しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

■キングコング:髑髏島の巨神

2017年04月17日 22時11分46秒 | 作品名(か行)
第424回「まさかあの作品とつながっていくとは・・・」
今回の作品は「キングコング:髑髏島の巨神」です。公開から数週間経っての鑑賞です。その理由はもう言うまでもありませんが、全く期待していませんでした。予告編を観た段階での「怪獣大戦争」のような作りに、私はガッカリしてしまいました。「キングコング」と言えば、古くは1933年に第一作目が作られ、正統続編・リブートなど含めて多くの作品が作られていますが、個人的には悲しい終わり方の悲哀に満ちた映画だと思っているので、この作品のようなとにかく派手なクリーチャーが登場して戦い続けるみたいな作品は薄っぺら過ぎて面白い作品になっているとは思っていませんでした。では、何故そんな作品を観にいったのか?それは特に難しい事を考えずに楽しめそうだからでした。そんな私が映画鑑賞後にはどうなったのでしょう。

1973年のアメリカ。ベトナム戦争からの撤退をニクソン大統領が宣言したその日。特務研究機関モナークのウィリアム・ランダはホワイトハウスにいた。彼は南太平洋に浮かぶ「髑髏島」への地質調査のアメリカ軍の同行を依頼する為に来ていた。彼はその島にはとてつもない資源があり、いずれソ連もそれを見つけるはず。アメリカが世界最強を示す為にはどこよりも先んじてそれを手にする必要があると説き伏せるのだった。しかし、彼にはある秘密があるのだった。次にアメリカ軍の協力を得たランダが向かったのは、元SASの軍人ジェームズ・コンラッド。サバイバル術に長けた彼に島への案内役を依頼し、高額な報酬と引き換えに承諾。さらには戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーも加わり、調査チームは南太平洋へと向かう。島の付近まで到着したが、島の周囲には侵入を阻むかのように雷雲に囲まれ、船での接岸は不可能だったので、軍用ヘリへと搭乗し、島へと乗り込んで行くのだった。ほどなく彼らは島への到着を心から後悔することになる。

プロデューサーがどこかのインタビューで言っていたように、夕日の中に飛ぶヘリ、その奥に立つ夕日の中のコングという印象的な登場シーンに始まり、まるで「地獄の黙示録」のようなヘリの飛行シーン。アイデア一発で作られた駄作だろうと思っていました。ところが、映画は冒頭からテンポの良い展開で、お話が進んで行きます。島へ到着までのシークエンスもそれぞれのキャラクターを説明しながら、無駄なシーンは極力削り、コングが見たくて来ているであろう観客の期待を裏切らないタイミングでの登場。若手からベテランまでうまく配置されたキャスティング。最初から最後まできちんと練られた脚本。とても見事な出来でした。前述したように「怪獣大戦争」感は否めませんでしたが、それでも個々のクリーチャーがとても良く出来ていたので、見ていて飽きませんでした。眠気に襲われなかったのは、それだけ映画にのめり込んだからということでしょうか。

それにしても、なぜかキャストにマーベル関係者が多かったですね。主演のロキ=トム・ヒドルストンをはじめ、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン。さらには今後の話ですが、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンと、まるで今後のマーベル映画の宣伝作みたいでしたね。どの役者さんも演技には何の問題も無い人ばかりでしたが。

点数としては★★★★☆です。それほどお話に深みはありませんが、娯楽作品としてはとても良く出来た作品だったと思います。期待しないで鑑賞したのも良かったのかも?

それから今作は最後まで席を立ってはいけません。エピローグというか次作への前フリがあります。それを見て私は驚いてしまいました。特に隠しているわけではないようなのでネットで調べればわかるのですが、どうやらあの有名作品とのコラボがこの後に控えていたようです。あの怪獣やあの怪獣の姿が見られます。さらにはあの怪獣の咆哮まで。驚きと同時にワクワクしている私がいました。

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■ゴースト・イン・ザ・シェル

2017年04月09日 18時55分18秒 | 作品名(か行)
第423回「映像、表現、世界観は良かったが・・・」
士郎正宗の名前を知ったのは私が中学生だった約30年前の話。同級生の中にマンガ好きで、やけにマニアックな作品が好きなやつがいた。彼は「アキラ」や「ファイブスター物語」などを読んでいて、そんな作品群の中に士郎正宗の「アップルシード」があった。彼の勧めで読んでみが、それほど私の琴線に触れるものではなかった。それから数年が経ち、「攻殻機動隊」が大ヒット。知っている作家の作品が世の中に知れ渡ることに多少の優越感はあったが、どうしてそれほどヒットしたのか不思議に思っていた。今回の作品「ゴースト・イン・ザ・シェル」がハリウッドで実写映画化の話も何年も前に話題になっていたので、「やっと公開されたか」という程度の印象で、なんとしても観たいというよりも、どんな出来になったのか確認しようくらいの気持ちでした。熱狂的なファンの人には申し訳ないくらいの人間が書くブログです。

ネットに直接アクセスする電脳技術が発達した近未来。とある事故によって、わずかな記憶と頭脳だけが残ったキラ・ミリアン、彼女の身体のほとんどは「義体」で形成されている。彼女が所属するエリート捜査組織「公安9課」では彼女は少佐と呼ばれ、サイバー犯罪やテロ行為を取り締まっていた。ある日、義体技術の多くを扱っているハンカ・ロボスティック社の技術者がテロリストに襲われるという事件が起こる。9課のメンバーは犯人の手がかりを求めて捜査を始めるが、やがて驚愕の事実へと辿り着く。その事実が公安9課を壊滅の危機へと追い込んで行くのだった。

あくまで熱狂的なファンではなく、士郎正宗および原作を知っている程度の人間だということを前置きしておきます。SF好きとしてはこういう設定や世界観は大好きです。劇中に登場する架空の都市の様子や義体に代表されるような進化したテクノロジーにはワクワクします。「ブレードランナー」を彷彿とさせるような街並み、電脳世界へとダイブする映像表現などは、原作を知った当時では考えられないほど進化し、見事に映像化されています。ただ残念ながら説明不足なところが多く、睡魔に襲われることもありました。

私が忘れていたのはこの作品の主人公が「草薙素子」だということ。ハリウッドで映画化された作品だから世界観だけ引き継いで、彼女の名前は出てこないものだと思っていました。しかし・・・この物語はあくまで「攻殻機動隊・エピソード0」なのでした。ネタバレになるのであまり記述しませんが、きちんと日本の原作をリスペクトした作りになっていました。ネットの記事では主人公を演じる俳優がスカーレット・ヨハンソンに決まった時になぜ日本人じゃないのかと物議を醸したとありましたが、私はそれほど問題だとは思っていません。むしろこの作品はアメリカで作られたものなので、主人公をその国を代表する俳優が演じるのにまったく違和感はありませんでした。さらに彼女は「ルーシー」など多くの作品でエキセントリックな設定のキャラクターを多く演じてきています。今作での少佐役もとても見事に演じてくれました。

では映画の評価はというと★★★☆☆です。決して酷評するほどひどい出来ではありませんでしたが、とても物足りなさを感じました。個人的に思っているのはお話の流れと魅力的な悪役の不在、北野たけしさん演じる荒巻の存在だとおもいます。脚本に関しては近未来の世界へと観客を引き込むのに無理があったこと。事件の黒幕となる人物が、あまり魅力的に扱われていなかったこと。そして原作及び日本へのリスペクトとはいえ、演技のあまりうまくない北野たけしさんの起用。(これは個人的な評価ですが。)セリフが日本語だったのは気になりません。むしろ無理に英語を使うよりは(同時翻訳技術が発達したと思えば)良かったと思います。以前、彼が出演したハリウッド映画「JM」でもそうだったのですが、ちょっとキャラクターと合っていないのでは?と思いました。もっと威風堂々としたというか、立ち姿に迫力がある人を起用してほしかった。

おそらく続編は無いと思います。というより何でもかんでも実写化する邦画界で、この作品を実写化したほうが良かったのでは?あのマンガとかあのマンガとかを文句言われながら実写化するよりは、見事な作品が出来たのではないでしょうか。そういう意味では押井守版「ゴースト・イン・ザ・シェル」を観たくなる作品でした。

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■パッセンジャー

2017年03月28日 22時33分27秒 | 作品名(は行)
第422回「もう少し違う描き方をしていたら、傑作だったのかも。」
前から言っているようにSF映画が大好きだ。今の科学では不可能かも知れないが、もう少し時間が経てば、科学の進歩が進んだら・・・と考えてワクワクしながら観るのが大好きです。なのでSF映画と聞けば、まずは見ておかなければと思うのです。今回の作品は「パッセンジャー」です。

時は未来。荒廃した地球を離れ、新たな植民地を求めて巨大宇宙船「アヴァロン」に乗船したのは5000人の乗客と238人の乗組員。彼らは冬眠装置で眠ったまま、約120年かかる植民星へと向かう長い旅路の途中だった。30年が経過した頃、突如として乗客の1人だったジム・プレストンの冬眠装置が動きを止めた。目覚めた彼は星に到着したのかと思ったが、事態はそう簡単ではないことはすぐにわかった。彼以外の人間は誰一人として目覚めていなかった。再び冬眠装置を動かそうとするが、予備の装置は無い。さらには装置はあくまで冬眠状態を維持するための装置で、冬眠状態に入るには別の処置が必要で、宇宙船にはその設備が無い。それは残された90年をこの宇宙船で生きること。つまり残りの人生をここで終えることを意味していた。絶望の中で自暴自棄になった彼だったが、そんな彼を救ったのは冬眠装置で眠っている1人の女性だった。彼女は作家のオーロラ・レーン。この宇宙船での事、植民地へ着いてからのことを本にまとめるのを目的に乗り込んでいた。彼女の事を知れば知るほど、思いは募るばかりだった。そして彼が目覚めて1年が経ったころ。彼はとある決断をする。それは彼女の冬眠装置を停止し、目覚めさせることだった。

作品としては想像していたものとは違っていましたが、決してつまらない作品ではありませんでした。しかし、色々と突っ込み所が多かったのも確かです。数千人規模での移民計画なのだから、あらゆるトラブルに備えていて当然。なのに冬眠装置の故障を直すことはおろか、再び冬眠することも出来ない。もちろん、そういう状況を作らなければ物語にならないのはわかります。であるならば、主人公の彼が目覚めた理由が装置の故障という「予想外のトラブル」ではなく、なんらかの重要な意味があったというほうが説得力があったと思っています。

実際に劇中では技術者である彼が目を覚ますには十分なトラブルが起こっていました。私は完全に「彼はそのトラブルを解決するために選ばれた」と思っていましたが、そのまま何と1年が経過、彼女が目覚めて、さらに1年が経過する。物語は2人の恋愛模様に焦点があたり、冒頭のあのシーンは?と疑問に思ったままお話は進んで行きました。

最近のSF映画は昔に比べると、評価が上がってきており、アカデミー賞でも作品賞候補になることも増えてきました。「第9地区」や今年度で言えば「メッセージ」などがそれにあたります。この「パッセンジャー」という作品ももう少し脚本をひねっていれば、そんな作品の1つになっていたのでは?と個人的には思っています。2人の恋愛に焦点をあてたのならば、エンディングで描かれた最後の様子(彼らの行く末)をもう少し時間をかけて描くべきだったのではと思っています。

それでも少ない登場人物でよく脚本も練られていて、最後まで睡魔に襲われることなく鑑賞できました。主役を演じたクリス・プラットも良かったし、オーロラを演じたジェニファー・ローレンスはここ数年でメキメキと頭角を現してきた女優さんなので、彼女のあの表情の変化は見事でした。2人の登場人物で終わるのかと思っていたのですが、いきなり登場した3人目の登場人物も思わぬ名優が演じていて、物語に厚みを与えてくれました。さらには船長役の名優にいたっては、たったワンシーンしか登場しないという贅沢な使い方に驚きました。

点数としては★★★★☆です。個人的には彼らがあの後どうなったのか。どのように生き、どのように死んでいったのかをきちんと描いていれば上記に述べたように傑作となっていたのではと思っています。

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■ラ・ラ・ランド

2017年03月05日 23時54分05秒 | 作品名(ら行)
第421回「やっぱり苦手なのかもね・・・」
以前から公言していますが、「私はミュージカルが苦手です。」いきなり登場人物が歌いだすというあの不可思議な状況をどう理解すればいいのか?歌のシーンはファンタジーと考えればいいのか?どのように解釈すればいいのか?と色々と考えてしまうのです。おそらくミュージカル好きの人から言わせれば、そんな難しいことは考えずにただ楽しめばいいんだよ。と言われるでしょうが・・・そんな私が今回鑑賞したのは「ラ・ラ・ランド」です。

映画会社のスタジオ内にあるカフェで女優を夢見て働いているミアは、数多くのオーディションを受け続けているが、なかなか女優として芽が出ないでいた。ある日、オーディションに落ち、落ち込んでいるミアを元気付けようと友人たちと言ったパーティーだったが、さらに落ち込んで1人帰路について、夜道を歩くミアの耳にとあるバーからピアノの音色が聞こえてきた。それに導かれるようにミアは店内へと入った。そこで、ピアニストのセバスチャンと出会うが、彼は店長のいう通りの曲を弾かずにクビになり店を出ていくのだった。そんな2人が再び出会う。とあるパーティーでバンドに交じりキーボードを弾くセバスチャンにミアが声をかけた。2人は導かれるかのように恋に落ちた。

ミュージカル映画には2つのシーンがある。それは正にミュージカルシーンと通常シーンの2つである。私が苦手なのは通常シーンが突如としてミュージカルシーンとなり、再び通常シーンに戻るところだ。ミュージカルシーンをどう捉えればいいのかで困惑する。あくまでファンタジーだと捉えれば、そのシーン内で起こったことはあくまでイメージとなり、あまり重要ではなくなってしまう。逆だと考えると、あまりに不自然だ。そこを見事に作品としたのは「レ・ミゼラブル」だった。あの作品は通常シーンはほとんどなく、ほぼ全てのシーンが素晴らしい楽曲でお話が進んで行った。その事が苦手なミュージカル映画もすんなりと世界観に入り込むことができた。しかしこの「ラ・ラ・ランド」という作品はそうではなかった。

しかし、それでもアカデミー賞で歌曲賞を受賞したメインテーマを筆頭にどの楽曲もとても耳に残る印象的な曲ばかりだったし、あえて原色を使った人物の衣装もとても綺麗で作品にいい影響を与えていたことは事実です。だからこそ今年度のアカデミー賞を5部門の受賞となったのでしょう。

では私の評価はどうなのか?それは★★★☆☆です。残念ながらお話そのものは取り立てて評価を上げるような出来ではありませんでした。よくある普通の恋愛物語です。(500)日のサマーが普通の恋愛を時間軸を動かすことで、魅力的に見せたように、この作品も普通の恋愛をミュージカル仕立てにすることで、見事に描いて見せました。おそらくミュージカル映画好きな人が見たのなら満足する作品だったのかも知れません。それでもオープニングのシーンなど、素晴らしいシーンはいくつもありました。見ておいて損な作品では無いと思います。

それにしてもJ・K・シモンズは名優なのに作品を選ばずに、色んな作品に顔を出しますよね。「ターミネーター」やつい先だってみた「ザ・コンサルタント」など最近やけに目に付く役者さんの1人です。この作品でもチョイ役でいい味を出してます。

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■相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断

2017年02月19日 22時35分34秒 | 作品名(あ行)
第420回「相棒の相棒による相棒ファンのための映画」
2000年から放映が開始され、すでに15シーズンが作られ、毎シーズンの放送を楽しみにしているドラマ「相棒」ですが、当初は見ていなかった私も相棒が変わったあたりから見始め、すっかりハマってしまっています。そんな私が迷わず今回の作品「相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断」を選んだのは必然というべきでしょうか。

2009年、英国で日本領事館関係者の凄惨な集団毒殺事件が起こり、その唯一の生き残りだった少女が国際犯罪組織「バーズ」によって誘拐された。しかし、当時の駐英大使と日本政府は“高度な政治的判断”によって、人質を見捨て、その誘拐事件を闇に葬ったのだった。それから7年。国際犯罪組織「バーズ」のリーダー=レイブンを長年追ってきた国連犯罪情報事務局・元理事のマーク・リュウが、日本にレイブンが潜伏しているという情報を得て香港から来日。特命係の杉下右京と冠城亘は、社美彌子からの指示で、案内役としてそのリュウに同行していた。その矢先、リュウの部下が、「天谷克則という男を調べてくれ」というメッセージを残し、首に黒い羽のタトゥーを入れた“黒衣の男”に殺害された。さらに「バーズ」は外務省のホームページをハッキングし、7年前に誘拐した少女=鷺沢瑛里佳の現在の姿を動画で公開した。「7年前、日本政府は我々の要求を無視した。今回拒否すれば、大勢の人々が見守る中で、日本人の誇りが砕け散るだろう」というメッセージと約9億円の身代金を要求した。かつての誘拐事件の全貌が明らかになり、騒然とするマスコミ。特命係の2人は捜査一課の面々、元鑑識の米沢守、警察庁の神戸尊らを巻き込みながら、事件解決へと独自に動き出す。

ファンとして突っ込みたいところが幾つかあります。今回の事件の時系列は2016年の夏に始まって、国際競技大会(オリンピック)の選手団のパレードが行われた10月初旬が舞台になっているはず。なのに事件が始まった夏頃にはすでに冠城亘が警視庁にいること。(冒頭の冠城亘が歩くシーンで印象的にセミの鳴き声を入れていた。)警察学校に4月に入学したのなら、卒業は9月のはず。夏にはまだ学校に在学中のはずである。
ウィキペディアでは、15シーズンの2話と3話の間の出来事と書いてあったが、であるならば、サイバー対策室の青木を登場させてもいいはず。映画ではわざわざ米沢さんを登場させている。

さらには犯人の動機と犯行計画について。ネタバレを避けて書くので、なにを言っているのかは映画を観た人しかわからないかもですが、世界を又にかける犯罪グループの主犯が仕掛けた計画にしては、余りにも拙い計画でアッサリと予想がついてしまいました。彼の正体がわかってからは、さらにあの事件は必要だったのか?最終目的があれならば、もっといい方法があっただろうに?と色々な点が気になってしまいました。右京さんの言葉を借りるのであれば「細かい事が気になってしまう。僕の悪い癖。」といったところでしょうか。

そんな文句を言いつつも最後まで観られてしまったし、久しぶりに登場した神戸尊にもワクワクしてしまいました。(場面がかなり少なかったのですが。)でも、この作品はあくまで相棒をこよなく愛している人に向けた作品であって、新規でここから相棒に興味を持った人には全く向いていない映画であることは間違いありません。それでもそのコアなファンに向けて作られたはずなのに、あれだけ興行収入を上げられてしまうのは、改めてこの作品の凄さを感じたのでした。

作品の点数としては★★★★☆です。テレビシリーズのほうで映画に向けての前日譚を2週に渡って描いたわりには、まったく意味を持っていなかったので、マイナス1です。ファンでない人が見たら、さらにマイナス1だったかも。ここのところ脚本家陣がガラッと変わって、少し脚本に無理を感じるエピソードが多い気がします。古沢良太さんや戸田山雅司さん、輿水泰弘さんなど、安定して相棒の世界を描いてくれる先輩を見習ってほしいと思っています。今後も続いてほしい作品なので・・・

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