翁の“ガハハ”な山家暮らし

山家に放念で暮らす翁。田舎暮らしの“ガハハ”なエピソードとその珍問答、ニンマリしていただけたら嬉しいわ。(放念の翁)

★旨く食べる口伝 @982

2010-01-30 05:57:07 | ブログ

『干し芋が美味しそうに仕上がったね』、先日、茹でて切り干しにしたサツマイモ、玄関先で藁を敷いた箱に詰め替えをしていたら、隣のおばちゃんが回覧板を届けに、『あとで干し柿を持ってくるから、少し干し芋を頂戴をするかな』、『農産物販売所に出品して、小遣いを稼ごうと思ったんだが、干し柿も食いたいから少しあConv0001げるよ』、ガハハハハ

切り干し大根や芋茎、干し柿などもこの時期の風物詩、お天気続きで空気も乾燥、いい按配に仕上がって、こうして物々交換、『おばちゃんは、化粧はしなくても若々しいな』、『わしかね、もう水気はなくなり、肌も皺だらけ、体も干し柿みたいだよ』、ガハハハハ

『さつま芋は焼き芋が一番美味しいよね。昔は炉端の灰にくべて、ゆっくり時間をかけて焼くと甘味が出てね』、『そう言えば、さつま芋は煮たり蒸したり高Conv0002い温度で料理をすると、甘味が逃げるから、ゆっくり熱を加えると、甘くなる話しをよねさんがしていたことがあったな』、『よねさんは、よく知っているよ。椎茸も生よりも干したものが栄養価が高いとかで、それも晩冬に収穫するどんこ(冬茹)は肉厚で旨いと、縁先に笊で自然乾燥しているよ』、ガハハハハ

『俺も一昨年、ほだ木5本に駒を打ったが、昨年末に15個ほど採れてな、生で味噌汁や鍋物に入れたが旨かったな』,『どんこの生はもう無いだろう?』、『ああ、無いな。よねさんの家にはあるかもな』、『聞いてみるかな?。じゃ干し芋を頂戴すConv0105るよ。あとで干し柿を届けるからね』、美味しい物を美味しく食べる口伝、いつまで残されるか、立ち話で何かと勉強もさせられすわ。ガハハハハ  =放念の翁=