東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

ジャガイモの芽欠きと土寄せ

2011年05月13日 | 野菜:芋類



 先日、種芋を植え付けたジャガイモの芽欠きと土寄せをしました。去年も同じ頃に芽欠きと土寄せをしました。植えつけた種芋からは何本もの芽が出てきます。芽が多いと、小さな芋ばかりのジャガイモとなってしまいます。私の経験上からは、1株あたり2本から3本程度を残すように芽欠きすると良いと思います。

                 ジャガイモの芽が2~3本/株になるよう芽欠き


 芽を欠くときに注意するのは、欠く芽の根元をしっかり片手で押さえておくことです。押さえておかないと、種芋自身を引き抜いてしまったり、別の芽も一緒に引き抜いてしまうことがあります。ところで、ジャガイモの葉をよく観察すると害虫(ニジュウヤホシテントウムシ)が食害した跡がありました。今のところ、この害虫は大量には発生していないようです。

        欠いて抜いた芽               害虫に食べられた葉の跡
 

 芽欠き作業が終わると、今度は土寄せ作業をしました。この作業をしておかないと、できたジャガイモが日に当たって緑色になる障害がおきます。緑色になったジャガイモには有毒成分であるソラニンがあるため、そのままでは食用にすることができません。

            土を寄せやすくするため、耕運機で除草兼土を柔らかくする


 この畑は石ころが多いので、土が硬く土寄せは大変な作業です。土寄せする前に畝間の除草を兼ねて耕運機で軽く耕しました。こうすると、雑草防除に加えてクワで土寄せしやすくなります。

            柔らかくなった畝間の土を、クワを使ってジャガイモに土寄せ


 去年は6月上旬に2回目のジャガイモの土寄せをしました。今年はジャガイモの育ち具合を見て2回目をするかどうか決めたいと思います。米や麦に比べて、ジャガイモなどの芋類は出来不出来の差が小さい作物です。今年もたくさんのジャガイモが収穫できると思います。

                  芽欠きと土寄せが終わったジャガイモ畝



 以下は、問い合わせに対する回答の画面です。ご参考まで。

      スロットルレバー(低速位置)          スロットルレバー(高速位置)
 


   スロットルワイヤ終端部(低速位置)    スロットルワイヤ終端部(高速位置)
 

 下の画像で、キャブレター上部のスロットル部(丸で囲った部分)が高速位置で固着しているか又は耕運機を止めたときに低速位置に戻っていないと、再度耕運機を始動したときにアイドリングが高速になると思われます。このスロットル部は軽くすらすら動かなければなりません。

   キャブレタースロットル部(低速位置)  キャブレタースロットル部(高速位置)
 

 このスロットル部を動かすレバーが泥やゴミのために動きが悪くなることがあります。レバーも軽くすらすら動くかどうかも点検してみてはいかがでしょうか。また、スロットルワイヤーも長年の使用で動きが悪くなっていることがあります。

                キャブレターのスロット部を上部から見る

コメント (2)
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