擦筆彩色パステル画 新作2点

　　　　　　　　『 瞳に映るもの･･･21 』 パステル（擦筆彩色） 10cm×10cm

7月2日からギャラリー来舎・梅猫庵さんで始まる「猫駄楽毛展 2021」に出品する、擦筆彩色パステル画の新作2点をご紹介します。

前回ご紹介した「瞳に映るもの･･･23」と同じく、10cm×10cmの小品です。

　　　　　
　　　　　　　　『 瞳に映るもの･･･22 』 パステル（擦筆彩色） 10cm×10cm

「猫駄楽毛展 2021」に参加

7月2日から始まるギャラリー来舎（梅猫庵）さん恒例の企画展「猫駄楽毛展」に今年も参加します。

私は擦筆彩色パステル画の小品を中心とした８点を出品する予定です。

ご一緒させていただく作家さんには、毎年おなじみのお名前もあれば、今回初めてのお名前も･･･。
どんな“猫だらけ”ワールドのなるのか楽しみです。

直前に迫っている私自身の個展準備のために在廊は難しいと思いますが、お立ち寄りご高覧いただけると嬉しいです。

7月2日（金）～ 11（日）の会期で5日・8日はお休みです。

　　

瞳に映るもの･･･23

　　　　　　　　　『 瞳に映るもの･･･23 』 パステル（擦筆彩色） 10cm×10cm

7月2日からギャラリー来舎 梅猫庵にて開催される「猫駄楽毛展 2021」に出品する擦筆彩色画の新作です。
展示会のご案内は近いうちに改めてさせていただきます。

36th聖路加個展のご案内

実に1年半ぶりの聖路加個展です。
20年近く年2回のペースで続けてきたので、この１年半の長かったこと･･･。　もうこのまま聖路加で個展が出来なくなってしまうのではないかという不安に何度も襲われました。
まだまだコロナ禍が続く中、今回もギリギリまで悩んだ末、「開催」の決断をしました。
以前と同じように･･･などという高望みはしていません。
ワクチン接種が進んでいるとは言え、まだまだ不安がいっぱいです。 そのような状況が続いている時に「ぜひ」とは決して申し上げることはできません。
それでも何とか頑張って描き続けているということをお知らせし、楽しみにして下さっている方々に少しでも笑顔になっていただくことが出来ればという思いでいっぱいです。

開廊時間について、通常なら平日は9：00～17：00なのですが、今回はちょっと変則的になっています。
昨年だけのことかと思っていたら、オリンピックが1年延期されたことで今年も祭日が大移動。 その影響で私の開催する週のうち後半の3日間が祭日・休日時間（10：00～16：00）になってしまいました。　つまり、病院の外来診療もなければ、ギャラリー奥のレストランもお休みとのこと。
最初は随分寂しくなるなぁと思いましたが、ものは考えよう！　外来診療が無いことで病院関係の人通りが少なくなり、もともと禁止・制限されているお見舞いの人もいません。　病院内なので、換気などの予防も万全。 10：00～16：00とオープン時間が少し短くなってしまうことを除けば、むしろ安心していつもよりゆっくり落ち着いてご覧いただけるかもしれません。
とは言え、油断大敵です。 消毒用アルコールなどの予防対策を万全にしてお待ちしております。 マスク等の予防をしていただいた上でお出かけいただければ嬉しいです。

　　　

ずっと一緒にいるよ

　　　　　　　　　『 ずっと一緒にいるよ 』 パステル　40cm×40cm

お写真をお預かりしてから随分と時間が経ってしまいました。　
コロナ禍のこともあって、お会いしてじっくりとお話を伺う機会もなかなか作ることが出来ませんでした。　
それでも少しずつご希望の構図やお気に入りの表情などの確認を積み重ね、昨日ようやく完成してお届けすることが出来ました。

エキゾチックショートヘアのロコちゃんはもうだいぶ前に天国へ･･･。　そしてチンチラゴールデンのライムちゃんは最近ロコちゃんのところへ行ってってしまったとのこと。
依頼者のMさんはきっと寂しい思いをされていたと思いますが、絵の無事到着の知らせをいただいた際に感じたとても喜んでいただいているご様子に、ホッと安心しました。

仲良しだったという二匹のことはもちろん、Ｍさんの心の中でずっと一緒に寄り添ってくれることを願ってこのタイトルをつけました。

ずっと仲良し

　　　　　　　　　　　　　『 ずっと仲良し 』 パステル　28cm×28cm


シーズー犬の ハッピー君 と、茶白猫の ももこちゃん です。
すでにどちらも天国へ旅立ってしまっているのですが、作品が届いてすぐに依頼者のIさんから「 二匹が一緒に戻ってきてくれました 」という嬉しいお電話をいただき、やっと完成したという安堵感を味わっています。

肖像画制作のご依頼は、こうしてお別れをした子たちを描かせていた諾場合が７～8割を占めています。
元気に一緒に暮らしていたころの楽しかった想い出の数々を聞かせていただき、それが制作を進めるうえで大きな大きな手助けになってくれます。
時には天空の彼方から伝わってくる不思議な力によって描かされている･･･と感じることさえあります。

自分の描きたい絵を描いている時とは違って、肖像画制作には正直なところそれなりのストレスもあります。
しかし完成した絵をお届けした時の達成感は、そのストレスを消し去ってさらに余りあるほどの喜びです。
その喜びのために、また次の肖像画制作を描き始めたいと思います。
もちろん私自身のための絵も･･･。

2021年6月のカレンダー

梅雨の季節が目前にせまる6月のスタートは、どうしても俯きがちになりやすいから･･･。 そんな時こそ少しでも楽しんでいただきたい･･･という思いから、思い切りの遊び心で描いたラフタッチ作品『 にじいろ家族 』（墨＋パステル　29cm×15cm）を6月の絵に選びました。
実際に今年のカレンダーの制作をしていた昨年の夏ごろには、まさか翌年（つまり今年）のこの時期になってもコロナ禍が続いているとは思いませんでした。
まだまだ我慢の日々が続きそうです。 軽々しくは言えませんが、この絵をご覧いただくことで少しでも笑顔になっていただければ嬉しいです。
一日も早く嵐が過ぎ去り、陽の光を受けて七色の虹が光り輝きますように･･･！

以下、カレンダーに添えたコメントです。
細密画法で根を詰めて描いていると、時に思い切り羽目を外してみたくなる。 普段とは違う遊び心いっぱいで描いてみた作品は、制作と向き合う私の心のバランスをうまく整えてくれる。
墨を使って大胆に線描して現実にはあり得ない色の猫たちを描いたこの絵は、想像以上にたくさんの人気を集めた。 様々なテイストの作品を受け入れ楽しんでくださるファンの方々の心の広さに感謝！