲載されている。
早稲田大学も2月5日に2016年度一般入試、センター入試の出願状況や倍率の確定版を掲載している。学部合計募集人数5,580人に対し2016年度最終志願者数は108,039人と19.36倍。志願者数がもっとも多かったのは、商学部で募集人数535人に対し15,769人が志願。倍率は29.47倍。
2015年度入試では、もっとも倍率が高かったのは教育学部一般入試教育学科教育学専攻の生涯教育学専修で8.5倍。商学部はセンター、一般入試のいずれも7.5倍以上と高倍率。教育学部は、学部計700人に対し13,392人が受験し、実質倍率は5.5倍だった。
なお、2月13日と14日は慶應義塾大学、早稲田大学とも入試を控えている学部・学科があるが、週末は急速な低気圧の発達により、雨を伴う嵐になると予想されている。受験生は交通機関の乱れに注意したい。
今春の入学者から導入し、京都大で初となる「特色入試」の合格発表が10日、多くの学部であり、59人が合格した。志願者は287人。医学部医学科は先月13日に発表があり1人(志願者5人)が合格した。2年生の「飛び級」合格者はいなかった。法学部のみ3月に発表する。
高校での課外活動などを幅広く評価するのが狙いで、受験生は入学後の目標などをアピールする「学びの設計書」などを提出。その上で学部ごとに論文試験や面接をした。
4時間の数学問題を課した理学部には5人(志願者59人)が合格。志願者のいない工学部地球工学科と工業化学科、志願者2人の薬学部薬科学科は合格者がいなかった。
農学部食料・環境経済学科に合格した大阪桐蔭高3年の日高慧さん(18)は「部活やボランティア活動も含めて評価されたことがうれしい」と笑顔を見せた。
主要104大学の志願者数は前年度と比べて4%増加し、慶應義塾で3%、東京理科で1%、早稲田で4%増加した。昨年志願者数日本一だった近畿大学も4%増加した。
今回公表された志願状況は、主要私立大(おもに例年志願者数1万人超の大学と各地区拠点大学)のうち志願者数が判明した104大学を集計したもの。2016年度の主要104大学の志願者数は220万2,254人で、前年度と比べ4%増加した。
主要104大学の志願状況を学部系統別に見ると、前年度と比べて、心理で16%、看護で11%、法で10%増加した。一方、薬で6%、理・生命科学で4%、農・獣医で3%減少した。
大学別に見ると、青山学院で1%、慶應義塾で3%、中央で8%、東京理科で1%、法政で8%、明治で1%、早稲田で4%増加した。一方、上智で13%、立教で9%減少した。
東京大学は2月10日、平成28年度推薦入試合格者発表を行った。募集人員100人程度に対し、出願者数が173人、第1次選考合格者数が149人、合格者数が77人であった。合格者の受験番号がWebサイトに掲載されている。
東京大学は、同大の教育研究環境を積極的に最大限活用して、自ら主体的に学び、各分野で創造的役割を果たす人間へと成長していこうとする意志を持った学生を積極的に受け入れようと、今回初めて推薦入試を実施。平成27年11月2日~6日に出願受付、12月1日に第1次選考の結果発表、12月19日と20日に面接等、1月16日と17日に大学入試センター試験を実施した。
学部別合格者数は、法学部14人(募集人員10人程度)、経済学部4人(同10人程度)、文学部3人(同10人程度)、教育学部4人(同5人程度)、教養学部2人(同5人程度)、工学部24人(同30人程度)、理学部11人(同10人程度)、農学部9人(同10人程度)、薬学部3人(同5人程度)、医学部医学科2人(同3人程度)、医学部健康総合科学科1人(同2人程度)。科類別合格者数は、文科一類15人、文科二類4人、文科三類8人、理科一類32人、理科二類16人、理科三類2人となっている。
合格者の受験番号は、2月10日より2月17日まで東京大学のWebサイトに掲載されている。
東京大学と京都大学は2月10日、平成28年度一般入試の第1段階選抜の合格者を発表した。東京大学の文科一類、文科二類、理科二類では、第1段階選抜は行われなかった。東大、京大ともホームページで合格者受験番号のほか、各科類の最高点、最低点、平均点を公表している。
東京大学では、志願者が各科類の予定倍率に達した場合、大学入試センター試験の成績により第1段階選抜(いわゆる足切り)を行い、その合格者に対して第2次学力試験を行う。2月9日に確定した2次試験出願状況によると、各科類の志願倍率は、文科一類3.01倍(第1段階選抜倍率約3.0倍)、文科二類2.97倍(同約3.0倍)、文科三類3.52倍(同約3.0倍)、理科一類2.66倍(約2.5倍)、理科二類3.53倍(同約3.5倍)、理科三類5.63倍(同約4.0倍)。
平成28年度は、文科一類、文科二類、理科二類で第1段階選抜(足切り)は行われず、文科一類1,202人、文科二類1,048人、理科二類1,875人が合格。そのほか第1段階選抜を行った各科類の合格者数は、文科三類1,412人、理科一類2,772人、理科三類389人となっている。なお、大学入試センター試験(900点満点)における第1段階選抜合格者の最低点は、文科三類718点、理科一類728点、理科三類694点であった。
前期日程試験第1段階選抜の合格者受験番号については、2月16日正午ごろまで東京大学ホームページに掲載される。第1段階選抜の合格者には、「東京大学第2次学力試験受験票(前期日程)」「受験者心得(前期日程)」などが別途郵送される。なお、電話などによる合否の問い合わせには、一切応じないという。東京大学の前期日程第2次学力試験は2月25日と26日に実施、合格発表は3月10日に行われる。
京都大学も同様に、2月10日に平成28年度一般入試志願者数および第1段階選抜合格者数を発表した。前期日程合計募集人数2,738人に対し8,029人が志願し、倍率は2.9倍。第1段階選抜を行う学部・専攻をみると、予告倍率は約3.0~5.0倍だった。
なお、理学部は、大学入試センター試験の5教科7科目の得点(英語は250点満点を200点満点に換算)が900点満点中630点以上の者を第1段階選抜合格者とし、同様に医学部医学科は900点満点中630点以上の者のうちから募集人員の約3倍までの者を第1段階選抜合格者とした。
第1段階選抜の結果、総合人間学部には404人、文学部には614人、教育学部には183名、法学部には821人、経済学部には610人、理学部には832人、医学部には605人、薬学部には218人、工学部には2,731人、農学部には867人が合格し、合計7,885人が第1段階選抜を通過した。
京都大学の平成28年度一般入試前期日程は今後、2月25日と26日に試験を実施し、3月9日に合格発表を行う。医学部医学科のみ、2月27日に面接を行う。
◆平成28年度大学入試センター試験の平均点数
2016年2月4日確定時点
※( )内の数値は100点満点に換算したもの
国語:129.39(64.69)
地理歴史
世界史A:42.07
世界史B:67.25
日本史A:40.18
日本史B:65.55
地理A:52.14
地理B:60.10
公民
現代社会:54.53
倫理:51.84
政治・経済:59.97
倫理、政治・経済:60.50
数学
数学(1)
数学I:36.48
数学I・数学A:55.27
数学(2)
数学II:27.76
数学II・数学B:47.92
簿記・会計:57.71
情報関係基礎:56.21
工業数理基礎:54.25
理科
理科(1)
物理基礎:34.37(68.47)
化学基礎:26.77(53.54)
生物基礎:27.58(55.16)
地学基礎:33.90(67.80)
理科(2)
物理:61.70
化学:54.48
生物:63.62
地学:38.64
外国語
筆記
英語:112.43(56.21)
ドイツ語:130.92(65.46)
フランス語:151.04(75.52)
中国語:158.02(79.01)
韓国語:128.05(64.02)
リスニング
英語:30.81(61.62)
文部科学省は2月3日、平成28(2016)年度国公立大学入学者選抜の志願状況について、第2次試験出願期間最終日である2月3日15時時点の志願状況を発表した。願書受付期間は2月3日まで。2月3日15時時点の国公立大前期の志願倍率は3.1倍、後期は9.3倍。
2月3日15時現在の志願状況を見ると、国立大・前期は募集人員64,889人に対し、志願者数が192,582人で志願倍率3.0倍。国立大・後期は募集人員15,556人に対し、志願者数が136,926人で8.8倍。公立大・前期は募集人員15,057人に対し、志願者数が56,980人で志願倍率3.8倍。公立大・後期は募集人員3,697人に対し、志願者数が42,805人で11.6倍。国公立大の全日程合計は、募集人員101,157人に対し、志願者数は455,766人で志願倍率は4.5倍となっている。なお、国際教養大学(AIU)および新潟県立大学は独自日程による試験実施のため、合計数に含めない。
学部系統別で見ると、志願者数がもっとも多い学部系統(その他を除く)は「理工」で、国公立大計35,655人の募集人員に対し志願者数148,443人で倍率4.2倍。倍率が高い学部系統は、「薬・ 看護」5.4倍、「医・歯」5.2倍、「その他」4.9倍となった。「人文・社会」の国公立大合計倍率は4.8倍で、「理工」を含む自然系区分の国公立大合計倍率4.4倍より0.4ポイント高い。
高倍率の学部の上位には東京芸術大学(美術学部)11.8倍、静岡大学(地域創造学環/教育プログラム)8.4倍、長崎大学(水産学部)7.2倍が並ぶ。
大学別で見ると、前期日程は北海道大3.8倍(文学部2.6倍や獣医学部4.6倍ほか)、東北大3.2倍(理学部2.4倍や医学部2.8倍ほか)、東京大3.1倍(理科三類4.0倍や文科一類3.0倍ほか)、名古屋大2.7倍(教育学部3.0倍、理学部2.4倍ほか)、京都大3.01倍(総合人間4.5倍、法学部2.7倍ほか)、大阪大3.3倍(経済学部2.9倍、薬学部3.1倍ほか)、九州大3.3倍(文学部4.0倍、芸術工学部3.6倍ほか)。
なお、国公立大の確定志願者数は、2月18日に発表される予定。前期日程試験は2月25日より、中期日程試験は3月8日より、後期日程試験は3月12日より実施される。
試験日 | 試験教科・科目 | 問題 | 解答 | ||
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1月16日(土) 第1日 |
地理歴史 | 表紙 | 世界史A | 問題を見る | 解答を見る |
世界史B | 問題を見る | 解答を見る | |||
日本史A | 問題を見る | 解答を見る | |||
日本史B | 問題を見る | 解答を見る | |||
地理A | 問題を見る | 解答を見る | |||
地理B | 問題を見る | 解答を見る | |||
公民 | 表紙 | 現代社会 | 問題を見る | 解答を見る | |
倫理 | 問題を見る | 解答を見る | |||
政治・経済 | 問題を見る | 解答を見る | |||
倫理,政治・経済 | 問題を見る | 解答を見る | |||
国語 | 表紙 | 国語 | 問題を見る | 解答を見る | |
外国語 | 表紙 | 英語(筆記) | 問題を見る | 解答を見る | |
表紙 | 英語(リスニング) | 問題を見る | 解答を見る | ||
音声を再生する 音量調整用音声 |
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スクリプト | |||||
表紙(別冊) | ドイツ語 | 問題を見る | 解答を見る | ||
フランス語 | 問題を見る | 解答を見る | |||
中国語 | 問題を見る | 解答を見る | |||
韓国語 | 問題を見る | 解答を見る | |||
1月17日(日) 第2日 |
理科(1) | 表紙 | 物理基礎 | 問題を見る | 解答を見る |
化学基礎 | 問題を見る | 解答を見る | |||
生物基礎 | 問題を見る | 解答を見る | |||
地学基礎 | 問題を見る | 解答を見る | |||
数学(1) | 表紙 | 数学Ⅰ | 問題を見る | 解答を見る | |
数学Ⅰ・数学A | 問題を見る | 解答を見る | |||
数学(2) | 表紙 | 数学Ⅱ | 問題を見る | 解答を見る | |
数学Ⅱ・数学B | 問題を見る | 解答を見る | |||
表紙(別冊) | 簿記・会計 | 問題を見る | 解答を見る | ||
情報関係基礎 | 問題を見る | 解答を見る | |||
工業数理基礎 | 問題を見る | 解答を見る | |||
理科(2) | 表紙 | 物理 | 問題を見る | 解答を見る | |
化学 | 問題を見る | 解答を見る | |||
生物 | 問題を見る | 解答を見る | |||
地学 | 問題を見る | 解答を見る |