EKKEN♂

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Re:脱力アクセル - 言及ありトラックバックなんか氏ねばいいのか?

2006-01-16 | Trackback

脱力アクセル - 言及ありトラックバックなんか氏ねばいいのか?

トラックバック、皆は見ているのでしょうか?blog運営者としてでなく、閲覧者としてです。
最初に問題を大きくされた?まつながさんのサイト(引用者・注 "トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突――「言及なしトラックバック」はなぜ問題になるのか [絵文録ことのは]2006/01/06"のことだと思われる )なんかだと、もうすでに80個。運営者の方からみると多くはないのかもしれませんが、偶々訪れた閲覧者からみると、これは多すぎです。---しかも、ただトラックバックされた順で、お世辞にも頭がいいとは言えない要約(大抵は言及元のタイトルだったりする)とともに。件のサイトを見て一番下にスクロールしたほとんどが、トラックバックをすっとばしてコメントだけ拾い読みしたのではないでしょうか?
 運営者として寄せられたトラックバックを読むのは、まぁ当然でしょう。題名や概要部分で不要と判断し、削除する事もありますが、基本的にはクリックして、送信元の記事全文を読みます。だからこそ、中身の薄い記事(単にリンクがあるだけとか、「同意です」のようなヒトコトしか書かれていないもの)や、使っている言葉が同じだと言うだけで関連性を見出せない物に、ガッカリしたり、憤りを覚える事もあるのです。
 自分はトラックバックを送信するけれど、自分の所に寄せられたそれは一切読まない、なんて人がいたら、その人はほぼ間違いなくスパマーさんでしょう。一つの記事に集まったコメントに「トラックバックありがとうございます」が占める割合が高いブロガーを見たら、アクセス稼ぎが目的の宣伝厨と疑った方がよいかもしれません。

 脱力アクセルのukon03さんは、「運営者として」ではなく「閲覧者として」寄せられたトラックバックを読むか? と疑問を投げかけています。
 結論から言うと、読むんですよ。これは僕に限った話ではなく、少なくとも松永さんがトラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突――「言及なしトラックバック」はなぜ問題になるのか [絵文録ことのは]で分類した、「トラックバックの4つの文化圏」にて「言及リンク文化圏」に住む人の多くは、「自分が興味を持った記事に寄せられたTB」は読んでいると思います。(関心がもてなかった記事に寄せられたTBまでは読みません)

 自分が興味を持った記事について、トラックバックによって繋がりを追い、いろいろな人の意見を見聞できる事が、ブログの大きな魅力でしょう。
 単に「似たような話題」はブログ検索サービスでいくつも見つけられます。「似たような話題」を書いている人と繋がりを持ちたいのであれば、コメント欄を使った方が確実ですし、トラックバックセンターのような「1箇所にまとめる所」を利用した方が便利です。
 しかし、「自分が面白いと思ったブログのことを言及しているブログ」は、ブログ検索の精度によっては見つけにくいし、アクセス解析のリファラでは、運営者はともかく、閲覧者が言及元を知る術がありません。言及元を知ってもらう為には、わざわざ事を編集しなければならないのです。それが面倒だから、TBの機能が有効なのです。
 言及リンク文化を広めれば、TBに対する積極性は失われるかもしれませんが、その分寄せられるTBの価値が高くなり、閲覧者にとっても寄せられたTBを読む機会を増やします。しかし、関連仲間文化圏ブロガーが行う「同じ話題に付いて触れているから」送られるTBは、受信者ではなく送信者の都合(=アクセスアップ)しか考えられていない事が多いので、「閲覧者としてTBは読まない」という事になるのではないでしょうか。こうしたTBを多用する人は、いずれそのTBが自分の目的(アクセス誘導)にすらならなくなる事に注意すべきです。

 もちろん「リンクがあるだけ」「うなずいているだけ」のTBは、価値が低く、閲覧者にとってはトラックバックノイズです。

脱力アクセル - 言及ありトラックバックなんか氏ねばいいのか?

「言及ありトラックバックなんかしなくていいから、コメントに書いてくれ」これが自分の意見です。ある程度拡張して、トラックバック2.0のようなものでも構いません。そうなれば閲覧者側から見ると、言及した事についての要約と、それに対する運営者の反応を得るのは容易です。
 「言及するならTBよりもコメント欄で」というのがukon03さんの主張のようです。
 しかし、相手のコメント欄を使って言及を行うと、いろいろ不便な点があります。
  1. 相手が反対意見を望んでいない場合、削除される事がある
  2. 長文の場合、相手のコメント欄の流れを断つ事になりかねない
  3. 長文の場合、相手が利用するサービスのサーバーに負担をかける(コメント欄も含めての容量制限がある場合、TBの方が好ましい)
  4. 自分のブログの読者への話題の拡がりが無い
 簡単に思いついたものだけでも、こんな所。
 1番については、「TBだって削除される事があるだろう」という反論が予測されますが、TBの場合は、相手のブログから削除されても、自分のブログにその内容が残る事になります。
 閲覧者が、なるべく楽をして「そのブログへの反応」を読みたい、ということですが、コメント欄だけでそうした行為が行われると、せっかく面白い事が書いてあっても、普段からそのブログの読者の人以外には、そのブログのことが知られないままである、ということも付け加えておきましょう。
 コメント欄なら読んで、TBは読まない、というのは読者の資質によるものであって、コメント/TBそれぞれの特性による物ではないものだと思います。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (S嬢)
2006-01-16 18:09:46
わたしは読みますよ、トラックバック。

ただ、閲覧するブログによる、ってところもある。

記事に関連しない、宣伝臭の強いもの、そういったトラックバックを放置しないブログ、そういう閲覧者として信頼がおけるところでは「読む」。

つまり、わたしが質を問うているのは、管理者に対して、ですね。
Unknown (Unknown)
2006-01-17 10:03:48
おはようごございます。

お久しぶりにお邪魔します。

私も全てではないですが読みます。

ですから、無駄なトラバを放置してあると読む気が失せますねぇ…

記事はすごく興味深い内容でもトラバがそれに準じているとは限らないわけで(内容が悪いということではない)、やはり管理者次第に思います。

でもトラバは一方的に送られますから、常々興味深いテキストを書いている管理人はその管理が大変だと思うのです。

条件で大量一括処理できるシステムがポータルのblogにも実装されることを強く望みます。

自分の送ったトラバも削除される可能性も込みで。
Unknown (aozora)
2006-01-17 10:05:11


すみません。名前入れ忘れました。
Unknown (ukon03)
2006-01-17 10:31:07
こんにちは。はじめまして。



>コメント欄なら読んで、TBは読まない、というのは読者の資質

その資質に、現状のトラックバック欄が大きく影響していることを示唆したいのです。引き合いに出すようで失礼かもしれないのですが、このエントリをどこかにトラックバックすることを考えてみてください。



例えばタイトルは、「Re:...]となっていますが、これでは「反応した!」ということしか分かりません。トラックバック欄には冒頭が抜粋として表示されているはずですが、この場合表示されるのは私のエントリの引用だけでしょう。これでわかるのは、「どこにコメントしたか」ぐらいなものです。そして、このような方法は言及リンクをしようと思うと比較的よく見る形態だということです。一行の同意コメントであっても、批判のための批判であっても、建設的な議論であっても閲覧者にクリックを促す新情報が与えられないことが多い。闇の中で蝶を捕まえるようなものです。そして、トラックバック欄はそういうトラックバックで溢れている(と思っているわけです)



コメントの欠点として、1以外は同意です。

>自分のブログにその内容が残る事になります。

要約を書くのなら同じです。しかし、2と3と4は前提が違います。あくまでも要約に留めるべきです。本体は自分のブログです。



要約が書ければ、ある程度内容があるでしょう、ということも追加しておきます。(一行コメントの要約を自分は書けません)



>言及リンク文化を広めれば、

布教、がんばってください。改宗は大変だ、というところが自分の考えの根底にあるのかもしれません。
読むか読まないか (えっけん)
2006-01-18 22:30:53
そのブログ主のトラックバック管理の問題ですね、結局のところ。

ノイズが多いと読む気をなくします。

感想系ブロガーの検索トラックバックが嫌なのは、そこに寄せられているノイズが多すぎるからでしょう。

そういう意味では、ukon03さんの考えも理解できるのだけど、その場合、ノイズコメントが多いと、トラックバック欄と同じになりますね。



余談ですが、この題名がRe:~なのは「言及ありトラックバックなんか氏ねばいいのか?」という題名がインパクトあるなぁ、と思ったからであって、アク解の結果を見ても、コレを選んだのは大正解です。

また、「トラックバック欄には冒頭が抜粋として表示されているはずですが、この場合表示されるのは私のエントリの引用だけでしょう」は間違いね。

gooブログでは本文と概要を別に書く事ができ、この記事からのTBの場合、「他人のブログに寄せられたトラックバックを読むか、という話」とだけが相手のTB一覧に表示されているハズです。この「概要」の書き方が良かったかいなかは別にして、引用部分だけが表示されているわけではありません。



あと「布教」は僕にとってはどうでもいいです。

くだらないTBが来たら黙って削除か、悪質なら通報か仕返しTB(こちらのTBポリシーをまとめてTB返し)するくらいで、関連文化圏同士がおこなうTBは、「あー、こいつらばかでぇ~」と内心思いつつ、温かく見守るだけです。
時間があれば読むなぁ (むっしゅ)
2006-01-26 17:58:22
基本的には読む方向です。

ただ、「ブログ主のトラックバック管理」はあまり気になりません。スパムとか放置されてるとアレですけど。

「このブログのトラックバックは読む!」と言うよりも、面白かった(興味がわいた)記事に対するトラックバックはほとんど読む感じですかね。

むしろあまりに長文コメントだと斜め読みしてしまうこともしばしば。
最近 (えっけん)
2006-01-27 23:38:27
「この人の書いた記事だから読む」というのは減ってきましたなぁ。

やはり興味ある話題が書かれているコトを重視するようになりました。

ブログ検索+RSSリーダー最強。

そこから見つけた面白い記事に寄せられたTBは読みますね。



「この人の書いた記事だから」を特に考えなくても、検索かけてRSSリーダーで拾っていると、だいたいいつも似たような面子のブログを読むことにはなるのですが。