38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

種播き、急ピッチ。

2006年09月03日 | 農と暮らしの日記
段ボール箱の山。
野菜セットはこんな箱で届きます。「藤田家族」なんて印刷された箱は、残念ながら、ない。スーパーや近所の商店で分けていただく大小さまざまの空き箱を納屋に積み上げておき、野菜1セット分がコンテナに揃ったときに、「さて、これがぴったり収まるのは、どれかな?」と箱を選びに行く。

コツは、「これじゃ、小さいかも」というのを選ぶこと。
たいがいそれで、ぴったり収まる、か、ちょっと新聞紙などで詰め物をすればなんとかうまくいく。この塩梅はきっと研修中に会得(というほどでもないけど)したものだと思う。研修先の相原農場(藤沢市)ではほとんどの野菜セットは専用のバッグに詰め、クルマで直接配達していたけれど、一部は宅急便で送っており、一部といってもそもそもセットの数が一週間に何十もあるわけなので、段ボール箱選びも日常茶飯事だったのだ。

で、何度も何度も、「あ、大きすぎた……」の繰り返し。
兄弟子研修生のシミズさんはその辺りの勘が鋭く、「今日のセットなら○○麦茶」「これは○○みかんでいけそう」とか、ささっと箱を選んでいた。僕もようやくいまこうやって自分で荷造りを全部やるようになってから、「昨日より○○が少な目だから」とか「今日は○○を入れたから」という感じで見当をつけることができるようになり、入れ始めてからのやり直しは少なくなった。

が、問題はこれから、秋冬である。
大根1本、白菜1個、キャベツにレタス、里芋ごろごろ……をうまく納めるのはけっこう難しい。細長い箱をいまから物色しておかなければ。



今日は野菜セットの出荷がなく、JA直売所のみ。
5時半ごろ、明るくなってから収穫を始め、朝食前に出荷してくる。茄子、ピーマン、ゴーヤ、オクラ、モロヘイヤを出し、結果はピーマンとオクラ以外は少し残った。でも、このところ芳しくなかったピーマンが完売したことで、ちょっと安心。

畑が乾いてきたので、終日、秋冬ものの種播き。
午前中に今日播く畑をトラクタで仕上げ。その間、家族は隣の畑で地這いトマト(調理用)の片付けなど。昼前に僕は管理機で畝立てを済ませる。

昼食後しばらくは休憩がてら家で育苗の種播き。
とりあえず、白菜と京菜あわせて500粒ほどをセルトレイに播く。日曜なのでラジオはFMにし、ユーミンのを途中から聴いて、2時からNHKで「東京JAZZ」の中継にしたら、あまりおもしろくなかったので、山下達郎に変えたら、竹内まりやも一緒に出ていたので、しばらくそれを聴く。(で、夜になり、いまはまた「東京JAZZ」に戻っています)

お茶を飲んでから、畑へ。
二輪車の「コン助」に播種機の「菜々子」ほか種播き道具一式を積み込んで行く。畝をレーキで均し、相原農場で卒業記念に頂いた「さくり紐」を張って播種位置を決める。今日播いたのは、大根、春菊、蕪、赤蕪、チンゲン菜、スープセロリ。「三池高菜」(このあたりでは「萬葉」)を播こうとしていたら近くの方が通りかかり、「それは直(じか)に播くより苗作ったほうが、ようできるよ」と教えてくださったので、それに従うことにした。この間、家族は別の畑で人参の除草と間引き。

台風が関東に近づいているようだ。
四国はしばらく爽やかな晴天が続く予報。
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