38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

牡蠣で飲んだ夜。

2007年02月23日 | 農と暮らしの日記
廃材をたくさんいただいてきた。
隣市の新居浜、といってもうちからクルマで10分ほど、丹原「ちろりん農園」西川さんのお知り合いのお宅で、「小さい鶏舎でも建てるときにあったらよかろ」と西川さんが誘ってくださり、わりと長くてしっかりした部材は僕、古い建具や薪にするような板きれは西川さんという感じでそれぞれの軽トラに積み分けて帰ってきた。

鶏舎をすぐに建てる予定があるわけではない。
「有畜複合・露地少量多品目」は僕の思い描く「有機農業」の理想型だけれど、「有畜」の部分は就農にあたって青写真からひとまず外した。自宅周辺の環境の面から見て制約があったので。

しかし、やはり鶏はほしい、と思う。
研修先の相原農場(神奈川県藤沢市)に鶏はいなかった。代わりに羊2頭、豚1頭がいて、羊は主に畑の草とり、豚はくず野菜のあと始末を担当し、さらにそれぞれの糞が、植物性の堆肥が主体だった相原農場の田畑に、必要に応じて動物性の栄養分を供給していた。

この冬、うちの畑は野菜が少し大きくなると、すぐに黄色っぽくなった。
とくに、ほうれん草や小松菜などの葉ものが明らかに肥料切れを起こしていたので、「こんなときに、少しでも鶏糞をやれば……」という思いがあった。また、毎夜開くのを楽しみにしている岡山の水田さんのblog「あめんぼ通信」に平飼いの鶏たちがときどき出てくるのを見て、への思いがこのところ少し強くなってきている。



雨上がりの金曜朝、いつもの出荷・納品のあと、野菜セットの収穫・出荷。
人参の除草を少しやってから、上記の廃材引き取り、戻って日が暮れるのを待ち、まず西川さんと飲み始める。西川さんが初めてうちに泊まってくださることになり、そういえばお酒をご一緒するのも初めてである。

間もなく、青年農業者関係でお世話になっている方々が合流。
あれこれの差し入れをいただき、とくに愛南町(御荘町)の殻つき牡蠣は炭火の網焼きでアツアツがたまらない。むき身の牡蠣もフライで。さらにデザートは(というか飲みながらですが)、何度か書いている築山さんの完熟いちご。盆と正月がいっぺんに来たとはこのことだ。しかし、西川さん、よくしゃべる。さすが「FMバリバリ」(78.9mhz=思い出多い「湘南ビーチFM」と同じ)で毎週レギュラーを持っているだけのことはある。



……というわけで、これは翌日に書きました。
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