【出典 pinterest】
ここ数年、グレーの時代。
ファッションもインテリアもプロダクトもグレーが流行しています。
暮らしの中にグレーを取り込む。
イメージでいうと、シックなイメージ。柔らかな印象です。
このグレイッシュな色調のモデレート(濁色トーンでまとめる)配色は、湿度の多い日本の住宅に、馴染みの良いトーンです。
インテリアは、落ち着いた安定感のある空間になります。
グレーは、そもそも無彩色で、色みはありませんが、実際に商品化される場合は、素材の色もあり、若干色みを感じるグレーが多いので、有彩色になります。
その色みを感じるグレーをまとめるのは案外難しいものです。
始まりの色を紐解いてみると…
黄?青?赤?
【出典 pinterest】
グレーだと思っていても、合わせて見ると色相がズレる。
このズレが、落ち着かない理由。
洋服にもよくある話。
室内に、エコカラットを貼って仕上げる住宅は多いですが、クロスと明度が近い場合、色みを合わせないと、対比が起きて、悪目立ちしてしまうので、気を付けて下さい。
(エコカラットの使い方は、また別の機会に)
また、インテリアのカーテンや家具、設備などにグレーを使用する場合にも、始まりの色に色相を合わせると整う。
もし、ズレる場合は、トーンを合わせて、トーン・イン・トーン配色
で、まとめてみましょう。
出来れば、グレーは、同系・類似色相でまとめると軸がブレません。
シックなグレーをベースに、モダンやエレガント、ナチュラル、カジュアル、クラッシック感をミックスした『シック×〇〇』のスタイルが今の旬なコーディネートになります。
ぜひ、困ったから白。無難に白。という、ベースの作り方は、やめてほしい。
これから新築・リフォームをお考えの方は、濁色の美しさを、是非とも体感してみて下さい。
進行中の現場も濁色で仕上げてます。後日、ご紹介します。