元気の源

猫が大好き、動物が大好きな、パステル画家・山中翔之郎のブログです。

みんな一緒に・・・

2017-07-28 14:49:34 | My Works -肖像画-
           『 みんな一緒に・・・ 』 パステル 35cm×50cm


今この作品がヤフーオークションに出品されている。
初期のころから応援してくださった方からの依頼で、7年ほど前に描かせてもらった作品。
今年になって、その方が他界されたことを知った。
ご冥福を祈りながらも、お求めいただいた何作かの作品の行く末が気になってもいた。

以前にも同じようなことがあった。
私の作品がオークションに出品されていることを初めて知った時は、正直なところショックだった。 しかし、しばらく時間を置いて冷静になって考えると、持ち主が亡くなられた後に変な処分の仕方をされてしまうよりも、オークションという形で新しい落ち着き場所を探していただいたことに感謝の気持ちが湧いた。
その後、ありがたいことにその作品はFB友達のお一人が引き取って下さり、新たな場所で大切に飾っていただいている。

今回のこの『 みんな一緒に・・・ 』は、いったいどんな人生・・・いや絵生を送るのだろうか?
絵の中の子たちへの依頼者の優しい、優しいお気持ちを感じながら描いたことをつい昨日のことのように想い出す。
そんな思いで描いたこの作品は、もしも新たな居場所を与えられたなら、ご覧になる方をきっと優しい安らかな気持ちにさせてくれると信じている。
自分が描いた作品は、全てが我が子同然・・・。

この子たちの未来に幸あれ!

そう祈らずにはいられない。
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みつめっこ

2017-07-27 10:36:02 | My Works -仔猫-
         『 みつめっこ 』 ペン描+パステル 12cm×12.5cm


聖路加個展が終わって早や5日。 無事に終えることができてホッとしている・・・というのが正直な気持ち。 個展だけでなくいろいろな疲れがドッと出てきたのか、もうすぐ1週間が過ぎるというのに未だに動きが鈍くて困っている。

ふと気が付いたら、聖路加個展用に描いた新作の一つをご紹介しそこなっていた。
ラフタッチで描いたこの『 みつめっこ 』は、ありがたいことに初日早々に新しい居場所が決まった。
原画をご覧いただくことは出来ないので、せめて画像だけでもご紹介することにした。
子猫の魅力は無敵だなぁ・・・と、改めて痛感した。
みつめっこシリーズ、これからも増やしていきたいと思っている。
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30th 聖路加個展終了しました!

2017-07-23 19:56:21 | 展示会


昨日22日に、聖路加個展が無事に終了しました。
私にとって30回目となる今回は、猛暑と雹混じりの雷雨・・・という厳しい天候の6日間でした。
それでもいつも以上の方々にお出かけいただきました。
本当に、本当にありがとうございました。

18日には、聖路加病院の名誉院長でもある日野原重明先生がご逝去されました。
30回・・・17年の間には、日野原先生が院内をタッタッタッと小走りする元気なお姿を幾度となくお見受けしました。
絵門ゆう子さんと絵本『うさぎのユック』を出版した時には、日野原先生のお部屋にご挨拶に伺い、オーラの塊のような存在感に圧倒されたことをはっきりと覚えています。
個展会期中には画廊にも来てくださり、芳名帳に記帳していただきました。 自筆の一行は・・・宝物です。
ご冥福を心よりお祈りいたします。



いろいろなことがありながら、それでもこれまでと同じように無事に会期を終えることできて、今はただただホッとしています。
30回目は大きな節目であることに間違いありませんが、それでも通過点の一つ。 これからも1回でも多く続けていけるように頑張りたいと思います。

あたたかい励ましをくださった皆さま、本当にありがとうございました。
これから少しずつ平常を取り戻していきたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。





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聖路加個展 今日から後半です

2017-07-20 07:42:59 | 日記
         『 いっしょに スヤスヤ 』ペン描+パステル


聖路加個展・・・今日から後半です。

17日から始まっていましたが、展示風景をご紹介できないまま、あっと言う間に前半が過ぎてしまいました。 ごめんなさい・・・。

既にお出かけいただきました皆様、ありがとうございました。
梅雨も明け、いよいよ夏本番! 暑い毎日が続きますが、ぜひぜひお出かけください。

今日ご紹介するのは『 いっしょに スヤスヤ 』。 ラフタッチ小品の新作です。






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30th 聖路加個展が始まりました!

2017-07-17 23:27:53 | 展示会
           『 ねむ~~~い!』 ペン描+パステル 8cm×10cm

今日17日から、30回目となる聖路加個展が始まりました。
初日からたくさんの方に来ていただき、本当にありがとうございました。
さすがにどっと疲れが出てしまって、会場風景をUPする元気がありません。
ごめんなさい!
せめて・・・、新作のラフタッチ作品を・・・!
こんな子もいま~~~す!
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なにか・・・?

2017-07-15 16:40:37 | My Works -黒猫-
                 『 なにか・・・? 』 ペン描+パステル 7.5cm×10cm


今回の聖路加個展用に描いた新作の中でも、一番思いっきりのラフタッチ。
こんなヤツも皆さまをお待ちしています。
眼つきが悪くてごめんなさい・・・。
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幼馴染み

2017-07-14 11:12:01 | My Works -仔猫-
         『 幼馴染み 』 ペン描+パステル 20cm×15cm


聖路加個展用に描いた新作ラフタッチの3作目をご紹介します。
子猫と仔犬・・・。 この時期はとても短いけれど、何年経っても、身体の大きさがどんなに違ってしまっても、仲良しは変わらないね。
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初対面

2017-07-13 11:56:42 | My Works -仔猫-
       『 初対面 』 ペン描+パステル 22cm×12cm


昨日に続いて、聖路加個展用に描いたラフタッチの新作です。

人間が勝手に天敵と決めつけているような仲でも、実は仲良しに・・・。
小さなころから一緒だと、その絆はとても強いのだ!
たとえ顔かたち、大きさが全然違っても・・・、毛の色が似ていなくても・・・。
人間も見習わなくては・・・ね。
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30th 聖路加個展のご案内

2017-07-13 10:47:01 | 展示会


来週17日~22日の6日間、恒例の聖路加個展を開催します。
今回はなんと30回目!
21世紀のスタートと共に始まった聖路加個展。 節目の回となりました。
・・・といっても、これまで積み上げてきたものを大切にしながら、一つの通過点として気負うことなく淡々と、いつも通りに皆様をお迎えできればと思っています。

梅雨明けと重なることになるかも・・・???
暑い時期ですが、是非ぜひお出かけください。

  

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なかよく おすまし

2017-07-12 12:42:15 | My Works -仔猫-
          『 なかよく おすまし 』 ペン描+パステル 20cm×14cm


久し振りに新作のご紹介です。

いよいよ来週に迫った聖路加個展用に描いた一点・・・。
5月、6月といろいろなことがあって、なかなか思うように制作ができなかったけれど、たとえ数点でも新作を・・・と思っています。

あと何点描けるかな???
お出掛けくださる方々のためにも、楽しい展示にしたいと思っています。
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2017-07-02 11:57:40 | My Works -肖像画-

7月になり、今年も早や後半に入った。
前半最後の6月は、私にとって決して忘れることのできないひと月になった。

母が旅立ったのは14日の未明。 そのほんの少し前・・・10日は、母の96歳の誕生日だった。
大正10年、酉年生まれの年女。 そんな人生の大きな区切りを迎えることができて、もしかしたら「 もういいかな・・・ 」なんて思ってしまったのかもしれない。

昨年の初めまでは、私たち家族の夕食作り担当だった。
時に「味が濃い」「焦げ過ぎ」などと今から思えば心無い私の言葉にめげることもなくキッチンに立ち続けたのは、もともと大好きだった料理が生き甲斐そのものになっていたからなのだろう。
昨年春ごろから、大好きな料理を始め、それまで決して衰えを見せなかった生きることへの“意欲”そのものが急に弱くなり始めた。
冷静に年齢を考えればそれまでの元気さが不思議なくらいなのに、その元気な姿に慣れてしまっていた私は、母がいつまでもそのままでいることを当たり前のように錯覚してしまっていた。 だから急に訪れたその変化をなかなか受け入れられない毎日が続いた。
それからの1年と数か月は、母の急激な衰えと、私たち家族のそれまであまりにも疎かった“介護”への意識の追いかけっこだった。
「もっとこうしてあげれば良かった・・・」「あんなこともしてあげたかった・・・」
今にして思えばそんな後悔ばかりが頭に浮かぶ。
もっと優しく・・・心の中では思いながら、いざ面と向かうと何もしてあげられずに文句ばかり言っていたような気がする。 そんな私に対して母は最期の最期まで何一つ不満を口にすることもなく、全てを自らの運命として受け入れていたようだった。
すごいな・・・と、ただただそう思う。

冷たいヤツ・・・と思われるかもしれないが、母が旅立ったその時から今日まで、悲しいという感情を抱いた覚えがない。 泣く・・・ということが一度もなかった。
何故だろう?
葬儀、その後の諸手続き、そして自分自身の個展の準備・・・等々で、確かに毎日バタバタしていたせいか、落ち着いて母のことを想う余裕などなかったのかもしれないが・・・。
今こうして母のここ一年のことを振り返りながら文章にしてみて、本当に初めて目頭が熱くなるのを感じた。
しかし、それもほんの一瞬。
「 何やってんの! 聖路加の準備も全然できてないじゃない。 メソメソするのは後でゆっくりすればいいでしょう 」
そんな声と共に、元さんを膝の上に載せた母の姿が見えたような気がした。
いったいいつになったら落ち着いて母との想い出に浸ることができるのか皆目見当も付かないが、いつも静かに応援してくれていた母の為にも、今やるべきことを精いっぱい頑張ろうと思う。

今は・・・、面と向かっては決して言うことができなかった一言を捧げたいとおもう。

お母さん、俺を生んでくれて、ありがとう!


最初はそのつもりではなかったけれど、この文章を書いているうちに、私が描いた母の肖像画をご紹介したいという気持ちが芽生えた。
一年前の6月、近しい者が集まってささやかながら95歳の誕生日会を開いた。
その時はまだ他の誰にも負けないくらいの食欲を見せていた。 そんな母の姿をもとに描いたこの絵が・・・遺影となった。
私を生んでくれた母です。
コメント (2)
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