○春泥や幼子の靴右左
(しゅんでいや おさなごの くつみぎひだり)
●大根の葉は地球から噴き上がり
(だいこんの ははちきゅうから ふきあがり)
○鍵掛けてきたかきたかと寒鴉
(かぎかけて きたかきたかと かんがらす)
●枯野から揚がる連凧雲に入る
(かれのから あがるれんだこ くもにいる)
○枯蓮やミロの現る水の上
(かれはすや ミロのあらわる みずのうえ)
●満作を独り占めする絵描きかな
(まんさくを ひとりじめする えかきかな)
○積まれたる下の蜜柑の息聞こゆ
(つまれたる したのみかんの いききこゆ)
(しゅんでいや おさなごの くつみぎひだり)
●大根の葉は地球から噴き上がり
(だいこんの ははちきゅうから ふきあがり)
○鍵掛けてきたかきたかと寒鴉
(かぎかけて きたかきたかと かんがらす)
●枯野から揚がる連凧雲に入る
(かれのから あがるれんだこ くもにいる)
○枯蓮やミロの現る水の上
(かれはすや ミロのあらわる みずのうえ)
●満作を独り占めする絵描きかな
(まんさくを ひとりじめする えかきかな)
○積まれたる下の蜜柑の息聞こゆ
(つまれたる したのみかんの いききこゆ)