ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

足裏の痛みと腸・・・臨床連載―39

2005-08-23 12:37:57 | 診断即治療と虹彩学
最近、何故か足裏の痛みを訴える人が増えてきた。

というより、足裏と夏という季節の関係があるのです。
いや、季節と言うより、体を急に冷やす食べ物と言ったほうがわかりやすい
かも知れない。


それはこうです。

例えば、アイスクリームを連日食べたとしますと、当然、腸は冷えるのです
が、同時に腎臓も冷えてくるのです。

冷えるということは、代謝が落ちるということなんです。

アイスクリームを連日食べる。(砂糖が入ったものなら何でも言えます)
  ↓
腸が冷える(物理的作用と化学的作用)
  ↓
化学的作用(砂糖の害)で腎臓まで冷える。
  ↓
腎臓と関係のある経絡に反応がでる。
  ↓
腎臓と関係のある経絡と関係した筋肉や腱が引き攣る
  ↓
疲労している筋肉や腱や関節に痛みが出る。
  ↓
それが、たまたま足裏だった。


足裏には、足の趾を曲げる「屈筋腱」というのがあり、その腱が足裏や足の
趾を曲げてくれるのですが、それが縮んでも足裏に痛みがでるのです。


こんな感じで屈筋腱が走っています


腎臓は、冷えに弱い臓器です。
ですから、腎経の病気であるリウマチは、冬を過ごすのに難儀するのです。


例えば、こんな患者さんがいました。

「右側頭部が後ろに引っ張られる感じで痛いことが一週間ほど続いて、今も
右肩甲骨の辺りが引っ張っている感じがする。起き掛けに腰が張る。右足底
部、踵の辺りが痛く、足底に違和感がある」

と訴えてきました。

これは 経筋腱収縮牽引 で考えますと、明らかに肝臓からの経筋腱収縮牽引と
考えられるので、普通なら、脈診も背椎診も要らないのですが、虹彩分析を
するとわかるように、腎臓と腸があまりいいことはありません。





そこで、左の曲池へ5番鍼をしたら、




「あれーッ、あれーェ?何でー?」

と不思議がっていましたので、答えはわかっていたのですが、私が喜びを味
わいたいために質問してみた。(笑)

「どうですか、首とか腰とか踵の痛みは?」

と尋ねたところ、ニヤニヤ笑いながら、

「スッととれましたよ、足裏の痛みまで、なんでですか、手に1本鍼をした
だけなのに、しかも痛いのは右で、鍼をしたのは左、わかんねーなー」

と、キツネに摘まれた顔をしていた。


あ~あ、楽しかった。~♪~♪


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰してます (polestar)
2005-08-24 01:02:14
最近、貴ブログへのコメントのツボがわかりません。
polestarさんへ (hallick)
2005-08-24 06:48:19
>最近、貴ブログへのコメントのツボがわかりません。



皆さんもそうみたいですし、私もそう思います。(笑)

ですから、近況報告や質問等で、メールのように使って頂いております。

polestarさんも、暇な時は、静岡の「おいしい店」でも紹介してください。

きっと、私の記事よりも喜んでくれます。

美味しいお店 (polestar)
2005-08-26 10:12:54
静岡では滅多に外食しないので、地元の名店は知りませんよぉー。

県外に出卦けるときは100%外食ですから、大阪だったら 大美野駅近くのうどん屋がうまかったです♪
polestarさんへ (hallick)
2005-08-26 10:44:20
大美野駅?

大阪ですか?

何線だろう。



>地元の名店は知りませんよぉー。



あははは、失礼致しました。

君・食ブログですから、名店紹介をしても意味がないですよね。
なぜ曲池? (素問)
2005-09-13 15:52:25
ブログの記事で勉強させてもらっています。

この回の患者さんは、症状から明らかに肝臓からの経筋腱収縮牽引なので、経絡七星論の表裏共軛系の大腸経を選択されたということだと思うのですが、なぜ曲池なんでしょうか?また、虹彩分析から腎臓と腸が悪いということですが、虹彩だけで臓腑の虚実も判定されているのですか?
素問さんへ (hallick)
2005-09-13 22:58:31
曲池を選ぶのは、陰陽交差理論によるもので、経絡七行論では、木の共軛経は金で、木(肝)が陰なので、金(肺・大腸)は陽経を使うわけです。

虹彩で臓腑の虚実を判定することは、腹診や、六部定位脈診(脈差診)、あるいは脈状診(脈証)には出てこない「長年の体質」まで診断することが出来るので、根本的な病因まで判定することができると考えています。

ただし、最近は随分慣れてきましたので(7~8年も虹彩を見つめ続けてきましてので)、問診と切診で、だいたいの虹彩の状態が想像できます。

ですから、虹彩分析を後ですることもあるのですが、家庭での養生は、絶対に虹彩分析の結果に従って指導しています。

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