夢を見ているようでしたよ、12時27分のバスに乗ろうと北(県総方面)
に向かって歩いていると、フラフラと大男がこちらに向かって来る。
「まさかこの時間に酔っ払いはいるまい、変質者か?いや待てよ、
あいつの可能性はある。」
あいつでした。「兄ちゃんとこか?昨日お泊りか?」
「ううん、10時ちょっと前に女房に乗せてきてもらってさぁ。」
「兄ちゃんは?」
「もう、ベロベロでダウン。」「なんつう兄弟だ」
バスが来ました。日曜のこの時間はガラガラ。しかもこのバスには
4人席対面シートが2箇所、先に私が座るともうここでヨロヨロっと
抱きついてきた。「おい、よせよこんなとこで。」
おうおうシャッターチャンス。「モザイクだぞ」
「わかったわかった、通は白丸君って言うんだよ。」
行き先は2人ともJR静岡駅。
あとは、延々と世間話。高円寺時代から40年、話のネタが毎年同じ。
まず、健康話、「γ-GTP(ガンマGTP)はいくつだ?俺は5年位
前の健康診断で42位で再検査だったよ、行かないけど。」
「かわいいもんだよ、俺はもういつ死んでもおかしくない1500以上。」
「E川もその頃言ってたな、その100倍位だよってことは4000、
何なんだよγ-GTP(ガンマGTP)ってのは?死ぬのが怖くて
生きていられるかって?何言ってんだ。」
確かJR静岡駅まで乗っていくと言っていたのに、水落を過ぎると
「ピンポ~~ン」「何だまだだぞ」
「違う、昨日自転車置いてっただっけ、乗って帰る。」
「乗って帰るったって雨降ってるじゃないか。」
「ほうか、せ~じゃぁ駅まで行く。運転手さんすみません、間違えました。
どなたか降りる方がいたら止めてください。」(なかなか偉い)
「おう、シダックスのサービス券が沢山たまってるだよ、みんなで行かざー。」
「おうよしよし、前々から竜南で一杯会やろうかと思ってたんだよ、
T永だろ、Hサシだろ、一応お兄ちゃんが竜南だからお前だろ、ウチは夫婦で
行くわ、ヒナタの連中がいるだろ、上足まで広げたら大変だよ、また考えるよ。」
(さらにAンタッちゃんやKモッチャんとか瀬名や大岩まで広げ、
本気で集めたらなんやかんやですぐ20人くらいにはなるわな。)
ということで、バスの終点は静岡駅と言っても「鈴木たばこ店」の真ん前。
ここで右と左に別れ、Mグフラフラ私シャキッ。
------------------------------------------------------------
ちょっと前のブログに登場のシードブック君のお母さんが
「ちょっとお花が足りなかった。」と買いに来てくれました。
私が苗字でお呼びすると、びっくりして、「どうして私の名前を知ってるの?」
私「・・・・・・・」
いろいろお話をしているうちにだんだん思い出してきたらしい。
「生憎のお天気ですが、乗り物は何でいらっしゃいました?」
「はい、うち遠いから自分で運転して来ました。」
「え”~~~~~~、えら~~~い」
86歳ですよ。
-------------------------------------------------------------
さて、STUDY、行ってみましょう。
初級篇
恥ずかしい・その5
<正しい答えを選んでください>
①「あいつは気が置けないやつだ」 どんな人物?
(ア)油断ならない (イ)気づかいしなくていい (ウ)気難しい
②「すべからく反対すべきである」 どう反対するべき?
(ア)当然、反対する (イ)すべて反対する (ウ)すぐに反対する
③「私の好物は水菓子です」 水菓子ってなんだっけ?
(ア)くだもの (イ)ようかん (ウ)ところてん
④「彼はとつとつと話しだした」 どんなふうに話し出した?
(ア)気乗りがしないように (イ)口ごもり、つかえながら
(ウ)丁寧にゆっくりと
------------------------------------------------------
<正解と解説>
①(イ)気づかいしなくていい
反対語である「気が置ける」は「気をつかってしまう」の意。
これは「特に気を使おうとしなくても、気を置いてしまう」
ということからきている。
その逆の「気が置けない」は「気を使う必要がない」となる。
②(ア)当然、反対する
漢文の訓読「すべからくあらく(すべきである)」に由来している。
③ (ア)くだもの
そもそも「菓子」は「くだもの」を指す言葉。
のちに和菓子や洋菓子が作られるようになり、
それと区別するために「水菓子」と呼ばれるようになった。
名残として「菓」には「くさかんむり」がついている。
④ (イ)口ごもり、つかえながら
「とつとつ」は「訥々」と書く。「訥弁」という言葉は
「つかえがちな下手な話し方」を意味している。
気乗りしないことで結果的に「とつとつ」と語ることは
あるかもしれないが、そのまま気乗りがしないことを
指すものではない。