今年は桜の紅葉がすばらしい!様々の紅色に日本に生まれてよかったと思う。 2010-11-27 10:15:06 | 日記 ●短日の夕日のごとく生きて来し ○寒鴉飛び立ち電線揺れにけり ●枇杷花や香の降りてきて咲くを知る ○焼芋の湯気の連れくる香もうまし ●前衛の画家の描きし菊人形 ○桜紅葉共に参るや父命日 ●山茶花や蕾に追れ散り続け
猛暑に耐えた菊が遅ればせながら満開!爽やかな日和の中清涼だ。 2010-11-20 10:07:29 | 日記 ●短日や蝶よ日のあるうち帰れ ○悩み事千切りて捨てし鱗雲 ●長き夜の終わり回文「寝るね」なり ○万年青の実日差し訪れ赤の増す ●そぞろ寒バイクの吐きし白煙 ○日当たればぱぱつと開く花八手 ●短日や鉄塔黒く迫りくる
同年齢の訃報が相次ぐ。我々の世代も下り坂か?悔いの無い生き方をしたいものだ。 2010-11-13 09:56:57 | 日記 ●湯豆腐で無為の一日閉じにけり ○枯れ葉蹴り腕に飛び来る仔犬かな ●銀杏の葉仰ぐも踏むも妻と共 ○木枯や地震のごとく足払う ●秋日差し置いてきぼりにされし亀 ○秋深し郵便受けに友の音 ●雪柳あっけらかんと帰り花
ようやく菊の蕾が膨らんできた。猛暑の中生き抜いてきたのだから、開花の遅いのは仕方ない。 2010-11-06 10:07:06 | 日記 ●いきなりの腓返りや冬近し ○手の平に乗せて叩きぬ別れの蚊 ●芋の露落ちぬ重さに纏まりぬ ○日矢降れば柿の実色を増しにけり ●都会へと紅葉降り来る壁の蔦 ○一坪の庭にも来る赤蜻蛉 ●蓮の実をミサイルと見る悲しさや