しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

■キングスマン:ゴールデンサークル

2018年02月08日 22時44分40秒 | 作品名(か行)
第445回「前作が良かっただけに期待しすぎた俺が悪いのか?」
昔からスパイ映画も大好きだ。「ミッション:インポッシブル」シリーズや「ジェイソン・ボーン」などなど多くの名作スパイ映画があるが、その激戦区に突如としてそれは現れた。その作品は「キングスマン」だ。1作目については全くのノーマークだったために私が鑑賞したのは公開後ずいぶんと経ってからのことだった。ところがこれが面白い。監督は「キックアス」「X-MEN:ファーストジェネレーション」のマシュー・ヴォーンだ。事前に配給会社がもっと宣伝に力を入れていたら、おそらく劇場で鑑賞していたことだろう。そんなふうにして1作目を見逃した私は、今回の作品「キングスマン:ゴールデンサークル」を期待に胸を膨らませて劇場へと足を運んだのでした。

イギリスにある高級テーラー「キングスマン」。表向きはテーラーだが本当の正体はどこの国にも属さない諜報機関だった。これまでも多くの世界的な危機を救ってきた。ところがある日、世界最大の麻薬組織「ゴールデンサークル」の攻撃によって壊滅状態へと追い込まれてしまう。わずかに生き残ったのは若手のエグジーとメカニック担当のマーリンの2人だけだった。2人は僅かに残った希望を求めて、アメリカにある諜報組織「ステイツマン」へ助けを求めるのだった。するとそこには死んだはずだったエグジーの師であるハリーがいたのだった。心強い味方を得たと喜ぶエグジーだったが、ハリーは記憶を失っていた。さらに追い打ちをかけるように、ゴールデンサークルのボスであるポピーは世界中の麻薬に毒物を混ぜて流通させ、解毒剤が欲しければ麻薬を合法化しろと脅迫してきた。果たしてエグジー達は世界を救うことが出来るのか?

前作がとても面白かっただけに大きな期待を胸に映画館へと向かいました。前作でとても魅力的なキャラクターだったハリーがあっさりと殺されてしまい、とても残念に思っていたのですが、ああいう形で生き残っており、物語に復帰したのは個人的にはとても嬉しかったのですが、前作に比べて脚本が良くなかったように思います。

まずはゴールデンサークルという組織とそれを率いるボスについて、世界中の麻薬を仕切る組織のはずなのに、なんだかこぢんまりとした無人島に居を構え、ボス以外のキャラクターはほとんど目立つ人間がいないというよくわからない組織。さらにボスのポピーはサイコパスという設定なのですが、それを表現しようとしたのかはわかりませんが、気に入らない人間や裏切り者は巨大ミンチ機で人間をミンチ肉にしてハンバーガーにして食べてしまうというもの。私的にはこのミンチ肉という表現に完全に引いてしまって、もはや嫌悪感だけでした。もう少し違うかたちでサイコパスを表現できなかったのでしょうか?

もちろんグロい表現は前作でもありました。ラストで次々と頭が吹っ飛ぶシーンがあったり、腕や足をぶった切ったり。それでもそんなシーンをポップに演出していて見ていて嫌悪感までを抱くものではありませんでした。しかもあまり効果的にミンチのくだりが使われていないという、なんとも中途半端な感じになってしまっていました。

もう1つは、黒幕というか裏切り者の存在です。裏切り者がいるのは、前作からのお約束というか、予想の範疇だったのですが、裏切りの動機や理由がとても正当な理由で、それはアリなのではないかと私は思ったのです。もっと悪役らしい理由だったら良かったのに、悪役側に共感しまいました。悪役なら最後まで悪役としての役割(理不尽で身勝手な理由)を持たせるべきだったのではないのかと疑問を感じてしまいました。しかもそのキャラクターの最期もあの機械の登場と、再び嫌悪感でした。

点数は★★★☆☆です。決して駄作ではありませんが、前作が良かっただけに期待外れの感は否めません。登場するキャラクターを演じた俳優さん達は豪華で良かったのに、魅力的なキャラクターをアッサリ殺してしまったりと、ちょっと物足りなさが残った作品でした。

どうやら3作目の企画が始動しているようなのですが、もっと脚本をしっかりと練ったうえでの製作を望んでいます。

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■探偵はBARにいる3

2018年01月28日 16時49分13秒 | 作品名(た行)
第444回「大いなるマンネリが悪い方向へと流れ始める。」
この作品のレビューを書くときにいつも言っているのが、「最近のドラマや映画などで、魅力的な探偵ものが無くなってきている。」ということ。昔に比べて「探偵」という職業が現実的でなくなってしまっているのだろうと思う。(ビジネスとしては存在するが、ドラマチックでないという意味で)多くのフィクションを含んでいたとしても個人的には探偵ものは昔から大好きなので、無くなってほしくないと思っています。今回の作品は、そんな探偵ものである「探偵はBARにいる3」です。

日本最北端の歓楽街ススキノ、そこにあるバー「ケラーオオハタ」に彼はいる。ススキノで起こる厄介事を解決するプライベートアイ(探偵)だ。ある日、相棒である高田が大学の後輩を連れてきた。その男が同棲する恋人の麗子が失踪したというのだ。探偵は簡単な人探しだと思い、軽い気持ちで引き受けることにした。ところが、彼女の素性を追っていくといくつもの隠し事が明らかになっていく。彼女は高級デートクラブで働いていた。そこは後ろに暴力団の影がちらつく評判の良くない会社が経営している。単なる人探しがどんどんきな臭くなっていく。さらに数日前に起こった蟹を輸送していたトラック運転手が殺害された現場に麗子がいたという情報もあり、事件は思わぬ方向へと転がり始めるのだった。

この作品のマズかったところはレーティングを前作までのPG12からGに下げてしまったことだ。引き下げたことで鑑賞可能な対象が広がりはしたが、前作までのドス黒い雰囲気や暴力描写などをやわらかい表現にせざるを得なくなってしまった。そのせいでハードボイルドがかなり半熟な出来になってしまいました。

さらに事件の内容そのものも、物足りない。1人の人間が命を懸けてまで行動を起こすには動機が弱い。今作のマドンナとなった北川景子演じるマリが過去の出来事、現在の出来事、そこから導き出された行動としては説得力が弱いと感じました。

脚本を1作目から続けている古沢良太さんは「相棒」や「リーガル・ハイ」などの脚本も務めていた人物なので、期待していたのですがレーディングの影響もあったのか、表現方法が弱腰になってしまい、そのせいでこのシリーズらしさが無くなってしまっていました。

個人的には探偵版「男はつらいよ」のような雰囲気は残っていたものの、事件そのものの描き方が一般受けするようにと考えた結果、作品の良さまでが消えてしまったような気がします。

キャストはいい意味で前作までの皆さんがそのまま登場してくれてよかったです。さらにリリー・フランキーや北川景子のキャスティングには問題なかったと思います。ただ高田の強敵として描かれた志尊淳演じる謎の男については、おそらくどうしても強敵を登場させたかったのだと思いますが、彼のバックボーンや生い立ちなど一切の説明を省いてしまったことで、まるでマンガの登場人物のように現実味の無いキャラクターになってしまい、「どんなに強くても、最後は高田が勝つんでしょ。」みたいな見かたしか出来なくなってしまったのは残念でした。

点数としては★★★☆☆です。劇場での鑑賞を後悔するほどではありませんが、誰かに薦めたりはしないと思います。いずれ放送されるであろう地上波を待てばいいというくらいの作品でした。原作に忠実な脚本だとしたら申し訳ないのですが、もっと事件や登場人物や展開を練るべきだったような気がしています。続編あるのかなぁ?1作目みたいなハードボイルド作品が見たいと切に願ってしまう今日この頃なのでした。

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■スターウォーズ/最後のジェダイ

2018年01月14日 22時47分00秒 | 作品名(さ行)
第443回「このエピソードが必要だったと言える日が来るのだろうか?」
新年あけましておめでとうございます。昨年の12月中旬に風邪をひき、さらに仕事が
忙しくなってしまい、すっかり更新をサボっていました。映画鑑賞は続けているので、これからまた自分のペースで続けて行きたいと思いますので、本年もよろしくお願いいたします。まずは新年一発目の作品は「スターウォーズ/最後のジェダイ」です。あらかじめ言っておきますが、私はスターウォーズが大好きです。それを公言したうえで、このブログを書いています。

帝国軍の残党によって作られた「ファースト・オーダー」は勢力を強め、全宇宙を支配下に治めようとしていた。それに対抗すべく結成されたレイア・オーガナ将軍率いるレジスタンス軍だったが、惑星ディガーの拠点を攻撃され壊滅の目前となっていた。最後の希望を求め、かつての伝説となったジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーを戦線に復帰させるべく彼の隠れ家を訪れたレイだったが、彼の決意は固く協力を拒まれてしまう。さらにレジスタンス軍の状況は悪化する。拠点は破壊され、わずかに残ったレジスタンス軍は残った数隻の戦艦に乗り、ファースト・オーダーから逃げるが、簡単に追いつかれてしまい、追い打ちをかけるように燃料も残り僅かとなってしまう。そこでフィンとポーは起死回生の作戦を実行することを決意する。果たしてレジスタンス軍の運命は、そしてルークとレイはレジスタンス軍を救うことは出来るのか?

このブログを書くまでに2回の鑑賞を必要としてしまった。1度目はもちろん公開日には鑑賞していた。ところが翌日に体調を崩してしまった。鑑賞中からその兆候があったのかはわからないが、途中で睡魔に襲われ、断片的にしかストーリーを覚えていなかった。そこで2度目の鑑賞をすることになった。1度だけでは正しい判断が下せないと思ったからだ。しかし、それでも結論は大きく変わることはなかった。とても残念だ。

この作品の点数は★★★☆☆だ。前述したようにこのシリーズのファンである私が下した点数がこの低評価なのだ。ネット上での評判を見ても、賛否両論が渦巻いているが、私はこのエピソード8に関しては、失敗だと思っています。馴染みのキャラクターは多く登場するし、スターウォーズの世界観を破壊したとまでは言わないが、このエピソードは本当に必要だったのだろうか?と考えてしまった。

問題点はいくつかある。1番大きいのは脚本。全銀河を巻き込んで展開されている戦いのはずなのに、ファースト・オーダー側もレジスタンス側もこじんまりとした戦いを展開してしまい、壮大な一大叙事詩的な印象が全く無い。レジスタンス軍が追い詰められ、ファースト・オーダーから逃亡していくというとても単純な1プロットで描かれている。伏線や別キャラクターの展開など3つほどのプロットはあったが、効果的に絡まっておらず、展開の面白味に欠けてしまっていた。

もう1つはこの新3部作のメインである、カイロ・レンとレイの関係性。フォースの力に目覚めジェダイの騎士へとなりつつあるレイ。ダークサイドに落ち重要な敵キャラであるはずのカイロ・レン。この二人の関係性がなんの結論も無く、ただただダラダラと展開されていく。正直、安っぽいメロドラマが観たかったわけじゃない。アナキンとアミダラの切ない結末がわかっている悲恋であれば、観ている側も盛り上がるが、未熟な騎士見習いと悪になりきれない甘ったれた僕ちゃんの恋愛もどきなんて見ていても面白くはありませんでした。(しかも、2人にそんな意図を持たせた演出かは今作では描かれなかった。)

今作は監督であるライアン・ジョンソンが脚本も兼務している。個人的にはJ・J・エイブラムスが脚本に参加するなどしたほうが良かったように思えてなりません。前作には3人の人間が脚本に参加しています。なぜ今作は彼1人にまかせたのでしょうか?それが間違いなのかどうかは今はまだわかりません。この後に作られるエピソード9がどのような内容になるのか?その出来次第によっては、このエピソード8が傑作に変わる可能性を秘めているのかもとポジティブな考え方が出来るのもファンだからなのかも知れません。

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■ジャスティス・リーグ

2017年12月04日 23時09分02秒 | 作品名(さ行)
第442回「なぜこんなにも書けなかったのか?」
実際には公開日(11月23日)に観たのです。そう、大好きなアメコミ映画「ジャスティス・リーグ」です。評価は限りなく満点に近い★★★★☆です。個人的にはとても楽しめた作品でした。ではなぜブログが今頃になったのか?仕事が忙しかった?身体的にキツかった?それももちろんあります。でも一番の理由はこの作品の内容そのものよりも、それ以外のところでの要因が大きいような気がしています。今回のブログはちょっと書き方が変わっています。

ドゥームズデイとの死闘の末、自らの命をもって地球を救ったスーパーマン。世界中が悲しみに包まれると同時に世界各地での犯罪も急増していく。スーパーマンの遺志を継ぎ、戦うことを決めたバットマンとワンダーウーマンだったが、彼らの力をはるかに上回る強大な力をもった敵が地球へと侵攻しようとしていた。かつて地球は滅亡の危機にあった。その時は人類、アマゾン族、アトランティス人が協力し、さらにはランタンの協力も得て危機を回避した。その時に地球を手に入れようとしたステッペンウルフが再び地球に現れたのだ。彼はかつて自身の所有していた3つの「マザーボックス」を集め、再び地球を手に入れようと行動を開始する。アマゾン族とアトランティス人が厳重に保管していたマザーボックスはステッペンウルフに奪われてしまう。残る一つは人間が持つ物だけとなってしまう。危機を回避するためにスーパーパワーを持つ仲間を集めるバットマンとワンダーウーマン。超加速能力を持つフラッシュ、水中を自由に泳ぐアクアマン、あらゆるコンピューターを操るサイボーグ。しかし、彼らはまだ寄せ集めの烏合の衆。それぞれの能力を生かし切れずにいた。それでも彼らは立ち向かうことを決意し、ある禁断の一手を打つことになる。果たして彼らはチームとなり、地球の危機を救うことができるのか?

ヒット作を連発し、順風満帆のマーベル作品群に比べて、こちらのDC群はあくまで個人的な印象ですが、まだまだ手探り感が否めません。クリストファー・ノーランが監督した「ダークナイト」3部作はもはや別作品となってしまい、「マン・オブ・スティール」「バットマンVSスーパーマン」を作り上げたザック・スナイダー監督はその度に作風が暗いと揶揄され、さらに悪いことは続き、家族の不幸により完成前にザック・スナイダー監督が降板するというトラブル。(撮影は終わっていたようで、今作のクレジットは変更なし)さらにこの後に予定されているバットマン単独作品はベン・アフレックの監督降板(主演は継続だが)とまあ、色々と穏やかにはいかない要因を含んだ状態だ。

そんな風に不安要素をいくつも抱えている中で、ようやく実現した「ジャスティス・リーグ」だったので、個人的にはとても楽しめた作品でした。今作できちんと登場した新キャラクターの3人もそれぞれの見せ場があり、多人数が登場したにも関わらず、脚本は最後までとても魅力的に描かれていました。特にフラッシュは、ヒーローになったばかりの若者として描かれたことで、暗いと言われた作風の中で緩衝材のような役目を見事に果たしていました。この後に単独作品も予定されているので、とても楽しみになりました。

では減点は何かというと、一番大事な悪役です。今作の悪役は地球を滅ぼすほどの力を秘めているはずなのに、現れたのはたった1人。あとは感情も統率もない雑魚キャラクターだけという設定。持っている力についても詳しい説明はなし。もっと魅力的なキャラクターが何人も存在する大軍団だと思っていたので、ちょっとガッカリでした。さらには解決の仕方もアッサリとしていて、「え?これで終わり?」というくらいの描き方でした。

正直、フェーズ4までの計画があり、着々と進み続けるマーベルに比べて、前途多難なDC群という印象でした。スタッフロール後のおまけでは、さらに今後を予期させるようなボーナス映像もありますが、大丈夫なのでしょうか?アメコミ映画ファンとして期待をしつつも、リブートを繰り返し、キャラクターを演じる俳優がコロコロ変わってしまうようなことが無い事を祈っています。

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アトミック・ブロンド

2017年11月14日 22時32分44秒 | 作品名(あ行)
第441回「世界観を貫いたのはいい事だけど・・・」
ツイッターのアカウントへプロモーションとして、予告編が送られてこなければ観に行こうとは思わなかっただろう。それくらい作品の知識は無かった。シャーリーズ・セロン主演のアクション映画が公開されるのは知っていたが、まったくノーマークだった。今回の作品は「アトミック・ブロンド」です。

舞台は東西冷戦末期の1989年、ベルリンの壁が崩壊直前のドイツ。世界中に潜伏するスパイの極秘リストを隠し持っていたエージェントが何者かによって殺され、リストが奪われてしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイ「サッチェル」を見つけ出すよう命じられたMI6の凄腕の女性諜報員ロレーン・ブロートンは、各国の思惑がうごめくベルリンへと降り立つ。すでに以前から潜入調査をしていたデヴィット・パーシヴァルと合流し、任務を開始した彼女だったが、リストを手に入れようとベルリンではMI6、CIA、KGBなど各国のスパイが入り乱れ、争奪戦が繰り広げられていく。

最初に気になったのは日本の配給が角川で、アメリカでの配給会社及び製作会社が初めて聞くところだった。その段階で「これは壮大なB級映画なのかも?」と心配になった。主演はオスカー女優のシャーリーズ・セロン。協力者パーシヴァルを演じるのはジェームズ・マカヴォイ。脇を固める俳優陣も有名な人が揃っており、決してB級感は感じられませんでした。物語もスパイ映画独特の緊張感もあり、カーチェイス、派手なアクションシーンも満載で、新たな女性スパイ物映画としてシリーズ化を狙いたい思惑はわかります。

じゃあ面白かったのか?と聞かれると、まずは「最初のエピソードなのに複雑にし過ぎ。」と答えるでしょう。とにかく登場人物が多過ぎる。こういうジャンルの映画は誰が味方で誰が敵なのか?誰が本当の事を言い、誰が嘘を付いているのかを楽しむのが良いところだと思っています。だからこそ人数を絞り、その展開を観客に楽しませることが大事なのですが、この作品は第1作目でキャラクターや人間関係も理解出来ていないにも関わらず、とても多くのキャラクターが登場します。少ししか登場しない悪役や、情報屋などを含めると10人を超えてしまう。正直、私は鑑賞中に最初の「リスト奪還」と「サッチェル探し」を忘れてしまっていました。次々と登場する人物の顔と名前を一致させるだけで精一杯でした。

さらに舞台となったベルリンの壁崩壊前の1989年のドイツという設定にも疑問符が付きます。ネットで調べるとどうやらグラフィックノベルの実写化ということなので、それを忠実に守ったのかも知れませんが、日本人である私には当時のベルリンの状況がどれだけ混乱状態であったのか知る由もありません。さらにスマホも携帯もない時代。だからこそスパイが暗躍できたのでしょうが、なぜそんな時代設定だったのだろうと、ずっと考えてしまいました。

そんな風にいくつか低評価な部分を書きましたが、評価は★★★☆☆です。スパイ映画としての面白さは十分にあったし、アクションシーンも見事でした。だからこそ上記で述べたキャラクターの多さと脚本の複雑さをもう少し考えていれば、胸を張って「新たなスパイアクション映画の誕生だ!」と言えたのだろうと残念でなりません。演じていたキャストは脇に至るまで豪華だったので、あと少しだったと思います。それでもシリーズ化するのかな?

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