しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

■パワーレンジャー

2017年07月19日 23時58分22秒 | 作品名(は行)
第430回「これこそが原点回帰ではないだろうか?」
日本発祥の「スーパー戦隊シリーズ」が海を渡りアメリカで大ヒットしているという話題を聞いたのはどの位前だろうか?日本独特の勧善懲悪がアメリカでも通用するものなのかと疑問に思ったが、そんな「スーパー戦隊シリーズ」がとうとう映画になったと聞けば、やはり気になってしまうというもの。今回の作品は「パワーレンジャー」です。

地球上にまだ恐竜たちが存在していた時代、地球外より訪れたエイリアン軍団によって支配されようとしていた。しかし、ある5人の戦士たち命を賭した活躍によって地球は危機を脱することができた。そこにはやがて新しい命が芽生え、時は流れた。アメリカの片田舎にある小さな町・エンジェル・グローブに、普通に暮らす若者たちがいた。
ジェイソン・スコットはかつて学校のアメフト部でエースと期待されていたが、足のケガが原因で引退し無気力が毎日を送っていた。ある日、学校で補習となり同じクラスにいたいじめられっ子のビリーを助けたことで仲良くなり、彼の父親と行っていたという炭鉱へと向かうことになった。そこには偶然、同じ高校に通うキンバリー、トリニー、ザックがいた。彼らもまたさまざまな理由で学校では浮いた存在だった。その炭鉱で彼らは見たこともない物質で出来た5色のコインを見つける。5人に5色のコイン。不思議な因縁を感じる彼らだったが、無断で炭鉱に忍び込んだために警察に追いかけられてしまう。必死で逃げる5人。しかし、逃げる際に踏み切りで貨物列車と彼らの乗っていたワゴン車が衝突してしまう。が、彼らは何事も無かったかのように翌朝、それぞれの家で目を覚ました。傍らにはあのコインがあった。さらに彼らの身体にも驚くべき変化が起こっていた。彼らはまだ気づいていなかった。それが彼らの運命を大きく変えることになろうとは。

私が子供の頃観ていたのは「ゴレンジャー」や「サンバルカン」。戦隊シリーズの初期のものだ。最近は放送しているのがどんなものかくらいは知っているが、正直、まったく見ていませんでした。ヒーローものに関しても、いまやアメリカではアメコミものがヒット作を連発している状況で、今から感はありました。そんな感じなので全く期待していませんでした。難しい事を考えずに気楽に観られればと・・・

全体の印象としては、それなりに楽しめるし、脚本もしっかりとしていて、最初のエピソードとしては良く出来ていたと思います。ただ色んな事を詰め込み過ぎていて、全体的に展開が早すぎる気がします。(まあ日本のオリジナルも同じですが。)5人がパワーレンジャーとしての役割を飲み込む理由が希薄だったり、戦うことを受け入れるのがもっと丁寧に描かれていたらと思いました。

点数としては★★★☆☆です。上映時間中に睡魔に襲われることもなく、最後まで観ることが出来たのは評価すべきだと思います。出来れば、もっと5人それぞれの特徴ある能力について深く掘り下げられたら、もっと面白くなったのだろうと思います。時間の関係があるのでしょうね。やはりあくまで子供向けですからね。でもアメコミ映画は成功しているのですが・・・

エンドロールを見る限りでは6人目の追加戦士の登場を予感させるシーンを入れたりと、続編を作る気は満々みたいなので、次回作があれば、もう少し丁寧にそれぞれのキャラクターを描いて欲しいと思いました。

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