そらまめ(一寸蚕豆)にようやく小さな莢が付き始めた。
昨年は4月末の写真を見るともう実が入り始め、本文を読めば別の品種はすでにセット入りしていたようだから、この春は明らかに遅い。
絹さやなど豌豆類もまだほとんど莢が付いていない。
昨年は4月の前半から絹さやがセットに入っていた。畑も豆の種類も異なるのに揃って生育が遅いということは、おそらくうちの野菜だけの問題ではなく、この一週間ほど盛んに言われている「低温と日照不足による生育の遅れ」なのだろう。藤田家族の豆類、今年は5月に入ってから(本番はGW明けかも)になりそうです。
「野菜高騰」は連日報じられている。
これだけ雨が多くて気温が低いと野菜が品薄になるのは当然だろうなと思う。一方で、なぜスーパーなどが「野菜が高くて売れない!」と悲鳴を上げているのか、その仕組みが僕にはなかなか理解できない。単純に考えれば、野菜が品薄だから値が上がっている、ということは高くても欲しい人がいるから根が上がるわけで、欲しい人が高い値で買えば同じことのはず。キャベツ200個を1個100円で売る(売上2万円)予定だった農家が100個しか仕上がらず、だけど欲しい人がいるから1個200円の高値で買ってもらえたら同じく2万円(売上と利益をごちゃまぜにしてますが)でとんとん。そうならないのは、なぜ?
野菜が安いと言っては安売り。
高いから客が離れると言っては規格外のものを仕入れて安売り。いずれにしても利益はわずかなのだろう(あるいはそれだけで見れば赤字とか)。小売店の仕事というのは本当に大変だと思う。そういう努力があってこそ産地は品物をさばくことができ、また次の生産につなげていくことができるのだろう。
うちの野菜の値段は変わりません。
ただ、新しい野菜がなかなかできてこないので、小さいもの、まびき菜や親芋などの使いにくいものなどがセットに占める割合が高くなっている。そもそも普段からうちの野菜はほとんどが「規格外」と言えるので、お客さんから見ればなおさら「割高」な印象をもたれる面はあると思う。それでも、1回1回のセットの総額(小セットは1200~1300円、中1500~1600円、大1800~1900円。個々の野菜の値段=単価×グラム数=の総額)そのものは維持させてもらっているわけだから本当に有り難いことだ。市況が安いとき(=そういう気象だからうちも多少は豊作)でも安くしない代わりに今回のような「野菜高」でも値上げはしない。「産消(生産者と消費者)提携」の大きな柱であるこの原則が、うちのような生産者にとっては次の作付けに安心して取り組める後ろ盾になっている。
*
木曜、予報通りほぼ終日の雨。しかもかなりの雨量だ。
朝:6時半過ぎからごはん。
午前:7時半頃から泥もの(昨夕収穫済み)以外の収穫、並行して薫がセット荷作り。2時間ほどで僕も戻って荷作り合流、いつものように本日木曜出荷の宅配便はすべて昼までにほぼ完成。13時頃から遅昼。
午後:宅配便セットの箱詰めなど仕上げをしてから、14時頃から明日金曜配達・出荷のセットづくり。すでにそれぞれの野菜の調整は済んでいるから、計量・分配・包装のみ。少し野菜が足りないので、宅配便で出す分の不足分を明日追加収穫することにして、明朝市街に出て配達するセットだけすべて仕上げる。17時半頃にとりあえず終了、雨なので早めにあがり。以降は机しごと。
<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、小松菜、蕪のまびき、人参まびき菜、リーフレタス赤と緑、そらまめ菜、菜の花、よもぎ、玉葱のトウ、などから。
昨年は4月末の写真を見るともう実が入り始め、本文を読めば別の品種はすでにセット入りしていたようだから、この春は明らかに遅い。
絹さやなど豌豆類もまだほとんど莢が付いていない。
昨年は4月の前半から絹さやがセットに入っていた。畑も豆の種類も異なるのに揃って生育が遅いということは、おそらくうちの野菜だけの問題ではなく、この一週間ほど盛んに言われている「低温と日照不足による生育の遅れ」なのだろう。藤田家族の豆類、今年は5月に入ってから(本番はGW明けかも)になりそうです。
「野菜高騰」は連日報じられている。
これだけ雨が多くて気温が低いと野菜が品薄になるのは当然だろうなと思う。一方で、なぜスーパーなどが「野菜が高くて売れない!」と悲鳴を上げているのか、その仕組みが僕にはなかなか理解できない。単純に考えれば、野菜が品薄だから値が上がっている、ということは高くても欲しい人がいるから根が上がるわけで、欲しい人が高い値で買えば同じことのはず。キャベツ200個を1個100円で売る(売上2万円)予定だった農家が100個しか仕上がらず、だけど欲しい人がいるから1個200円の高値で買ってもらえたら同じく2万円(売上と利益をごちゃまぜにしてますが)でとんとん。そうならないのは、なぜ?
野菜が安いと言っては安売り。
高いから客が離れると言っては規格外のものを仕入れて安売り。いずれにしても利益はわずかなのだろう(あるいはそれだけで見れば赤字とか)。小売店の仕事というのは本当に大変だと思う。そういう努力があってこそ産地は品物をさばくことができ、また次の生産につなげていくことができるのだろう。
うちの野菜の値段は変わりません。
ただ、新しい野菜がなかなかできてこないので、小さいもの、まびき菜や親芋などの使いにくいものなどがセットに占める割合が高くなっている。そもそも普段からうちの野菜はほとんどが「規格外」と言えるので、お客さんから見ればなおさら「割高」な印象をもたれる面はあると思う。それでも、1回1回のセットの総額(小セットは1200~1300円、中1500~1600円、大1800~1900円。個々の野菜の値段=単価×グラム数=の総額)そのものは維持させてもらっているわけだから本当に有り難いことだ。市況が安いとき(=そういう気象だからうちも多少は豊作)でも安くしない代わりに今回のような「野菜高」でも値上げはしない。「産消(生産者と消費者)提携」の大きな柱であるこの原則が、うちのような生産者にとっては次の作付けに安心して取り組める後ろ盾になっている。
*
木曜、予報通りほぼ終日の雨。しかもかなりの雨量だ。
朝:6時半過ぎからごはん。
午前:7時半頃から泥もの(昨夕収穫済み)以外の収穫、並行して薫がセット荷作り。2時間ほどで僕も戻って荷作り合流、いつものように本日木曜出荷の宅配便はすべて昼までにほぼ完成。13時頃から遅昼。
午後:宅配便セットの箱詰めなど仕上げをしてから、14時頃から明日金曜配達・出荷のセットづくり。すでにそれぞれの野菜の調整は済んでいるから、計量・分配・包装のみ。少し野菜が足りないので、宅配便で出す分の不足分を明日追加収穫することにして、明朝市街に出て配達するセットだけすべて仕上げる。17時半頃にとりあえず終了、雨なので早めにあがり。以降は机しごと。
<本日の野菜セット>例
里芋・その親芋、春大根、葉つき新玉葱、小松菜、蕪のまびき、人参まびき菜、リーフレタス赤と緑、そらまめ菜、菜の花、よもぎ、玉葱のトウ、などから。
いい加減に片付けようと思っていたセーターをひっぱり出してまた着てしまいました
野菜は葉物が高くて特にキャベツが特に高いですね~。急にモヤシが人気らしいですよ
首都圏から簡単に車でアクセスできる様な郊外のJA直売所や道の駅系にはお客さんが殺到してるとか
最近は激安な野菜とかも多いですが、こちらとしてはそこそこの値段を出してでも安全な美味しい野菜を食べたいものです
我が家の食卓も、春の端境期とあって野菜が乏しい。よもぎや菜の花はもう充分食べた。冬に干しておいた大根や人参もなくなった。そういえば、夏の終わりに干しておいたゴーヤーがあったな、さっそくゴーヤーチャンプルーにでもしてみよう。子どもたちも驚くでしょう。
あとは、頂き物の筍やら、乾物の豆やらで、なんとか、暖かくなるまで凌ごう。
GWのご予定は? 楽しいGWを! またね。