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評論家、石平氏、大いに語る:北朝鮮問題の行方(スケッチ&コメント)

2017-04-24 16:32:17 | スケッチ


北朝鮮問題の行方

江嵜企画代表・Ken



評論家で拓殖大学客員教授、アジア・中国問題のスぺシャリスト、石平氏の講演会が4月22日午後2時からクオレ大阪中央4階セミナーで開かれ楽しみにして出かけた。会場の様子をいつものようにスケッチした。

フロリダでの米中首脳会談で習近平がトランプ氏に「韓国は中国の一部だった」と発言したことが、韓国はじめ内外で話題になっていることからこの日の石平氏の話は始まった。石平さんはいきなり黒板に「檀君」の二文字を大書した。「これは神話の世界ですがあります。習近平の話はウソではないのです」と石平さん。

次に石平氏は「衛満」と書いた。「燕の時代、紀元前195年、中国が朝鮮半島に初めて作ったという記録があります。それが「衛氏朝鮮」です。」と続けた。朝鮮半島の歴史が始まった。「衛氏朝鮮」は漢の武帝に滅ぼされた。400年中国に直轄統治された。

14世紀、「李氏朝鮮」が誕生した。明に朝貢した。「一言でいえば韓国は中国とは朝貢関係の歴史なんです。李氏朝鮮は500年続きましが、皇帝の即位には使者を必ず中国に送り、お伺いを立てていました。朴前大統領も同じでした。第二次世界大戦で日本は負けました。朝鮮人は日本から独立したと思っていますが、中国から独立したのです。」と石平氏は中国と朝鮮の関係を総括した。

1950年、朝鮮戦争が始まる。北の方が強かった。北朝鮮軍が南になだれ込んできた。あっという間にプサンまで退却する。李承晩はアメリカに泣きつきました。朝鮮人は外国に直ぐに泣きつくのです。その点では金正恩も上手です。中国を利用しています。お爺さんのキム・イルソンはソ連に援助を求めました。

北朝鮮はおいしいものは全部いただきです。中国の話は聞いてくれません。もうそれは腐れ縁です。断つことはできません。中国にとって北があった方がいいのです。日米同盟、米韓同盟で、北が緩衝地帯になっています。もうひとつのカードは、今、アメリカが中国に頼み込んでいます。北がひどいことをすればするほど中国がまともな国に見えてくるのです。やくざが紳士に見えてくるのと同じですと石平氏はにやりとした。石油を止めてしまう。息の音をとめることは中国にはできない。だから金正恩は安心して暴れるのですと石平さんの話はエスカレートしてきた。(中略)

トランプ氏がフロリダの歓迎会の際「アメリカはさきほどシリアを空爆しました」と伝えた。習近平は10秒ほど言葉がでなかった。そして了承した。これはまずいですよ。習近平はその程度の男だということを示した。プーチンは早速習近平を非難した。プーチンはなんだ、その程度の人間だったのかと思ったんじゃないかと石平さん。

空母カールビンソンが北上してこなかったのはトランプさんが習近平の様子をうかがっていた。習近平に時間を与えるつもりだったんじゃないかと石平さんは話を続けた。北への圧力は実は、習近平への圧力なんです。石油を止めれば北は死んでしまう。中国にとってはそれが出来ない。金正恩を殺せば習近平は道連れになる。北と中国の国境の鴨緑江ダムを爆破で決壊したら大混乱になる。なにもできないから今、習近平は地方回りなんかしてごまかしているのですと、石平さん。

北朝鮮問題はとにかく決着はつきます。アメリカは北朝鮮問題さえ解決すれば中国に頼むことはないと石平さんは明快だった。中国は苦しいのですよと言って1時間半の講演を終えた。15分間の質疑応答の時間がありますと主催者のNPO法人国際生涯学習センターの司会者が促した。次々に手があがった。7~8人の人が矢次早に手を挙げた。

一人が『石平さんはいろいろの番組に出ておられます。選ぶ基準があるのですか」と聞いた。「視聴率で選んでいると思います。イデオロギーは関係はないと思います。」と答えた。「石平さんは中国の中枢部から情報を入れているのですか」と聞いた。「ありません。とっくに殺されています。インターネットや公表されている情報だけです。見る目があればわかります。」ときっぱり。一番印象に残った。(了)

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