『おじいちゃ~ん、あのね、電車を走らせて欲しいのだけれど』、近所の保育園児の男の子2人、昨日の昼休みにふらっと訪れてきて、『うん、いいよ、さ上がりなさい』と居間に、鉄道模型Nゲージのジオラマ(110×70センチ)、今年の1月に制作、保母さんに連れられて近くに園児が散歩にきた時に見せてやったのだが、その時のことを覚えていたようで、思い出して遊びにきたようでね。ガハハハハ
線路は2本のエンドレス、海側は江ノ島電鉄を、山側は遠州鉄道を少しばかり想定をしてのレイアウト、レールの延 長は7メートルほど、主体は江ノ島電鉄、七里ヶ浜の海辺でサーフィンをする情景、長谷の大仏ならぬ大黒様が、古い木造駅舎、住宅地と商店街などが配置をされているが、いささか雑然とした感じ、まあご愛敬でね。車両は江ノ島電鉄300形、遠州鉄道はキハ802形、共に現役は引退をしたレトロの車両、懐かしいのだよ。ガハハハハ
子どもの頃は横浜、自宅から歩いて3分ほどで横浜市電、5分ほどで東急東横線、5分ほどで国鉄(現JR),7分で京浜急行電鉄の線路が、しばしば国鉄の跨線橋に登って、東海道線、横須賀線、京浜東北線、横浜線の往き来するのを楽しむ、EF55流線型の電気機関車が牽引をする展望車付きの特急“つばめ”や“はと”、その運転手になりたかった夢、それ以来、鉄道の趣味と離れられなくてね。ガハハハハ
青春時代は旧国鉄の路線の約17000キロを踏破、大半はSLの旅、その乗車券の多くも残されている、山家に移り住んでからは、HOゲージ、Nゲージのジオラマを作っては壊しの繰り返し、庭に線路を張り巡らしたこともあった、そして今回が遺作?、二人の幼子が1時間ほど遊び、菓子を食べて戻っていったが、目を輝かせながらコントローラーやポイントを夢中で操作、デジタル化の時代にこんなアナログの模型に興味が、楽しそうだったよ。ガハハハハ 《山家の寧日》