章魚庵つれづれ通信

日ぐらし硯に向かひて、遊墨三昧、遊印三昧??

静夜思

2006年06月08日 | 墨彩画
床前に月光を看る 疑うらくは是れ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み 頭を低れて故郷を思う
李白         (岩波 新唐詩選より)
はんこは、上から「悉皆荘厳」すべてのものはそりゃーすばらしいって事かな
その下が「遊」「恵風」「為」「昼耕夜誦」昼は耕して夜は書を読むって事。
なかなか凡人には出来ないことです。

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4 コメント

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頭詩選 (一休)
2006-08-27 16:17:41
悄然と鏡を看る 疑うらくは是れ我が老姿かと



頭を挙げて白髪を吹き 頭をたれて白毛に驚く



真白     (年波 新頭詩選より)
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頭詩選2 (章魚庵)
2006-08-31 15:42:36
評:まるで一幅の水墨画を見るような美しい詩作。これが真白の真髄ただ白髪も髪じゃけんというある種の優越感も見られるが…秀逸。



章魚庵編

手鏡持ちて頭頂を見る 疑うらくは是れ我が頭髪かと

頭を挙げて薄きを嘆き 頭をたれてつぶやいてみる「ミヨイクログロ」

頭薄   (年波 新頭詩選より)



評:寂しさのあまりさめざめと詠った作者の心情が手にとるように分かり、字あまり部分には作者の切ない希望が感じ取られる秀作。
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現代の名詩競作 (峰猫)
2006-08-31 21:40:23
難しそうな唐詩なので、さらっと読んで理解してませんでした。

よくよく見れば、お二方ともすごい才能の持ち主ではありませんか。



>頭をたれて白毛に驚く



の部分はつまり、下の方を御覧になったのですね。

うつむく肩にオトコの悲哀を感じる素晴らしい詩です。





>頭をたれてつぶやいてみる「ミヨイクログロ」



これも素晴らしい!

過ぎ越し年月の重さの中で、「ミヨイクログロ」に光明を見出そうとする、その前向きな姿勢に共感を覚えます。

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恐縮至極 (一休)
2006-09-01 18:53:18
章魚庵殿

負けた!「ミヨイクログロ」は天才的でありま(笑)



峰猫殿

いやはや、女性に解説されるとは…(汗)
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