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七星鍼法の論理:花粉症とエネルギーの流れ

2024-04-17 09:43:33 | 診断即治療と虹彩学



東洋医学には「氣」という概念があり、その概念が分からなければ、鍼灸治療は理解できないかも知れません。
わかりやすくするために、私は「氣」のことを「エネルギー」という言葉に置き換えて説明しています。

エネルギーとは、物理学や自然科学の観点からは、物体の運動や変形を引き起こす能力や物体間の相互作用の結果として現れる物理量です。
しかし、より広い意味でのエネルギーは、物理的なものだけでなく、生命や自然界の様々な現象を説明するための抽象的な概念としても理解されています。

生物学や医学、心理学の文脈では、エネルギーは生命の維持や活動を支える力や資源を指すことがあります。
身体的なエネルギーは栄養摂取や代謝から得られ、運動や思考、感情などの活動に利用されます。
心理的なエネルギーは、注意力や意志の力、情熱などと関連付けられることがあります。

つまり、東洋医学で云う「氣」は、非常に重要な概念です。
なので氣は、生命エネルギーや生命力を表すとされています。
体内に流れる氣のバランスが乱れると、身体や精神の不調や病気が引き起こされると考えられています。

氣は、身体の経絡(経絡は、体内を流れるエネルギーの経路とされています)を通じて流れ、臓腑や組織に栄養や活力を供給します。
また、気の流れが滞ることで痛みや不調が生じると考えられています。

鍼灸や東洋医学の治療は、氣の流れを整えることを目的としています。
鍼灸などの手法を用いて経絡や経穴(経絡上の特定のポイント)にアプローチし、氣の流れを調整し、身体のバランスを回復させることで健康を促進します。

簡潔に言えば、氣は身体や精神のエネルギーであり、バランスが乱れると不調や病気を引き起こすとされる概念です。
氣の概念は、身体的な症状だけでなく、感情や精神状態も氣の流れと関連しており、そのバランスが崩れることで病気や不調が生じると考えられています。

ですから東洋医学では、氣の流れを円滑に保つことが健康を維持する重要な要素とされています。
そのため、鍼灸や按摩、漢方薬などの治療法は、氣のバランスを整えることに焦点を当てています。

さらに、身体の氣の流れは、自然界の気候や季節、食べ物などの外的要因にも影響されると考えられています。
そのため、東洋医学では生活習慣や食事、運動などを通じて、外的な影響を受けた氣のバランスを調整することも重要視されています。

総じて言えば、氣は東洋医学において身体と心の健康を維持するための根本的な概念であり、そのバランスを整えることが重要であるとされています。
それは「七星論表」にまとめてありますので、近日出版の予定です。

花粉症の季節になりましたが、この「氣」を動かすことで、花粉症の症状を治めることもできます。
その時に大切なのが、「補寫」の概念で、これを間違えると症状を悪化させてしまいます。

上のイラストを見てください。
これはエネルギーが下から上に流れていく様子を現わしているようです。
この流れを逆にしたらどうなるでしょうか。

体調が悪くなります。
筋力が落ちてきます。
病状が悪くなります。

ですから、我々鍼灸師は多くの治療で、エネルギーの流れに従って鍼をするのです。
つまり、エネルギーを補っていくわけです。
※エネルギーの流れを逆にして治す方法もありますが、それはあまり使いません。

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