38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

白菜、定植と種播き。

2010年09月11日 | 農と暮らしの日記
この秋初めての白菜を、今日少し定植した。
写真はその苗。72穴のセルトレイに播いたものがこんなふうになってしまい、まあ明らかに稚拙な育苗である。どう見ても72本の苗が育っているようには見えない。それでもこのトレイ3枚分(=約210粒播き)からどうにか120本ほどの苗を選んで植え付けた。

立派に見える苗は根が巻いていない。
セルの中の土の肥料分が多すぎるのだろう。一方で、その大きな苗に隠れて見えない小さい苗は根が伸びてしっかり根鉢ができている。肥料分が少ないから必死で根を伸ばした証。けれどすでに肥料切れで苗が黄色く、固くなってきている。その中間の、ほどよい「若苗」がほとんどなかった。それでも全体として見れば、ちょうど植え付けの適期だった。早過ぎれば根が育ってなくてセルから抜くときに土が崩れてしまう苗が多くなるし、遅すぎれば肥料切れの苗はいよいよ「老化苗」となってしまう。

いずれにしても、仕上がりはあまり期待できない。
しっかり巻いた「白菜」として収穫できるのは何割かにとどまるだろう。秋一番の白菜はそんなものと織り込んでいる。ダメもと。本当はそれじゃいけないんだけど。



土曜、乾いた快晴。33℃前後。「9.11」から9年。
朝:5時半頃から8月播きの人参水やり。7時からごはん。
午前:8時前から9月播き人参やキャベツ類、育苗床などの水やり2時間、途中で昨日、芋だけ並べた秋じゃがの畑で管理機を使って畝立てと覆土。管理機は朝一番でメーカーの方が修理に来てくださったようだ。ありがたい、ありがたい。戻って育苗土の配合。ごはん。

午後:14時頃から作業場の日陰で本命の白菜の種播き。
冒頭のと同様、72穴のセルトレイに。17時前から夕方の水やり、人参催芽、キャベツ類、育苗床など。18時過ぎから冒頭の白菜定植。19時過ぎ終了、また水やりに戻って19時半過ぎ、いよいよ見えないので終了、帰宅。

渚は松山方面の小学校で合同練習。
真は市内で合同の練習、というかクリニックみたいな感じのプログラムだったらしい。真の話だからよくわからないけど。



今朝は5時台にTシャツで外に出たら肌寒かった。
こんな感覚はこの夏(秋か)初めて。少しずつ季節は移り変わっているようす(当たり前だが)。水やりしながら聴いていたラジオで、「暑さ寒さも彼岸までと言いますので」という話が出ていたが、ぞっとした。例年ならそういう意味にとるはずもないのだけれど、「この暑さはお彼岸まで続きます」と言われた気がしたからだ。彼岸だって? まだ十日以上もこの暑さが続くって?
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