しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊

2017年07月09日 16時21分52秒 | 作品名(は行)
第429回「それはもう完全に乗り掛かった舟でした。」
それまでは「カリブの海賊」と呼ばれていたアトラクションが、この作品「パイレーツ・オブ・カリビアン」の大ヒットによって、その後の呼び名が変わってしまったほど大ヒットしたシリーズの6年ぶり5作目の新作「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を鑑賞しました。世間のフィーバーぶりをよそに、個人的にはそれほど思い入れのある作品ではないのですが、4作目までを鑑賞しているので、それこそ「乗り掛かった舟」とばかりの鑑賞でした。

ヘンリー・ターナーは、過去に伝説の海賊ジャック・スパロウと共に旅をした父親ウィル・ターナーの呪われた運命を救う方法を探して世界中を奔走していた。ある日、海にまつわる伝説を調査したところ、呪いを解くには伝説の秘宝「ポセイドンの槍」が必要なことがわかる。その後、英国軍の水兵になったヘンリーが船に乗っていると、海の死神「サラザール」の率いる船に襲われてしまう。船員達が殺されていく中で、ジャックを探していることをサラザールが知ると、ヘンリーを生き証人として殺さない事を約束する。しかし、交換条件としてジャックを探し出し、サラザールの元へ連れて来いという。死神サラザールとジャックは深い因縁で結ばれていたのだった。その頃、ジャックはそんな事を知る由もなく、いつものように仲間達と悪事の真っ最中だった。

あくまで個人的な意見ですが、3作目で大団円を迎えたのに、さらに欲目を出して作られた4作目「生命の泉」がさほどヒットしなかったことで、もう作られないと思っていたのですが、ほぼ無かったことにして、かつての人気キャラクターを呼び出して作られた続編が面白いわけがないだろうと思っていました。まあオーランド・ブルームもキーラ・ナイトレイもその後の作品に恵まれてはいないので出演オファーを断ることは無いとは思いましたが・・・トランスフォーマーもそうですが、最近は無理やりシリーズ化して稼ごうとする作品が多過ぎる気がします。そんなわけで、まったく期待せずに劇場へと足を運んだのでした。

案の定、ヒットした作品から繋げるための無理やりな脚本、サラザールの設定も1作目のバルボッサ達の設定にそっくり。さらには物語の最重要アイテムはジャックがずっと持っているコンパスと、良く言えば「原点回帰」なのですが、悪く言えば「暖め直し」に近い作りに目新しさは感じませんでした。

と、ボロクソに言ってはきましたが、評価はそれほど悪いものではありません。テンポのいい展開と見た目の派手なアクション、解りやすい展開とエンターテイメント作品としてはかなり評価が高いと思います。特に難しいことは考えずに海賊の世界観に没入すれば、とても楽しめる作品になっています。

作品の点数としては★★★☆☆です。3部作との見事な絡ませ方やキャラクターの登場のさせ方を見れば、ファンにはとても面白い作品になっていると思います。「最後の海賊」などと邦題を付けてしまいましたが、エンドロールを見る限りでは、まだまだ続編を作りたいみたいですね。無理やり続けるのは?と思ってしまいます。ジェリー・ブラッカイマーのことですから、まだまだ続けるのでしょうね。であるならば、よく練られた脚本をお願いしたいですね。

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ジョニー・デップ,カヤ・スコデラリオ,ブレントン・スウェイツ,オーランド・ブルーム,キーラ・ナイトレイ
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