38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

水稲、初の籾播き。

2010年05月15日 | 農と暮らしの日記
稲の籾播きをした。
就農5年目にして初めての籾播き。これまでの4年はすべて農協の苗を買っていた。野菜と違って米はほぼすべてが自給用ということもあり、それでなくても忙しい5月は販売用の畑作に専念したいと初年度に考えて苗は買うことにしたら、やはり2年目以降もそのままずるずると……。

しかし、今年はついに決断。
その背景は……。とくに何かがあったというわけではなく、農協から「苗の予約をどうしますか?」と案内をもらったときに、その担当の方の尋ね方が、「今年も去年と同じ枚数にしときます?」というのではなく、「今年はいよいよ自分で苗立てします?」みたいな感じだったので、「んー、そうですねー、やろか。やります、やってみます!」という流れになってしまったというのが正直なところ。毎年、自分でしなきゃなーと思ってはいたけれど、いざ、予約をどうする?という段になると、「じゃあ、今年も○枚で」と易きに流れていたのだが、ぼちぼち場面転換の潮時が来たというわけだ。

が、しかし、自分でといっても無理。
相原農場での研修中にひと通りの流れはたどったはずだけど、初年度すぐならともかく、いまさらとなると不安ばかり。と困っていたところに、校区内のいつもお世話になってる同世代農業者Oさんが、「そしたら、一緒に播く?」と誘ってくれたので、「播く、播く!」と勢いよく乗り込んで、今日いよいよ籾播きとなった次第。

といっても、ほとんどお任せ状態。
先週すでに浸種もお任せでやってもらっていて、今日も完全に単なる「お手伝い」みたいな動きしかできなかった、けど、とにかく無事に籾播き終了、そしてしかも、そのままそのOさんの苗床に一緒に置かせてもらって(写真)、これから田植えまでの管理もお任せ。ぜんぜん自分で播いたことになってない……。



土曜、予報通り晴天。今朝の寒さでこの春の低温は底を打ったそうだ。
朝:5時過ぎから収穫1時間半、戻ってごはん。
午前:8時頃から上記の籾播き、昼まで。薫はじゃが芋の除草。
午後:14時頃から、オクラの播種続き、じゃが芋の除草・土寄せ、人参の除草、など。18時半から、JA青壮年部の仕事で部会員のみなさんのお宅をまわって文書配布。19時すぎ、渚のバレーお迎えして、帰宅、晩ごはん。



雨の予報がどんどん遅れていく。
いまのところ水曜、木曜に傘マーク。当初は今日、土曜から雨の予報だったのが、毎日、一日ずつ延びている。ここまで3、4、5月は雨予報がかなり的中していたので、ここへ来てのこの「ずれ」は、もしかすると、そろそろ「乾燥続き」への移行のサインかもしれない。が、しかし、実際のところはどうなるかわからないので、とにかく、晴れているうちに、播けるものは播く、植えられるものは植える、時間があれば片付けの終わってない畑は片付ける、という感じで、どんどん畑しごと。助かることには違いない。

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2 コメント

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Unknown (リコ)
2010-05-15 21:35:50
雨の予想のズレは・・・
藤田家族さんにとっては吉でも、私にとっては凶なんですよ。
雨を見越して昨日サツマイモを植えたのに、このお天気でクタクタ状態!
初挑戦なので、サツマイモの通常の状態もわからないし、水やりもいつまでしたらいいのやら・・・
私の菜園は雨待ちしてるんですよ。
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Unknown (藤田敏)
2010-05-16 06:28:28
おはようございます、
さつまいも植えましたか! うちもそろそろ段取りしなきゃ。

雨予報の「ズレ」、困りますよね。うちも飴を見越して播いたり植えたりたくさんしてるので「凶」の面もありますが、いまは「吉」を生かすことだけ考えてます。ただ、さつまいもは放っておけませんよねー。うちも例年、毎日水やりに苦しんで、挙句に株まわりだけ草だらけにしてしまいます。
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