しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

■メッセージ

2017年06月12日 00時26分20秒 | 作品名(ま行)
第428回「女性はこの映画をどのように評価するのだろうか?」
今回の作品「メッセージ」のブログを書きあげるために、私は2回劇場へと足を運ぶことになりました。一度目の鑑賞では疲れていたせいなのか?それとも映画がつまらなかったからなのか?二度目の鑑賞で改めて認識したのですが、冒頭から中盤にかけて、そのほとんどを睡魔と戦っていたのでした。そして物語が終盤に差し掛かり、真相が明らかになった瞬間に私は後悔しました。この真相を知っていたら、もっときちんと作品を観たのではないだろうかと・・・なので改めて劇場に行き、2回目の鑑賞後にこのブログを書いています。なお、本文にはネタバレを含みます。含まずには書けませんでした。ただこの映画は見る人によって大きく評価の分かれる作品です。ネタバレを知っていたほうが「良い作品」だと評価する人もいることでしょう。私がそうであったように。

ある日、突如として世界12カ所に現れた謎の宇宙船。それらは特に何かをするわけでもなく、そこに滞在し続けたが世界は混乱に陥っていく。世界の終末を恐れ、略奪を行うもの。死を選ぶもの。未知なる者の登場によって世界は激変した。アメリカ軍は何度かコミュニケーションを試みたが失敗に終わった。そこでかつて軍に協力経験のある言語学者ルイーズ・バンクスに協力を求めた。早速、現場に向かった彼女の目の前には驚くべき光景が広がっていた。宇宙船は18時間ごとに入り口を開き、まるで訪問者を待っているかのようだった。そこには独自の重力が存在し、透明な壁、その先には霧の中に、7本の脚を持った2つの生命体が、独自の方法でコミュニケーションを図ってきた。始めはまったく理解できなかったが、彼女は諦めなかった。面会を重ねるごとに少しづつだが、彼らとのコミュニケーションの糸口を見つけ出していく。しかし、それは簡単ではなかった。やがて業を煮やしたロシアや中国が情報の共有を拒否し、好戦的になっていく。

この作品の「誤解」にどれだけの人が引っ掛かっただろうか?かく言う私も完全に誤解したまま映画を鑑賞した人間だ。予告編や本編の冒頭で、主人公である言語学者ルイーズは最愛の娘を不治の病で失い、深い悲しみを心に抱えた人物であると思っていた。2度目の鑑賞で気が付くのだが、監督はそういう演出はしていなかった。さらに生まれたばかりの娘を見る彼女の表情は、とても悲しそうなのである。最愛の娘をその手に抱いた母親の表情とは思えないくらいに。

この作品に登場するUFOや宇宙人は、あくまで「飾り」だと思う。映画を派手にし、観客に興味を沸かせ、劇場へと足を運ばせるために必要だったのだが、物語の本質は全く違うところにある。それを裏切りだ、もしくは卑怯だという人がいるだろう。だけど私はこの映画を2回劇場で観た。数多くの映画を観てきたが、2回劇場で観た作品はそれほど多くない。1度目の鑑賞では冒頭で書いたように睡魔との戦いで、そのほとんどを観ていなかった。だが結末とこの監督が伝えたいことは理解出来た。それは「あなたは未来にとても悲しい出来事が起こると解っていて、それでも同じ選択をしますか?」というものだと思います。(あくまで個人的)その段階でブログを書けたと思うが、おそらく評価は低かっただろう。伝え方が回りくどいとか、解りづらいなどと評価していただろう。今回、2回目をきちんと観た評価は★★★★☆です。とても心に残るお話だったし、見事な展開だったと思う。ただ劇中で彼女が選択した行動を私は100%理解できなかった。色々考えたが、女性がこの作品を観たら共感できるのだろうか?

このドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が「ブレードランナー2049」の監督だと知って、ますます楽しみになってしまった。きっと難解で独特な世界感で、見事な作品になっているのではないだろうか?期待しすぎかな?

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■LOGAN/ローガン

2017年06月04日 22時26分02秒 | 作品名(ら行)
第427回「まさにそれは「壮絶」という言葉がピッタリだった。」
長年に渡ってウルヴァリンを演じてきたヒュー・ジャックマンが今作を最後に、この役を引退すると聞いたときに、「いつかは来ると思っていたけど、残念だ。」というのが第一印象でした。彼ほどこの役にピッタリな俳優さんはいないと思っていたから。そして予告編が公開になると私は「これは傑作になるのかも。」と思った。それくらい今回の作品「LOGAN/ローガン」に期待していました。その逆も心の底に含みながら・・・

舞台は2029年。世界は大きく変わっていた。多くのミュータントは死滅し、わずかに残った者達も存在を隠し、ひっそりと暮らしていた。かつて人類の平和の為に活躍したウルヴァリン=ローガンも、名前を変えメキシコ国境近くの街で雇われリムジンの運転手として日銭を稼ぐ日々を送っていた。彼にかつての面影はない。治癒能力は衰退し、老化も進んでいた。そんな彼の元には日光に当たることができないミュータント「キャリバン」と老衰・衰弱しテレパシー能力を制御できないプロフェッサーXが同居していた。そんなある日、彼のもとにヒスパニック系の看護師ガブリエラが助けを求めてやってきた。彼女はローラという少女をノースダコタまで送り届けて欲しいという。揉め事を避けて生きてきたローガンは依頼を断るが、彼の前にアメリカの巨大企業トランジェン社から送り込まれたピアースという男が2人の行方を探りに現れた。ガブリエラは看護師ではなくトランジェン社に勤める研究員で、ローラはその研究所で生まれた子供だった。
程なくして2人の居所は嗅ぎ付けられ、ガブリエラは殺されてしまう。やむなくローラをかくまうローガンだったが、彼の隠れ家に武装集団を引き連れてピアースが現れる。ローラを取り返そうと数人が彼女を取り囲む、すると驚くべきことが起こった。ローラの腕と足からアダマンチウムの爪が現れ、取り囲んだ屈強な男達をあっという間に切り裂いてしまったのだ。それはかつての自分を見ているようだった。からくもピアースから逃げ切ったローガン、ローラ、チャールズの3人の逃避行が始まった。

ウルヴァリンというキャラクターは屈強で、どんな攻撃も受け付けず、キズも一瞬で治癒してしまう。そんなキャラクターだった。しかし今作での彼はとても年老いて、体中にあるキズは治癒しきらずに残ったまま。歩くときは足を引きずりながら歩いている。その姿はとても痛々しく、かつてのウルヴァリンからは想像できないほどの状況になっています。爪すらまともに出ずに、自ら素手で掴むシーンでは見ているこちらが痛々しくなってしまった。さらにミュータントを取り囲む状況も最悪だ。

「フューチャー&パスト」のラストで明るい未来を掴んだはずだったのに、今作の世界観はまるで別世界になっている。新たなミュータントは生まれておらず、生きているミュータント達の能力も衰退し、生きているのがやっとの状態だ。あのプロフェッサーXですら介護が必要なほどの状態だ。年老いたローガンがプロフェッサーXを老々介護している状態を見ようとは思ってもみなかった。まったく救いが無いのだ。劇中でそんな状況は人類によって意図的に作られたものだというのは示唆されるのですが、そこに至るまでの詳しい説明は無い。というよりこの作品そのものが、今までの「X-メン」シリーズの最期を締めくくる、ある一定の結論を示す作品なのかもしれない。

個人的にはこれほど寂しい最期を見ているのは辛かった。ウルヴァリンにしてもプロフェッサーXにしても、願わくはもっと幸せな結末を迎えて欲しかったです。それでもこの作品はとても素晴らしい出来になっていました。今までのシリーズで最高の出来といっていいと思います。

「デッドプール」の大ヒットによって、この作品もR指定を前提として作られました。なので今までの作品では敵を切り裂く武器を持っていながら、直接的な表現を避けてきたウルヴァリンというキャラクターですが、今作ではそれはもう凄い事になっています。一撃で仕留めるために、頭部への攻撃や、手や足なども容赦なく切り裂き、ローラに至っては生首を小脇に抱えて登場と、ちょっとやり過ぎじゃないかというくらいの描写となっています。見る人間を選ぶかもしれませんが、ウルヴァリンというキャラクターの集大成であることは間違いないので、是非観て欲しいと思います。

作品の点数としては★★★★★です。決して楽しい作品ではありません。こんな哀しい映画は久しぶりだったかもしれません。それでも観る価値のある作品です。

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■スプリット

2017年05月21日 18時09分25秒 | 作品名(さ行)
第426回「まさか壮大な前フリだったとは・・・」
ブログで何度か言っていますが、M.ナイト・シャマラン監督はデビュー作である「シックス・センス」から注目し、ほぼ全ての監督作品は観ています。ただここ数年は色々な事情でしょうが、彼らしい作品を撮れてはいないのが現状です。今回の作品「スプリット」が23人格を持った多重人格者のサスペンス・スリラーと聞いて、原点回帰かもと楽しみにして劇場へと足を運びました。まさかあんな展開が待っていようとは・・・

3人の女子高生ケイシー、クレア、マルシアは、クレアの誕生日パーティーの帰り道、見知らぬ男に拉致され、目覚めると窓の無い薄暗い部屋の中にいた。そこへ神経質な雰囲気を漂わせた男が現れた。男はある目的の為に3人を誘拐した、その時まで待つようにいう。3人は脱出する方法を必死に考える。すると、ドアの外から男女の会話する声が聞こえてきた。3人は助けを求めて声を上げるが、そこに現れたのは、女性の服に身を包み、女性のような口調で話す先ほどの男だった。彼女は「大丈夫、彼はあなたたちに手を出したりしないわ。」と語る。混乱する3人の前にさらに9歳の男の子だという彼が現れる。彼は解離性同一性障害だったのだ。なんとかして逃げ出そうとする3人だったが、次々と失敗。何が目的なのかわからないまま時間だけが経過していく。やがて24人目の人格の存在がわかり・・・

23人の人格と聞いて私は「24人のビリー・ミリガン」をすぐに思いついた。これは実話だったが、正直、23人の人格をどのように表現するのか心配だった。その心配は1人の俳優によって見事に解決される。主演のジェームズ・マカヴォイだ。もちろん23人全員が登場することはなかったが、8人の人格を見事に演じ分け、表情や仕草、話し方まで変え、素晴らしい演技だったと思う。私が鑑賞していて別の人格に変わった瞬間がわかるなんて凄いなと驚嘆してしまいました。さらにラストでは同時に複数の人格が会話をするシーンなども見どころです。「ウォンテッド」で初めて彼の存在を知った時はこれほど大俳優になるとは思っていませんでしたが、すっかりカメレオン俳優になった彼の今後が楽しみで仕方ありません。


【ここからは今後の作品についてのネタバレを含みます。】
この監督の作品だから舞台がフィラデルフィアなのはすぐにわかった。見覚えのある列車や駅が登場してもそれほど重要だとは思っていなかった。ただラストで彼が登場した瞬間に鳥肌がたった。個人的にこの監督の一番好きな作品「アンブレイカブル」に登場する彼だ。私は映画が公開された後からずっと続編を待ち望んでいたのだ。しかし、続編の話を聞くことはなく、どんどん商業映画を作っていく監督に対し落胆していた。ところがここへきていきなりの同じ世界観での作品であることが示唆された。さらに上映終了後には【急告】のテロップとともに、続編「GLASS」の製作も発表された。するとこの作品で敷かれた伏線がいきなりバタバタと音をたてて自分の中で繋がり始めた。

24人目の人格である「ビースト」。悪役には必ず異名があるとは「アンブレイカブル」でのイライジャのセリフだ。ビーストが生まれた場所は駅。さらにホームに手向けられた花束。あくまで私の勝手な解釈だが、主人格であるケビンを虐待していた母親は「アンブレイカブル」の主人公デヴィットの助かった15年前の列車事故で死んだのだろう。意図せずケビンを虐待から救うことになったイライジャ。3人の点が線となり繋がり始めた。

万人受けする作品でないことは十分承知したうえで、私はこの作品に★★★★★を付けたいとおもう。「アンブレイカブル」から繋がる作品であることが評価を上げたのは確かだ。それでもサスペンス・スリラーとして一定の出来であったと思う。セリフの中にも多くの伏線とヒントがあるので見逃さないでほしい。

さらにケイシーについても多くの伏線を残したままだ。恐らく辛い幼少期を送り、現在も苦しんでいるであろうことは容易に想像できる。その表現を随所に織り込みながらも具体的な結論を出さなかったのは、おそらく続編でさらに彼女もまた真実の姿を現すことになるのだろう。(何もないかもしれないが。)今回の事件で彼女が偶然に被害者となり(被害者になるのは、ケイシーを除いた2人でよかった。)そして生き残った。その事になんらかの意図を感じずにはいられないのだ。

続編ではブルース・ウィリス(アンブレイカブル)、サミュエル・L・ジャクソン(ミスター・ガラス)、ジェームズ・マカヴォイ(ビースト)の3人がどのような共演を見せるのか?このお話がどのように決着するのか?さらに15年もの間、彼はどうしていたのか?など気になる点が明かされ、見事な作品となることを心から期待しています。

※アンブレイカブルについての記事はこちら

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■ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

2017年05月14日 23時23分31秒 | 作品名(か行)
第425回「とにかく底抜けに明るく前向きで笑える映画」
続々と「アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー」に向けて各キャラクターの単独作品が発表され、予告編が続々と公開されていく中で、今回の作品「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のメンバーも参加がアナウンスされ、どんなふうに絡んでいくのか?きちんとそれぞれのキャラクターが活躍するのか?など色々と心配はありますが、ひとまず、彼らの単独作品の第2作目の公開となりました。もちろん公開日に行きましたよ。

銀河の危機を救ったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々はノバ艦隊の後ろ盾に銀河の困り事を解決し、報酬をもらうことを続けていた。ある日、ソヴリンという惑星での仕事を終えたガーディアンズだったが、ロケットが報酬だと言って盗み出した「アニュラクス電池」がソヴリンの女王の怒りを買ってしまった。帰路に付いた彼らを大艦隊が追いかけてきた。総攻撃を受けて必死に逃げる彼らだったが、周りを囲まれ、これまでかと諦めた時、見たことも無い宇宙船が艦隊を全滅させてしまった。見知らぬ宇宙船に救われ、その宇宙船から現れたエゴという宇宙人は、ピーターの父親だと名乗った。半信半疑なピーターだったが、エゴの誘いで彼の住む星へと向かうことにする。2手に別れたガーディアンズ。ピーター達の帰りを待つことになったロケットとグルートだったが、彼らの元にピーターの育ての親でもある宇宙海賊ラベンジャーズのヨンドゥが現れ捕まってしまう。ソヴリンの女王はヨンドゥを雇いガーディアンズを捕まえるように依頼していたのだった。さらに危機は続く。ピーターの父親を名乗ったエゴの本当の目的が明らかになった時、ガーディアンズに最大の危機が訪れるのだった。

前作のブログを読み返してみたのですが、個人的にはあんまり満足していないなと思いました。今作の公開前に1作目を見直したのですが、後半の展開をほぼ覚えていなくて、悪役が「エージェント・オブ・シールド」でコールソンを甦らせ、お話の中心となっているクリー星人だったり、ガモーラがサノスの娘だったりと、細かい設定を改めて知る事になったことを考えると、前作の解りづらさに睡魔に襲われていたのかもと思いました。

で、今作の感想ですが、とにかく面白かった。終始笑いを散りばめていて、前作のギャグを言いながらもどことなくダークな感じが今作では全く影を潜め、とにかく笑い満載な作品でした。もちろんストーリーの核を成す部分では真面目にお話は進んでいきますが、ロケット、ドラッグス、ベビーグルートなどが関わる部分では常に笑いを散りばめて底抜けに明るい作品でした。だからこそ彼の死がとにかく悲しく、見事に昇華されているのだと思います。

今作では悪役が前作よりもさらに掴みどころの無いキャラクターで、しかも能力がなんでもアリな感じなので、「魅力的な悪役」という意味では魅力には欠けますが、無理のない設定と脚本でそれを乗り切っています。

さらに、いつものようにおまけ映像も満載です。今回はいくつもおまけ映像があり、どれもが次作以降への伏線なのか?それともただのおまけなのかで、迷うほどたくさんあります。どれもおまけにするには勿体ないほどの出来で、スピンオフがさらに作られそうな映像でした。

作品の点数は★★★★★です。もちろん前作を鑑賞しておく必要はありますが、続編はつまらないという定説を見事に打ち破ってくれる素晴らしい作品になっています。さらに3作目も公開前に決定しているようですし、インフィニティー・ウォーでの活躍も楽しみでなりません。まだまだマーベル映画で楽しめそうです。

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■キングコング:髑髏島の巨神

2017年04月17日 22時11分46秒 | 作品名(か行)
第424回「まさかあの作品とつながっていくとは・・・」
今回の作品は「キングコング:髑髏島の巨神」です。公開から数週間経っての鑑賞です。その理由はもう言うまでもありませんが、全く期待していませんでした。予告編を観た段階での「怪獣大戦争」のような作りに、私はガッカリしてしまいました。「キングコング」と言えば、古くは1933年に第一作目が作られ、正統続編・リブートなど含めて多くの作品が作られていますが、個人的には悲しい終わり方の悲哀に満ちた映画だと思っているので、この作品のようなとにかく派手なクリーチャーが登場して戦い続けるみたいな作品は薄っぺら過ぎて面白い作品になっているとは思っていませんでした。では、何故そんな作品を観にいったのか?それは特に難しい事を考えずに楽しめそうだからでした。そんな私が映画鑑賞後にはどうなったのでしょう。

1973年のアメリカ。ベトナム戦争からの撤退をニクソン大統領が宣言したその日。特務研究機関モナークのウィリアム・ランダはホワイトハウスにいた。彼は南太平洋に浮かぶ「髑髏島」への地質調査のアメリカ軍の同行を依頼する為に来ていた。彼はその島にはとてつもない資源があり、いずれソ連もそれを見つけるはず。アメリカが世界最強を示す為にはどこよりも先んじてそれを手にする必要があると説き伏せるのだった。しかし、彼にはある秘密があるのだった。次にアメリカ軍の協力を得たランダが向かったのは、元SASの軍人ジェームズ・コンラッド。サバイバル術に長けた彼に島への案内役を依頼し、高額な報酬と引き換えに承諾。さらには戦場カメラマンのメイソン・ウィーバーも加わり、調査チームは南太平洋へと向かう。島の付近まで到着したが、島の周囲には侵入を阻むかのように雷雲に囲まれ、船での接岸は不可能だったので、軍用ヘリへと搭乗し、島へと乗り込んで行くのだった。ほどなく彼らは島への到着を心から後悔することになる。

プロデューサーがどこかのインタビューで言っていたように、夕日の中に飛ぶヘリ、その奥に立つ夕日の中のコングという印象的な登場シーンに始まり、まるで「地獄の黙示録」のようなヘリの飛行シーン。アイデア一発で作られた駄作だろうと思っていました。ところが、映画は冒頭からテンポの良い展開で、お話が進んで行きます。島へ到着までのシークエンスもそれぞれのキャラクターを説明しながら、無駄なシーンは極力削り、コングが見たくて来ているであろう観客の期待を裏切らないタイミングでの登場。若手からベテランまでうまく配置されたキャスティング。最初から最後まできちんと練られた脚本。とても見事な出来でした。前述したように「怪獣大戦争」感は否めませんでしたが、それでも個々のクリーチャーがとても良く出来ていたので、見ていて飽きませんでした。眠気に襲われなかったのは、それだけ映画にのめり込んだからということでしょうか。

それにしても、なぜかキャストにマーベル関係者が多かったですね。主演のロキ=トム・ヒドルストンをはじめ、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソン。さらには今後の話ですが、キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンと、まるで今後のマーベル映画の宣伝作みたいでしたね。どの役者さんも演技には何の問題も無い人ばかりでしたが。

点数としては★★★★☆です。それほどお話に深みはありませんが、娯楽作品としてはとても良く出来た作品だったと思います。期待しないで鑑賞したのも良かったのかも?

それから今作は最後まで席を立ってはいけません。エピローグというか次作への前フリがあります。それを見て私は驚いてしまいました。特に隠しているわけではないようなのでネットで調べればわかるのですが、どうやらあの有名作品とのコラボがこの後に控えていたようです。あの怪獣やあの怪獣の姿が見られます。さらにはあの怪獣の咆哮まで。驚きと同時にワクワクしている私がいました。

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