花菖蒲

日常やら何やらかんやら気儘に綴ります。気儘に。

親子

2019-06-19 17:45:00 | 日記
この所、毎日の様にLINEをやり取りしていた姐さんからのやり取りが週1度くらいに留まっていた。
本人すら、やつがれに何を何処まで仔細に自分の事情を語ったかを失念する程に目紛しい日々を過ごして居たらしい。
やれやれ、相変わらず姐さんも落ち着く日が無い人よな。
と、感じつつLINEをやり取りした。
「息子が新築で家を買う事になってさ。もう、ママとバダバタしてさ。。。」
文書から姐さんの疲労の色は見て取れた。
IT関係の仕事をしてる息子さんの代わりに様々な事を調べて居るのだろう。
やつがれは家を建てた事など当然乍ら無いし、建築関係には興味が無い為、あまり詳しい知識は無い。
しかし、姐さんの事に関しては色々、識ってる部分がある。
姐さんが守る為に日々、ダブルワークをして奮闘してるのに守られてる存在はその自覚があるかは定かでは無いが、事情を知らない訳では決して無いにも関わらず、新築で家を建てる。
と、云う発想と云うか理想を叶えようとする所は些か身体に鞭を打って奮闘する母に対して如何なる行動かと思う部分もある。
しかし、新築で家を建てると云う事は彼の人生設計は既に完成されて居るのだろう。
愚痴を言ってるが、それでも姐さんは何処か嬉しそうなものを感じ取らせるものもあった。
つまり疲れ過ぎて自分に余裕が無いから、愚痴が出るのだろう。
やつがれの親子関係はとうの昔に破綻して居る。
互いが互いを受け容れる事も相容る日も来ない。
妥協点も無いし、この親子の様に確かな絆みたいなものも無い。
親は子の為なら面倒事も多少、無理をしても負いたくなるんだろうな。
その感覚もそんなものに直に接した覚えも無いから、やつがれには本気で縁遠なものだけれど。
そんな縁遠なものを姐さんはいつも見せてくれる。
或いは教えてくれる。
そのうち愚痴を交えて詳細を語ってくるだろう。
その日を楽しみにしつつ、やつがれは姐さんからLINEが来るのを待つとしよう。


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