鹿島春平太チャーチ

「唯一の真の神である創造主と御子イエスキリスト」この言葉を“知っていれば”「天国での永生」は保証です。

2.原発設備政策もイメージ力が決める

2013年06月26日 | 「想像する力」が日本を救う





<原発設備政策も人民の想像力で決まる>

原発設備をどうするかの政策も同じです。
人民多数のイメージ形成力が進路を決めるのです。

原発事故は起きないかも知れません。
それをもたらす大地震も起きないかも知れない。

だが、起きたら何万年も続く環境破壊が現実のものとなります。
日本列島は地震活動期に入っています。
50基もの原発設備が列島を埋めています。
いくつかが爆発したら地獄ですが、これらもまた将来のことで、
現実化するかどうかは確率のなかにあります。

最悪の事態を避けるべく、設備の廃棄に着手できるかどうかも、
結局人民大多数のイメージ力によります。

原発設備が爆発した状態、人々が被害に長期間苦しみ続け死に絶えていく状態、
これまで先達が耕してきた国土がみな死の土になる。

~こういう事態をリアルにイメージする力の強弱が政策を決めるのです。

人民にイメージ力が貧しければ、結局、その廃棄政策に踏み切るパワーは政治に生まれません。
現実には放置することになる。のみならず、そういう体質であれば予防措置にも、
あちこちで手抜きが起きるでしょう。このままではこれから日本はごく自然にそうなるでしょう。





<ドイツとの対照>

 ドイツは福島原発事故の当事者ではありません。
人民はメディアを通じてその情報を入手しているに過ぎません。

だが彼らは、原発が人間の力では統御しきれないものであるというイメージを
明確に描くことが出来ました。
その事故による環境破壊が永続的で取り返しの付かないものとなることをリアルに想像できました。

その結果、原発廃止と再生可能エネルギー増強という政策に、舵を切ることが出来たのです。
理由は言葉にすれば単純です。
人民の豊かなイメージ力がそういう政策を自然に産んでいったのです。


(続きます)





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1.対・放射能政策は人民の想像力で決まる

2013年06月23日 | 「想像する力」が日本を救う






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<はじめに>

このブログは鹿嶋春平太「チャーチ」であり、ネットの教会です。
教会での中心話題は、福音であるべきです。
よくわかっています。
にもかかわらず、鹿嶋はこのところ現世的な社会問題を論じています。

理由は一つには、これから語る全てが福音に無関連な話ではないことです。
それは結局めぐりめぐって、福音のメッセージになります。
それを現世の問題も含む、大きな視野のもとに行うことに結局はなります。
約束します。

けれども、当面は現世的な話が続くでしょう。
鹿嶋は、いまユーチューブの動画で「ヨハネ伝解読」シリーズを併行して行っています。
こちらは福音メッセージそのものですので、当面それでもってご容赦ください。
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<「想像する力」が日本を救う>

本題に入ります。
鹿嶋は今、「想像」という言葉について考えようとしています。
この言葉は、重々しくはないですね。実際日本では軽いものとして扱われてきました。
「想像でものを語るなよ!」と言った具合に、使われてきました。
想像するというのは「空想すること」でむなしいというわけです。

だが 「想像する力」とは「イメージを形成する力」です。
このイメージ力が人民にないと、国としてなすべき方策は漠然とはわかっていても、
実際にはどうにもならなくなります。

これはあらゆる国についていえます。一党独裁制を取っている中国においてすらそうなります。
独裁国家においてさえ、人民の意向は政策の方向を左右します。
ましてやまがりなりにも民主制をとっている国家では特にそうです。




1,対・放射能政策

日本に目を向けましょう。
例えば、放射能問題への政策を見ましょう。

「年間1ミリシーベルトの被曝量を超えると、多数の人民に健康被害が及ぶ」
というのは世界の統一見解でした。我が国もそれを受け入れてきました。
居住者はそれ以上の放射線量の地域からは避難さすべきとされてきました。

ところが、周知のように原発事故が起きたら、我が国ではそれがなし崩しに緩められました。
一時は上限が年間20ミリシーベルトというところまで緩められた。
後に多少の反省はなされてきましたが、現在も基本的には地方自治体や国家の短期的な都合によって、
基準値は容易に変更されています。

なぜそうなってしまうか?
本来の上限が厳格に維持されるには、そういうプリンシプルに沿った政策が実現されには、
人民の大多数が一定以上のイメージ力をもつことが必要なのです。

+++

放射能の被害というのは、戦争などの被害と違って、
何年後というタイムラグ(時間の遅れ)をもって出現します。
多数に被害が出るとしても今すぐではない。将来のことです。

将来のことは確率の世界のことです。100%そうなるというものではない。
そういう確率世界では、将来の最悪の事態はイメージされて認識されうるものです。
人はそれをリアルにイメージできなければ、認識できないのです。

だから結局、人民の多くがそれをリアルにイメージできるかどうかで、政策が別れるのです。
元来の放射線量基準で避難をさせる政策が実現するかどうか、がそれで別れます。

大多数の人民のイメージ力が貧しければ、最悪の事態がリアルにイメージできない。
明確なイメージが結べなければ、一時は大変と思っても、時がたつにつれて実体を放念していきます。
マスコミ当事者も、興味を失っていって、報道しなくなります。

すると危険地帯の中の住民を、ぐずぐず住まわせ続ける政策になってしまう。

除染など言う不完全きわまりない政策でお茶を濁したりしてぐずぐずやることになります。
今現在、日本がそれを自ら体現して証明しています。

(続きます)






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YouTubeの「ヨハネ伝解読」動画シリーズ

2013年06月18日 | 政治見識のための政治学

YouTubeに「ヨハネ伝解読」動画シリーズを連載しています。

2013年3月28日に、第16回から第22回までを示しました。
今回、それ以後のものを掲示いたします。

ご視聴下されば幸いです。


23.預言者ヨハネ「神の子羊!」と叫ぶ
 
  https://www.youtube.com/watch?v=DedSBxk0Cx0 


24.創造神の言葉は被造物を引寄せる

  https://www.youtube.com/watch?v=BtZfCRl_VKo  

25.弟子はどう出来ていったか

  https://www.youtube.com/watch?v=1CTAhtne5iQ


26.カペナウムで宣教開始する

  https://www.youtube.com/watch?v=g8fW6-8uza0


27.高僧ニコデモ来訪す

  https://www.youtube.com/watch?v=kopnAH3FGX4


28.サマリアの女

  https://www.youtube.com/watch?v=DZTw3fiY69A





~また、続きをお知らせいたします。




    

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