38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

小学校出前授業、3年目。

2010年05月25日 | 農と暮らしの日記
3月播きの人参が、ようやく少し大きくなってきた。
播種機で播いた種の落ち方もわりといい感じだし(混み合いもせず、薄すぎもせず)、除草もまずまずいいタイミングでできたし、と思っていたのに、低温のせいか、これで本当に6~7月収穫に間に合うのか心配な状態だったのだが、この数日、葉っぱがわりとわさわさと茂ってきているように思える。

となれば、次は間引き。
またまた「援農」大募集! 簡単な作業です、お時間のある方、1、2時間でもかまいません、お声かけください。よろしくお願いします。



火曜、雨雲は去ったはずなのに、すっきりしない空模様。昨日に引き続いて強風。
午前:追加の収穫、スーパー出荷、セット荷作り、11時頃から新居浜方面の配達。
午後:飯岡小学校の5年生が畑の見学に来訪、そのあと学校で野菜の話の出前授業。
夕方:レタス(おそらくこの春夏最後の)植え付け。畑のあちこちの手入れ。



午後の出前授業は3年目
昨年のようすはこちらに。風が強かったので、畑の見学は短めに切り上げ、あとの話は体育館で。「藤田家族」=「家族経営」、「多品目栽培」「個人のお客さんに直売」「無農薬・無化学肥料」「地産地消」のキーワードを中心に、うちの農業や暮しの特徴を話し、後半は子どもたちからの質問に答えるかたちで。

質問はこんなのが出ました。
「野菜づくりの工夫やコツは?」「質のいい野菜の見分け方は?」「野菜づくりで苦労するのはいつ、どんなときですか?」「有機栽培だと肥料は何を使うのですか?」などなど。どれもよい質問で、しかもなかなか答えるのが難しい。答えを考えながら、いろいろ勉強になった。自分が小5の頃、そもそも「野菜」なんていうカテゴリが頭の中になかった気がする。そらまめとえんどうまめの違いもわからない、ほうれん草と小松菜の違いもわからない、白菜とキャベツの違いも意識しがことがない、レタスに玉のとリーフのとがあるなんて考えたこともない、茄子やトマトが冬にないことなんて気づいてもない、そんな感じだったと思う、たぶん。

子どもの頃は、そんなのでいいんじゃないかなと思う。
だからこそ、親が、そんなことを子どもが考えなくても、「これ食べとき! 間違いないけん!」と食卓を整える力を持ってないといけないんじゃないかなと、思う。子どもは子どもで、「うちのごはんなんじゃけん、これでいいんよ! おいしんよ!」と何も考えずパクパク食べる。そうして育って大人になったら、自然と自分も同じような食事になっている、ていうのが理想のような。ま、そんな簡単にはいかないか。

<本日の野菜セット>例
新玉葱、夏大根、ほうれん草、茎ブロッコリィ、リーフレタス、玉レタス、そらまめ、サラダそらまめ、絹さや、スナック豌豆、実採り豌豆、などから。
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