しんちゃんの徒然なる映画日記

劇場で観た映画の感想を中心に綴っていきます。これからの参考になれば・・・

スカイライン-征服-

2011年06月19日 19時18分14秒 | 作品名(さ行)
第226回「出し尽くされたネタではあるのですが・・・」

『異星人の襲来』を描いた映画は今までたくさん作られてきました。あらゆるパターンが出し尽くされた感はありますが、それでもいい脚本とアイデアさえあれば、まだまだ面白い映画は作れると思っています。今夜はそんな『異星人の襲来』を描いた作品「スカイライン-征服-」を観てきました。SF映画が大好きな私としては見逃すわけにはいきません。

物語は友人の誕生日を祝う為にロサンゼルスにやってきたジャロッドとエレインのカップル。友人の住むホテルで盛大なパーティーの後でグッスリと眠りについていた。すると朝方、外から差し込んできた青白い閃光で目を覚ます。その光を目にすると憑りつかれたようになり、光の中に吸い込まれていった。突如始まった人類搾取作業は一体どんな目的があるのか?地球はどうなってしまうのか?

ちょっとここで、今まで作られた『異星人の襲来』を描いた映画から傾向を・・・

【インデペンデンス・デイ】=人類勝利
今回のスカイラインと同様に突如として異星人が地球に襲来し、有無を言わさず攻撃を開始。主人公は科学者デイヴィッド、アメリカ大統領、空軍の兵士スティーブンなどアメリカ全土を巻き込んで、異星人に対抗し人類が完全勝利を収める作品。

宇宙戦争】=いつの間にか勝利
主人公は普通の家庭の父親。こちらも突如地球を攻撃し始めた異星人に対して、ただ家族を守る為に逃げ続ける主人公。逃げている最中に攻めてきた異星人は地球上にあったウィルスにやられて死んでしまった。気が付いたら人類が勝っていたという作品

ノウイング】=人類滅亡
ある手紙に記された無数に羅列された数字。その数字には人類滅亡の数字が隠されていた。そして地球上から選ばれた子供たちを異星人が別の場所に連れ出して、地球は太陽のフレアに巻き込まれて、人類は滅亡するという作品

最近では「第9地区」などちょっと奇抜な設定の映画もありますが、主な異星人の襲来を描いた作品はこんな感じで分類されますかね?で、今回の「スカイライン」という作品は正直、どれにも分類されない作品でした。だから新しい設定があったのかと言われれば、新しいものはありません。すごいのはクリーチャーなどのVFXくらいで脚本も普通。

どれかに分類してくれればもっと点数は高かったと思います。決着の付け方が一番の問題です。起承転結の「転」のところで終わってしまいました。あまりに唐突なエンディングだったので、思わず「え!ここで終わり?」と身を乗り出してしまいました。

点数は★★★☆☆です。あれだけ世界規模の大混乱を描いていながら、物語の舞台はマンションから動かない。どうせ動かないなら、ワンシチュエーションに徹して部屋の中だけでの恐怖を描いたほうが緊迫感があって面白かったかも。

個人的に大好きなジャンルの作品だっただけに残念です。世間的な評価はB級とされてしまうでしょう。とっても気になるのはこの後、9月に公開される「世界侵略:ロサンゼルス決戦」です。同じように異星人の襲来を描いた作品だけに、同じようなお話で無い事を祈っています。

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