38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

農ビジネスの交流会。

2007年02月27日 | 農と暮らしの日記
愛媛県が主催する「アグリビジネスネットワーク交流会」。
隣市にあるリーガロイヤルホテル新居浜で今日の午後開催され、「藤田家族」も出展者として野菜を並べてきた。野菜が端境にさしかかっているので、代わりに畑で勝手に咲き始めた花も摘んできて並べた。ついでに「何の花かな?」クイズにしてしまった僕。であるが、摘んでしまったら自分でもよくわからなくなった。小松菜、白菜、チンゲン菜、ターツァイ、パクチョイ、ちぢみ菜あたりだが。

県の西条地方局農政普及課からお誘いがあったので、参加した。
趣旨は、農業分野における起業活動や直売所活動が盛んに行われるようになっているなかで、生産者側と商工関係者(「実需者」というのだそうだ)側との交流を図ることで、農産物・加工品の流通を促進しよう、というものらしい。「藤田家族」としては、さしあたってどこかに大々的に売り込もうという予定はない(予定がないというか野菜がない)けれど、何事も勉強である。”ビジネス”といわれると違和感があるが。

出展者(主に生産者、加工業者)は二十数団体。
これに商工関係者、「関係諸機関団体」(行政やJA等かな?)の方々が加わり、ぱっと見た感じでは100人くらいが集まっていたようす。

前半は「甘夏かあちゃん」山口めぐみ氏の講演。
佐賀県唐津市呼子の島で甘夏のゼリーをつくって大好評、という「女性」「農業」「起業」の代表選手みたいな方である。甘夏の皮をそのまま器にし、そこに果汁をゼリーにして流し込んだもので、”手づくり”感たっぷり。

話のポイントはたくさんメモしてきた。
いちばん印象に残ったのは、成功した要因を問われて答えた「(注:言葉通りではありません)安い労働力を雇ってもっとたくさん作れという声があったが、それは自分たちの目指すところと違うからやらない」というところ。そもそもゼリーを始めたのが、手をかけていない甘夏が売られて評判を下げていることに納得がいかなかったから、自分たち(農家の嫁)で何かしたかったという話もあった。

「出る杭は打たれるけど、誰かがやらなきゃ」「だけど、無理はしない」。
そんなふうに生きてきた、かっこいい人。でも、どうみても普通の農家のおばちゃんである。活字で読んだら印象が違っただろうな。出かけて、生の声を聞いてよかった。ちなみに今回のイベント、講演聞くのも出展するのも無料である。県民の税金。いつかどこかで還元できるようにしたいものである(いつだ、どこだ)。会場のホテルの方々も好印象でした。



朝いちばんは保育園の納品のみ。
スーパーは棚卸しのため休業である。正月も休まないのに。でも従業員の方々は休みではないようだ。当たり前だが。

午前中、生協と野菜セットの収穫・荷造り。
昼にその納品に出て、そのまま上記のアグリ交流会へ。海沿いの道をほとんどノンストップで走って、初めて自分でハンドルを握っての新居浜入り。広い道路は車線変更とかがあってこわい。5速に入れると戻すタイミングがよくわからなくてこわい。やはりクルマで遠出はあまりしたくないものである。

戻って晩ごはんのあと、再び所用で市街へ。
雨がしっかり降り始め、ヘッドライトとワイパーと両方で運転するのはまたこわい。おまけにスーツなんか着ているのだが、革靴だとペダルの感覚がわからなくてまたまたこわいので、足もとだけはいつも通りアウトドア用のサンダルにした。

一時的だが、久しぶりの雷雨。
思いがけず畑がしっかりと濡れてしまった。降る前に畝立てだけでもやっておけばよかったところもあるが、しょうがない。何もかもはできない、ぼちぼちやります。

あすは好天ながら日中気温が上がらない予報。
温室の開け閉めに悩みそう。


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