◆損する訳がないよ◆ ?１０４３

《激安》スーパーストアのタイム・サービスの安売り合戦に客が群がる＝《無駄買い・衝動買い》、買う予定が無い物まで買い込む＝《賢い消費者》と言えるのか、あまり理解が出来ないのだが、「３９８円の品、３個で千円」なんて食品も少なくないね。ガハハハハ

『さあどうだ、これで千円、千円、えい面倒だ、あと二つ、これでどうだ』、アメ横商店街のダミ声があちこちから聞こえるが、大量仕入れ、まとめ売り、その値段で売れる仕入れの内幕がある、常識的な原価が分からないが、安値感、セールスのスキル、話術が上手だよ。ガハハハハ

「今だけお買い得２コパック」、生活雑貨類、こうしてまとめ売り商品が多くなり、必要なものであれば買い置きも出来るが、使ってはみたがで、無駄になる場合もあって、結果としてお買い得ではなかったという経験をされた方も少なくないのだろうと思うのだがね。ガハハハハ

出版物のシリーズ物、この頃は数多く出ているが、創刊特別価格５９０円、第２号以降は１２００円，全３０号を買うと３５３９０円、決して安い買い物ではないのだが、それだけ売れるということ、でもね、全巻を通読したりＤＶＤなどを見る人がどれだけいるか、若い頃に日本文学全集全８０数巻を買ったが、読んだのは半分ほど、置き場もなくて困ったわ。ガハハハハ

最近は安さだけでは売れない。「サンマ詰め放題１００円」などで客の射幸心？を煽る、チラシを見て反応、そのためにわざわざ店に足を運ぶ主婦も少なくないとか。店に来れば別な品も買う、店側も損をするわけがなく、儲けを出す価格の商品を買わされて、年間を通じては決して得はしていない。激安商品に足を運ぶのもお疲れさんのようなのだがね。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆四季は何処へやら◆ ?１０４２

『翁さんの花木園、お庭代わりに散歩をさせていただいていますよ。都会では見られないお花が沢山咲いていて楽しいですよ』、数ヶ月前、都内に住む６０歳代のご夫婦とその家族、近くに小さなセカンドハウスを建てて、土曜、日曜には訪れ、あちこちを散策しながら過ごしている、『環境が閑静だからこそ、のんびりと過ごすことができますね』、でも“住めば都”とも言えないのだがね。ガハハハハ

『前に見える山林も殆どが翁さんの山なんですね。財産を沢山お持ちでいいですね』、“財産” ３０数年来、木材は殆どが輸入材、建具の里と標榜しながら地場材を使う建具職人はいない、山林の価値はゼロ、いや間伐や下刈りなど管理に金をかけるとマイナス、有り難くない減価資産の相続なのだがね。ガハハハハ

『環境に慣れてきましたので、農作物を作ろうと思うのですが、畑を貸してくれるお宅はないでしょうか？』、『５，６０坪なら幾らでもありますよ。話しをして上げますよ』、高齢化であちこちの農地は耕作放棄地、夏になると雑草が伸び放題、野菜も作るより買った方が安い、殆どが健康と趣味で少しばかりの野菜作りを、政府が打ち出した「食料自給率を４１％から５０％に引き上げる」まあ、空念仏だよ。ガハハハハ

『これからはヤマザクラが咲き山々が新緑に、蝉の鳴き声やホタル、秋の紅葉が楽しみ、ロマンを感じるでしょうね。休みに出かけて来るたびに四季の変化も楽しみですよ』、いつまでもそうあって欲しいのだが、蝉やトンボも殆ど見られなくなり、今年の春はまだメジロやウグイスの声も聞かれない。目に見えないところで自然が病み、息遣いも苦しそう、安らぎの空間も急速に失われてきているのだがね。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆言葉であしらわれ◆ ?１０４１

「お早うございます。いらっしゃいませ」、デパートなどの開店時間、玄関の両側に店員が並んで最敬礼、背中がむずむずしてしまうが、過剰の演出は客側にしてみると何となく親近感が湧かず、見え透いた壁があるように思えてしまい、翁はあまり歓迎をしないよ。ガハハハハ

サービス業の接客、「いらっしゃいませ」は不適切、お客の心に響く言葉 「ようこそお越しくださいました」 と声を掛けるのだそうで、先日テレビで、伝説のマナー講師の平林某女史が話していたが、「接遇」という考え方、あちこちの企業などに招かれてスタッフに教育をしている女史、エレガントなマナー、日本的な接遇、何か時代錯誤を感じてしまって、江戸商人や大阪両人には大いに戸惑い、売り上げが落ちてしまうだろうね。ガハハハハ

サービス業、店全体の雰囲気（インテリア）と買い物道線（歩きやすさ）、商品の選び易さ、買い易さが接遇以前の問題のように思うのだが、「何をお探しでしょうか？」と店員にまとわり着かれると、迷惑この上ない。「接遇で売り上げが伸びた」という女史、ＴＰＯで言葉を使い分ける、ならば「学校教育で正しい日本語を身につける」、乱暴な言葉が身についた若者、就職をして経験をしない接遇言葉、ストレスが溜まるように思うな。ガハハハハ

この頃は、飲料水自販機の前に立つと、器械音声で「いらっしゃいませ」、ジュースを取り出すと「ありがとうございました。お釣りをお忘れなく」、郵便局に強盗が入り現金を掴んで入り口から逃げ出したら、音声で「ありがとうございました」、盗人に鍵を預けるようなもの、これも広い意味での接遇？なのかね。ガハハハハ

「まあまあ、遠路お運びをくださいましてありがとうございます。お荷物をお預かりさせていただきます。只今お部屋にご案内申し上げますので、ロビーで暫くお休みを頂きたいと存じます」は旅館で出迎えの女将、丁寧な接遇も結構なのだが、そのサービスも料金の内、出迎えはどうでもいいから、お客にやさしい宿泊料金にして欲しいよ。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆咲けば良し雑木園◆ ?１０４０

「春爛漫の花の色　紫匂ふ雲間より」、「紅萌ゆる岡の花 」、「都ぞ弥生の雲紫に」、旧制高等学校の寮歌や逍遙の歌、季節の情景が多く詠われているが、自然は正直で、例年と変わらずに花木は花を咲かせて、賑わいを増してくる、花のある風景は心を和ませてくれるのだね。ガハハハハ

我が家の雑花園、山裾の群生地のカタクリ草、レンギョウやトサミズキ、ユキヤナギなどが一気に咲き出して、通りがかりの人が立ち止まって眺めて行くが、次々と咲く花、貰ったり買ったりして植え込み、５０種類ほどの花木、名前を聞かれても覚えていないものもあり、「来年は調べておきます」さ。ガハハハハ

祖父の代までは養蚕農家だったから、約４千平方メートルの畑は桑園、父は栗を植えて秋にはそこそこの稼ぎもあったが、栗が古木になり実も小さくなり市場価値がなくなってしまったが、そのまま放置するわけにもいかず、翁が少しずつ伐採をして花木園に衣替えを。ご近所のオアシスに、まあそれほど大袈裟でもないが、マメザクラからヤマモミジの紅葉まで四季 を楽しめるわ。ガハハハハ

屋敷沿いの道約３００メートルの両側の畑地に、ご近所の協力で３年前に花桃を植えたが、木が育ち咲き揃うにはあと４，５年ほど、孫子の代には一寸した花街道に、その頃は地域がどう変わっているか知る由もないのだが、高齢化と過疎化、人が住まなくなり野性動物の楽園に、そうならないことを願ってはいるのだがね。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆年寄りは敬遠だね◆ ?１０３９

“たいした　魂消たわ”　田圃の中に突如として大型ショッピング街が、車で２０分程、ショッピングセンターと１２０の専門店のモール、何とも広いスペース、ざっと見て回って８，４００歩、店内をタクシーで移動をするよう、不景気風吹きすさぶご時世、こんな近くにこれだけの規模の施設、ビックリ仰天だね。ガハハハハ

平日の昼頃、オープンしたばかりの物珍しさもあって、どこから集まってきたのか結構混雑をしていて、１１時開店のレストラン街は開店待ちの行列、その仲間に入って洋食店に立ち寄ったが、ミニ・クロワッサンなど２０種類ほどのパンが食べ放題、隣の席の爺婆、メインの料理が運ばれる前に１０数個をパクつき、「とうちゃん、これだけ喰っちゃ、もう飯は食えないね」、ガハハハハ

周辺人口やアクセスなどの立地環境から、これだけの出店に見合う売り上げがあるのかなと他事ながら気になるが、当然に需要予測をしたうえでの立地、珍し物好きの日本人、あちこちと買い物の浮気？をする、栄枯盛衰は世の習い、そんなことよりもこの土地は優良農地を潰廃した市の都市計画事業用地とか。余計な危惧だが旧市街地の商店街の疲弊や交通渋滞、夜間照明で生態系に影響が起こらなければだがね。ガハハハハ

後学？の為と雨の日の時間潰しで哀妻と出かけてはみたのだが、いやあ、何でもありさ、でもさすがに仏壇は無かったね。『母さん、何か買い物はあるのか？』、『見ても欲しい物はないし、どんなところか分かったし、美味しい物は食べたから、人混みは疲れるからもう帰ろうよ』、そうなんだ、年寄りの遊び場ではないのさ。ガハハハハ　《ガハハ編集長》 

◆朋友相信じて酒を◆ ?１０３８

昨日のブログ、小料理屋で友人と一杯、その続きの話しなのだがね。ガハハハハ
　　http://blog.goo.ne.jp/sizuo80/d/20100325

『お二人で何のお話しをしているの？』
『“たあさん”が相撲の話しを始めて、力士だけれど、四股名は日本名だが幕内の半数近くが外国人で、国技とは言いながら、国産は少ない、上位力士は殆ど外人だって』
『そうなのね。でも髷を結うと日本人らしく見えるから不思議よね。そう言えば女子プロのゴルフ、開幕３戦で２戦は韓国人が優勝、３戦目でやっと日本人の北田瑠衣さんが優勝ですものね』

『マラソン、サッカー、野球、バレーなどのプロスポーツ、そして高校のスポーツ界まで活躍をするのは外国人、チームの強化には輸入選手が手っ取り早いからだろうが、精神的な強さが違うように思うな』
『その外国人がさ、短い期間で日本人以上に上手な日本語を話せる、難しい日本語を良く覚えると思うが、情熱も違うようにように思うよ』

『日本人選手が野球やサッカーなどで外国で活躍はしているけれど、その国の言葉をほとんど話せないみたいですよね。言葉が出来なければ意思疎通も満足に出来ないだろうと』
『だからバイリンガルのテレビ局などの女性と結婚をする。相手国に帰化するくらいの意気込みがなくては駄目だろうね。プロなら仕方がなのだろうが、高い契約金が魅力、それだけの話しだろうね』

『一緒にゴルフすることですけれど、思い立ったらで、“たあさん”と“せえさん”の都合がつけば来週やりませんこと。久しくクラブを握っていないし、もう寒くないからどうかしら？』
『どうだい、お互いに毎日が休日だし、“たあさん”のホームコースでやらないか』
『そうだな、明日コースに予約を入れて連絡をするよ』
『わあ楽しみだな。あら、まだ９時よ、お二人は則ちゃんに自宅まで送らせるから、もう少し飲みましょうね。こんな機会って滅多にないのですもの』

友人は手酌で酒を酌みながらの聞き役、同時代を過ごし、心を許しあえる友人も減ってきた。残り少なくなった人生、狭くなってきたフィールド、こうした一時を大切に喜びを感じながら過ごそうと思っているわ。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆酒は憂いの球帚さ◆ ?１０３７

『いらっしゃい。あら～～“せえさん”でしょ、懐かしい、あれ～“たあさん”もご一緒で、お二人とも元気だったのね。嬉しいな。今夜はゆっくりと飲んでらして』
『女将も元気そうで、お店を頑張っているね。いや、“たあさん”と一杯やるかって話から、久しぶりで女将の顔を見るかということになってね』

『ありがとう、お酒は“たあさん”は日本酒で、“せえさん”はウーロンのお湯割りでしたよね』
『３年振りぐらいだよね。好みの飲み物良く覚えているね』
『それは忘れないわよ。それに“せえさん”はモツ煮で、“たあさん”はサンマの丸干し。今日は美味しいお魚とお漬け物もあるわよ。そうそうこれ私の娘なの。子どもも大きくなってお店を手伝ってくれているの』
『娘の則子です。よろしくお願いします』

『この不景気なご時世で、お店のお客さんはどうなの？』
『古いお馴染みさんが少なくなって寂しくなったわ。でもね、そこそこ若いお客さんも来てくれるし、死んだ主人が開いたお店、私が元気なうちは頑張ろうと思ってね。お二人は相変わらずに一緒にゴルフをされているの？』
『先週一緒にプレーをして、その時に久しぶりで飲む話しになってね。仲間の一人が亡くなり、もう一人も腰が痛いで出てきたり来なかったり、この間は二人で出かけてね』

『私もお酒を頂こうかな。則ちゃん、何かお料理を用意してお出しして。“せえさん”、奥様のお加減は如何ですか？。相変わらずに専業主夫？』
『もうかれこれ８年になるな。さすがにこの頃は面倒になってしまったが、懺悔の毎日だからね』
『でも偉いわね。“たあさん”は、まだ地区の老人会長で頑張っているの？。お年寄りを纏めるのって大変でしょ？。私もお舅で苦労をしたわ。そうだ、今度ゴルフに出かける時には誘ってね。お二人もご存じの高校の先生だった“ゆうさん”も誘って４人でゴルフしようよ。則ちゃん、暖簾を下げてくれる。４人でゆっくり飲みましょうね』

馴染みだった小さな小料理屋、女将は元銀行員、亡くなったご主人は証券マン、ご主人の酒好きと話し好きが高じ、早期退職で自分の店を構えてしまったのだが、アットホームな料理と雰囲気で客を持て成す、友人も銀行マンで以前はここを根城に、そうした仲間の社交場でもあるのだが、久しぶりで美味しいお酒を飲んだよ。続きは明日。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆専業主夫のレシピ◆ ?１０３６

土鍋に豆腐を、刻み葱と生姜、醤油を入れて煮込んで“湯豆腐”。薬味、だし汁、豆腐と別々に用意するのは面倒、後始末も大変、この頃は湯豆腐用、かけ卵用、煮魚用など調理に合わせた醤油の種類も豊富で、面倒なだし汁を調理する必要がない、手抜き料理も調味料のお陰で誤魔化しも効く、専業主夫の強い味方だよ。ガハハハハ

上品な料理は出来ないし、レシピを見ても材料を揃えるのが面倒、夫婦二人、結構食べ残しの無駄もあり、何とか手間を省く、陽気も良くなってきて、昨日の昼は中華のつけそばを、冷やした麺に、焼き豚、ゆで卵、レタスや千切り葱などを添えて盛りつければ体裁は良いが、つけ麺の汁に具をぶち込んで煮込み、熱々の汁に麺を入れて食べる、案外に美味しいよ。ガハハハハ

哀妻が病院に出かけて昼食が一人の時は、麦ご飯を１合弱ほど土鍋で炊いて皿に盛り、その回りに朝食の残り物の野菜や煮魚、お新香などを一緒に載せて、パソコンの脇に運び、ネットのニュースなどを見ながら口に放り込む、見ている人はいない、でもね、落ち着いて食事をしたという感覚はない、豚が残飯を食べているのと同じだわ。ガハハハハ

ウオーキングをしながら食事時間を見計らって友人の家に立ち寄り、『翁さん、何にもないけれど、一緒にお昼を食べて行かないかね』、そう声が掛かるのを期待して立ち寄る、他人様の家庭料理は美味しいよ。まあね、三度の食事を考えるのも疲れる、調理をしないで食べられる、時には犬用総合栄養食を囓り、宇宙食のつもりで済ませようと思うこともあるよ。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆マグロ騒動の悶着◆ ?１０３５

“江戸前の握り鮨” 近海物の地魚、コハダ、穴子、白魚など。マグロが握りに加わったのは戦後のようで、日本人が好物？とされるマグロの刺身や寿司は、案外に歴史が浅いように思うが、記憶は定かでないが、料理屋でマグロを翁が口に出来たのは、昭和３０年の半ば頃ではなかったかなと思うがね。ガハハハハ

マグロの国際取引の禁止、ワシントン条約国の禁輸提案を否決、赤松農水大臣が喜色満面で記者会見を、食料問題で高級魚がそれほど重要なことなのか違和感を感じるのだが、日本近海の魚介類も乱獲や海水温の変化などで、庶民の口に出来る大衆魚も漁獲量が減ってきていて、多くが海外に依存を、禁輸で困るのは“美食家”だけのように思うのだがね。ガハハハハ

時々デパ地下で魚売り場を通り過ぎると、トロの刺身を２パック、３パックと買い物篭に入れているご婦人を見かけるが、決して安い金ではない。『孫が好きなんですよ』という声も聞いたことがあるが、回転寿司でもマグロばかり食べている子ども、本当に味が分かるのかなと思うが、贅沢を勘違いしている、そう思うのは爺の僻みだろうかな。ガハハハハ

米国や欧州連合を敵に回してのマグロ騒動、地球環境問題に取り組む先進国を看板に掲げるならば、資源をどう管理をしていくのか、国際社会で積極的に提言し実践をする、そうした政治姿勢が一層重要になるだろうと思うし、食料大量廃棄国として、飢えに苦しむ途上国に食料をどう支援するのかなど、地球上の食料の再配分を国民世論を喚起して、取り組む必要があるのだと思うけれど、おそ松君、どう思うかね。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆故実は消えていく◆ ?１０３４

《山笑う》山の木々が芽吹き始めて、春を迎える喜びを表現したものだが、「山眠る」は冬の山の寂しさを、「山装う」は錦織成す秋の山、昔の歌人や俳人、心豊かに季節を表現、考えて見ると日本語の素晴らしさだろうと思うし、四季と二十四節季、農耕民族である農作業の目安、友人はその「暦象」で未だに農業を続けているが、肌で季節を感じることも少なくなってきたね。ガハハハハ

あちこちの田圃で田植えの準備、土の掘り起こしが始まっている、田植え作業の適期、「種蒔き桜」、「田植え桜」、地方によってその桜の種類は異なるものの、花の咲く時期で準備をしたそうだが、長閑な光景、牛馬でのんびりと耕す光景はもう見られず、どこの田圃も耕耘機が忙しなく走り回る、農業の機械化であっという間の作業、畦でお茶休みをする光景も見られないね。ガハハハハ

またまた昔話、翁の子どもの頃、５千平方メートルの田圃があり、毎年ご近所の女性が田植えに馳せ参じてくれ、世間話をしながら手植え、労賃は収穫をした米。茶摘み、麦刈り、蚕の鍬摘み等にも同じような顔ぶれが集まり、汗を流しながら世間話を、頼まれるのを楽しみにして季節を過ごす、誰もが隣人だったが、そうした近隣社会も崩壊をしてしまったな。ガハハハハ

歳時記の豆知識、本屋で手にしたら「マンガの日」、「猫の日」、「靴の日」、「駅弁の日」、「旅の日」などなど、季寄せには関係がない年中行事、“それっていつ” 知る人ぞのみ知るの歳時？、そう言えばこの頃は「佳節」という言葉を聞かなくなり、暮らしに「節目」が無くなり、「風俗」と言えば風俗産業、民間伝承の生活様式や社会形態は殆ど喪失をしてしまったようだね。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆涅槃とは無縁だが◆ ?１０３３

『翁さん、お彼岸は、あちこちに水子参りが大変だね』、現役の頃、全国を仕事で飛び歩いている話しをして、「来月は札幌の女性に会えるから楽しみだ」などと軽口を、『あちこちの彼女がいるのでは、出張が楽しみだね』、未だにそのことを覚えていて、当然に水子もいるだろうと、冗談もうかうか言えないよ。ガハハハハ

いや、お彼岸の話しなのだが、家墓地には４００年を超える時代の墓石が４０数基ほど、その墓守を受け継ぎ、毎年春秋の彼岸とお盆、それに命日には欠かさずに墓参に出かけるが、仏壇のお供え物と供花、曾祖父までの墓前、叔父、姉などの近親者の墓前にも供花を、その花代と仏壇の果物などで１万円を超え、安い金ではないが、先祖を敬う気持、蔑ろにはできないでね。ガハハハハ

菩提寺には１２０区画ほどの分譲墓地が、住職の話ではお盆に墓参に訪れるのは半数ほどで、両親が眠る墓の清掃にも訪れず、見かねて住職が手を入れるそうで、お彼岸も墓参よりレジャーなのだろうかと慨嘆を、墓地があれば良い方で、お骨を納骨堂に放り込んだままというのも少なくないとか、親子、兄弟が殺し合うご時世、死者を弔う気持など持ち合わせていないのだろうさ。ガハハハハ

『翁さん、お彼岸でぼた餅をこさえたから持ってきたよ。明日はいなり寿司も作るからね』、田舎暮らしの達人の婆様、いつもこうして家庭料理を生き仏に届けてくれるが、蓬が出ると草餅を、端午の節句には柏餅、料理を手作りしては近所にお裾分けをするのが楽しみ、もうこうした古老が少なくなってね。元気で長生きをして欲しいよ。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆犬が西向き尾は南◆ ?１０３２

『あら、この旅館はテレビが置いてないわよ』、『じゃ、連続ドラマが見られないのね』、『それに、ここケータイも通じないのよ』、昨年、高校の友人で山形県、福島県境の紅葉で有名な鄙びた温泉に出かけた時のことなのだが、静かな一軒宿に相応しく、文明から遠ざかり、ゆったりと時が過ぎる、お陰で夜遅くまで会話が弾み、楽しい一夜になったのだわ。ガハハハハ

まだまだテレビ中毒人間が少なくないようで、テレビの善し悪しには関係がなく、ものの見方や考え方に影響を与えてしまう、友人が小学生の孫との約束、土曜、日曜以外はテレビを見ない、ゲーム機で遊ばないことを約束し、未だにケータイも持たせていないそうだが、学校から戻ると家事の手伝いや自分の花壇を作り手入れ、烏骨鶏の世話をする、親との会話も増えたとの話しをしていたが、案外孫さんも納得をして楽しんでいるそうだわ。ガハハハハ

スローライフ、腕時計を持つこともなく、新聞を止め、テレビも殆ど見ない、本当は車も手放したいのだが、徒歩や自転車では買い出しの用が足せない、足替わりに小型車に乗っているが、時間の問題、この頃は明日出来ることは今日はやらい気持で、のんびり、ゆったりと、急がない、焦らない、そんな日々のリズムになってはいるが、緊張感が少なくなり、ストレスも溜まらない気はするな。ガハハハハ

世の中、新しいテクノロジーが日々進化をして暮らしも便利に、どうもその便利さがために、コミュニケーションが希薄になったり、自ら考えることの能力も低下をして、生き甲斐まで喪失をしている話しも聞くが、その一方で定年になったら、不便な田舎暮らしをしたい、農地を借りてゆっくりした時間を過ごしたいという脱都会人が増えているそうで、考えてみると、不便を楽しむのが人間らしい生き方のように思うけれどね。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

◆極上の湯と並の湯◆ ?１０３１

昨日は久しぶりで日帰の温泉、温泉は自然湧出、湯量が豊富で、加温や循環はしていない群馬・伊香保の天然露天風呂、温もりが心地よく２時間ほど過ごして、おきりこみを食べ、日本シャンソン館（渋川）に立ち寄り、紅茶にケーキで小休止、往復６時間ほどのドライブ、哀妻と２人で７千円ほど、この頃はほとんどこうした小旅行、一寸した気晴らしさ。ガハハハハ

地域の活性化？、全国の殆どの市町村には、公営、民営で日帰り温泉施設が作られたが、大半が地下水をポンプで汲み上げ加温して循環、その湯量も毎分１００リッター前後で、浴槽の一部だけが温泉、中には少ない温泉“浴槽のお湯を汲み出さないでください”の表示も、そして、遠路をタンクローリーで温泉を運び「天然温泉」の看板が、温泉法違反ではないようだが、看板に偽りありだね。ガハハハハ

旧来からの温泉場、湧出量が減る一方で、施設の拡大で温泉量が不足、内湯は温泉でも露天風呂は沸かし湯の旅館も少なくなく、本物の温泉を楽しむことは出来ない。だから温泉地の情報を調べ、予約の時に旅館に確認をしたり、外湯の共同浴場があるかも調べて、出かけることにしているが、外湯で地元の人と肌を触れあい、一時の会話も旅の楽しみだよ。ガハハハハ

全国にはまだまだ極上の名湯が残されいて、体だけでなく心も温まる湯宿があるが、馴染みにしていた５個所ばかりのそうした湯宿、この年で車で片道６～７時間となるとさすがに足が遠退いてしまい、この頃はもっぱら手近な日帰り温泉とその地域の一寸した郷土料理や自然を楽しむ、気持の持ちよう、それだけでもリフレッシュはできるさ。ガハハハハ　《ガハハ編集長》

※榛東村で見かけたギネス登録（３０００個）の吊るし雛

◆珍妙な味混沌の味◆ ?１０３０

ふむふむ、これが牛肉の味、噛みしめて味わうほどの肉の量ではない。いや巷で評判の「牛スキ丼」なるものの初体験、並盛り２８０円、トッピングのキムチが８０円、サラダ、味噌汁セットが１６０円、締めて５２０円、メニューには予想以上のトッピングの数が、単品では稼ぎにならないのではと思ったのだが、差別化、いろいろの商品を考えるものだと感心をするわ。ガハハハハ

自慢ではないが、ハンバーガーショップには未だ足を運んだことがない、肉や野菜、卵などを挟み込んだパン？、何となく食べ難くそうだし、味がごちゃまぜ、カロリーも高そう、でもこの頃は高齢者が朝食や昼食に立ち寄って食べているそうだから、食生活も随分と変わってきてると言うことだろうね。ガハハハハ

日本人の味覚がおかしいという話し、お袋や家庭の味、子どもが５歳の頃に食べた味を五感で覚えていて、幾つになってもその味覚が甦るとか、高齢になると和食を好むようになるのは、そのためということらしいが、無国籍の味で育てられた子どもたち、高齢になっても牛丼やハンバーガーを食べないと生きられない？、すでにそうした高齢者が存在をしているんだよ。ガハハハハ

味覚破壊、実は学校給食が問題のようで、給食費とカロリー、メニューの取り合わせが珍妙で、大人には食べられるものではないという話しを聞き、外食産業では、価格破壊による食材の取り合わせが味覚破壊になっているなど、医学的にも問題視がされてきていて、何を食べても味が薄いと感じたり、何を食べても全く味がしない、 口の中に何も入っていないのに苦い、塩辛い、酸っぱいなどと感じることもあるらしいね。ガハハハハ

多くが偏った食生活が原因らしいが、いわゆる必要とする栄養素に偏りがある食事での味覚破壊よりも、、調味料が濃厚で刺激的な味、混然として特徴のない味が食べ物のオリジナルの味を忘れさせてしまった、そんな気がしてならないが、日本とはどんな国かを日本人が忘れてしまった、それと一緒に思えるのだわ　《ガハハ編集長》

◆それ祭りだ祭りだ◆ ?１０２８

『表に「祭」の旗が立っているが、店に入ったら太鼓や笛の音がするのかと思ったのだが靜だね』、『ええお祭り？、旗ですか？、ああ、あれは只今カレーフェア中なんですよ。よろしかったら召し上がりませんか？』、祭り好きの日本人、何かというと祭り、梅まつり、桜祭り、芋まつり、蕎麦まつりなど、観光などの歓楽的なイベントには「祭り」が、お目出度い人間が多いのだろうね。ガハハハハ

以前は暦の上で祝祭日があったが、祭日の呼称の変更などで、今では「国民の祝日」に統一？して国が定める祝いの日、宗教儀礼上重要な祭祀を行う日の祭日とは区分がされたようだが、その祭日、皇室祭祀令も廃止をされたが、皇室では天皇自ら親祭する日がいまでも続いていて、神嘗祭（10月17日）や 新嘗祭（11月23日、24日）などが行われて、神道上の行事、神社での政と一緒だが、文化を感じるわ。ガハハハハ

この頃は、日本的なイベントでフェスティバルが全国のあちこちで、爺の住む町でも、年間２０回ほど、やれコスモス祭り、桜祭り、ラベンダー祭りなど規模の小さな催しがあり、その場には露店が焼き鳥、今川焼き、焼きそば、団子などが定番、集まるのはその地域の人たち、「地域の活性化」、「町おこし」にどれほどの効果が期待を出来るのか、町長、昨年度の入り込み客は８０万人と胸を張っているが、数カ所に立ち寄る人をダブルカウント、誇大数値だよ。ガハハハハ

その一方で、伝統的な祭りは衰退をし、暮らしの中にも伝承は消え去る一方で、「海苔の日」、「ふくの日」、「耳の日」、「発明の日」、「薬の日」、「玩具の日」など事象の発祥や何かを記念する日などがの行事や祭りが、行政や業界団体などが勝手に仕組んだキャンペーン、一過性の馬鹿騒ぎ、これも日本だけなのかもね。ガハハハハ　　《ガハハ編集長》