ガタゴトぷすぷす~外道教育学研究日誌

川口幸宏の鶴猫荘日記第2版改題

通所リハビリの日

2016年06月20日 | 日記
○6時50分起床、起床時室温26℃。夜中の目覚め3回。研究室を割り当てられて赴くとすでに居住済み。ドイツ語の部屋。まあ、今さら研究室など貰える身分ではないからすでに人がおりまっせ、という現実は分かるが、何で、ドイツ語なの?若い頃はドイツ語に狂ったことは事実だけどさ。
○粋生倶楽部増尾通所リハビリ。
*スタッフさん1名欠勤。ぼくはあまりなじみを持っていない人だが、1名欠けると他のスタッフさんへのしわ寄せが大きいだろうなあ。でも、今日は、問題が起こることはなかったと認識しています。
*粋生倶楽部初行事、隅田川クルージング、柴又「寅さん」博物館、など。7月10日実施。ぼくが「若いいい男連れて行くからね。」と笑いながらいうと、一人のお姉さん、「若い男、川口さんだけでいい。」と返事して笑わせた。そっか、ぼくは、若い男なんだなあ。皆さん、とても楽しみのようです。チラシを添付しておきました。
*終了前に、ゴルフボールの拾い上げをスタッフさんに見ていただいた。倒れることがなかったのがとても嬉しい。次の課題はもう少し腰を深く曲げることに近づいていくこと(膝ではなく)、そしてスピード。一連の動きの中で球拾いができるようになること(立ち止まるではなく)。無理難題なのかな。でも、目標は大きく、歩みは着実に。
*コーヒー淹れ(今日でコロンビアが終わり)、レッグマジック100回。右のモモがいたみ出したため中止。踏み台 上下5分、前後5分。自転車30分7.4㎞。全身マッサージ、あったか姫、スカイウオーカー1000回。テニスボール投げ少し(手首の動作)、ゴルフボール拾い。
○外国語センターにお勤めであった星野さんから結婚式を挙げることにしたというお知らせとともに、お式への参加のご案内をいただいた。思いもかけないこと。フランス文化についてときどき雑談相手をしていただく方だったけれど。おめでとうございます。
○国保郵便局より払い込み。これをしないと医療費の支払いがとんでもないことになる。今までは共済で済んでいたのだが、縁切りをされた故。しかし、高いなあ。75歳になったらもっと高くなる。

今日は通所の谷間故、ゆったり

2016年06月19日 | 日記
○7時起床、起床時室温27℃。外は爽やかな風が、カナヘビがちょろちょろスススー。
○朝食後、部屋の掃除と多少の模様替え。動かさぬマッサージチェアを方向転換し、布団を敷く位置を90度変えてみた。ディスクワークの際に左視界にしっかり収まっていたチェアーが視界から消えたおかげで、広々とした感じ。ぼくの部屋を独占しているマヌが環境の変化に落ち着かない。なに、すぐ馴染みますよ。
○DVDモニターを移動させて、楽な姿勢で鑑賞ができるようにした。
○フットマッサージ機をモニター前に設置して、使いやすくした。(今のところの、つもり)
○1980年執筆原稿入力終了。「戦前北海道における生活綴方運動について」. HPにリンク張り。論文タイトルクリックで展開。
○ディスクワークをしているところへ、後ろから、たどたどしい日本語の「こんにちは。」婿殿イアンだ。暁も善も光も顔を見せないのでいぶかっていると、どうやら剣道の試合らしい。弘美君は仕事で出かけているので、イアン君の御用は夢にあるということだな。玄関の外に出てイアンと立ち話。ジャマイカへ来い、マンゴーがあるよと盛んに誘う。まだ足がだめだから行きたいけど無理だ、それよりお母さんに日本に来てもらいたいというと、お母さんは、ジャマイカとアメリカとを行ったり来たりしている、日本は遠いから…、ということのようだ。「新しいお家にはマンゴーの木は無いでしょ?」と尋ねたら、「植えたよ、こんなに小さいけど、マンゴーあるよ、」と目をまん丸にして言う。相変わらず、ぼくは「マンゴーウオッチャー」という認識らしい。あのね、マンゴーの木に巣をかけているハチドリの観察が楽しいの、と言ったけど、通じなかった。・・・夢と二人でどこかへ出かけたようだ。
○写真は、上がジャマイカの国鳥ハチドリ、下がマンゴーの樹にかけられたハチドリの巣。いずれもイアンの旧邸宅の庭光景。


粋生倶楽部増尾通所リハビリ 午後はのんびり

2016年06月18日 | 日記
○6時50分起床、起床時室温25℃。珍しく講義をしている夢。中央大学にて。中野光先生にお会いしいろいろとお話しをした後、いきなり講義風景。丸坊主集団の中に、どういう訳だか、所長さんがぽつんと。現実には、1999年まで何年八王子まで通っただろうか。学習院へ転任して以降だから1993年以降になるな。なつかしい。
○通所リハビリ。
*Tさんから紙に包まれた「うどん」を頂戴した。お聞きすると、島原うどんだとか。久しぶりに混ぜうどんでも作りたくなった。
*どうなさったのか、Kさん、今日は自転車をなさらない。こちらからの短い声かけは、「新聞をどうぞ」とか、「コーヒーをどうぞ」とか「自転車、今日も30分越えですか?」とかをした。
*所長さんから、みんなで出かけることについての、再提案〔相談)がなされた。浅草を取り下げ、帝釈天のみ。無理が無くていいと思います。トイレの心配は未解決。携帯椅子はいくつか用意した方がいいと提案して差し上げた。
*訓練は、コーヒー淹れから。レッグマジック100回、自転車30分7キロ半。踏み台10分。全身マッサージ、あったか姫、脚モミ機械10分、スカイウォーク700回。
*マッサージで左ひざ裏を丹念に揉み解してくださった。「そこがここ数日痛くて張っていたところなので、とてもうれしいです。痒い所に手が届く、と言いますが、今の場合は、痛いところに手が届く、です。」さすがだと、感じ入った次第。
○午後3時現在、室温が30℃。いよいよ真夏日だなあ。網戸からかすかに風が入り込み、涼しさを感じることはできる。
○「戦前北海道生活綴方教育運動史について」入力作業の続き。右手人差し指、とりわけYキーのタッチが弱く、その点での入力ミスが目立つ今日。
○夕刻「介護老人保健施設『ケアリングよしかわ』  職員ブログ」さんが、この「鶴猫荘日記第2版」をご覧になっていることに気づいた。我が家の近在にある入居型施設は興味を持っているが、今もなお、利用者さんたちとおぼしき人々のお姿を拝見していない。
○真夏と言えば、2012年8月、フランスへの旅は、本当に暑かった。連日40℃を超す暑さ。この暑さの中にただ一羽の白鳥がヨンヌ川で暮らしていた。冬季に渡ってきた群れの中の一羽が何らかの事情で帰りそびれて、そのまま夏を過ごそうとしていたのだろう。この年の10月末に「セガン生誕200周年記念シンポジウム」参加のおりに再びここを訪れた時も、この白鳥は川で羽を休めていた。写真上が8月、下が10月。



ピカ天‼ は、暑い!

2016年06月17日 | 日記
○7時半起床、起床時室温24℃。夜中の目覚め2回。珍しく右脚ふくらはぎが攣る。左より痛く長く続くことが分かった。左はまだまだまだなんだな。
○昨日の雨の残り香、庭のクマザサとミョウガの葉に置き露が朝日にきらめいていた。
○午前中から、1980年執筆の「戦前北海道における生活綴方運動史について」の入力作業。目への負担が多く、終えるのに先が遠い。
○2時前、東武ストアーへ。今日の「買い物だったなー」は本マグロ。行きは歩くのがつらくて何度も立ち止まったが、帰りはいつもの20分。帰宅は3時40分。
○一昨日から脚が重くて歩くのがつらい。
 そこを体に鞭入れて底をついている食料品の買い出しに出かけた。
 出かけて正解。天然本マグロの解体ショーが終わったばかりで、買い手のつかなかった頭!が「アラ棚」に置かれた。
 頭一個はなあ… 
「ねえ、半分に切り分けてくれる?」
「いいっすよ、爺さん。ついでに、骨も取っちまうかい?」
「ありがとうよ、助かるね。」
 頬肉、目玉各1.顎肉と皮の部分半分。480円。手間賃を考えれば安い買い物だ。
 帰宅の足取りは、現金なもので、いつも通り。帰宅後さっそく明日からの食卓に乗せるべく、仕込みに入った…。
  写真に撮るために、目玉は裏がえして置いた。


そろりのろりの一日

2016年06月16日 | 日記
○6時30分、起床、起床時室温23℃。幾度も目覚め、熟睡できず。ゼミの夢。レポーターはぼく。みんな寝ている。そろそろ夢の中の教師も引退せー、ちゅうこっちゃな。
○燃えるゴミ出し。クロ=パンソン、やはりのろりのろり。自動車が怖いなあ。
○WEB更新で使い勝手が悪い!使いこなすようになるには時間がかかる?
○マルセイユ近郊のセレスト小学校参観記、「異邦人のため息」にアップ。
○雨になる前に、児童公園で運動。今日は、ボール打ち(拾い)、徒歩(駆けっこスタイル半分)、懸垂・屈伸、段踏み、立ち幅跳びを細切れに。球拾いではまだまだ自然スタイルではないが倒れることは無かった。徒歩では3周。うち1周のうち2/3ほどが書け明日スタイル〔つまり大幅歩き〕で駆け足もどき。わずか30分ほどで息切れ。
○フランスの子どもに日本の子どもの作文を紹介した時のこぼれ話―
 「子どもたちは、まず、作文用紙に驚き、右から左へと縦に書いて行くことに驚いていた。「フランス語と日本語では、ぜんぜん、書き方が違うんだ!」 次に、漢字・ひらがな・カタカナという三つの文字種を使い分けていることにも驚いている。「ぼくなら、日本の学校では勉強できないよ。」と言って笑わせている子ども、「日本の子どもは、どのぐらい、文字を覚えるのですか?」と真剣な目で質問をしてくる子ども。一人称の呼び方が、男児(男子)が「ぼく」、女児(女子)が「わたし」と使い分けていることなどは、「どうして、男と女とは、そういう風に区別するの?」と質問を受け、返事に窮してしまった。
 おそらく、その後、調子に乗って、一人称には「おれ、わし、ぼく、わたし、わたくし、わたい、うち…、もっとたくさんあるよ」などと言ったら、フランスの子どもたちにとって日本という国は、「個」という存在はきわめて複雑で、自分でも説明がつかない国なのじゃないか、などと思われてしまったことだろう。・・・・」
○ということで、「南仏の小さな村の、いのち育む教育」をクリックして展開して読むことができます。
○セガンの幼少年期記述を整理。2019年間の『知的障害教育の開拓者セガン~孤立から社会化への探究』(新日本出版社)では注記を一切削除したので、今回の整理は、とりわけ公文書に関しての注記を施して研究としての体裁を整えることに目的がある。今後も、記録が湧き起これば、社会運動にかかわる注記を施していきたい。
○まず、セガンの生地クラムシー夕景、続いて、セガンの母校ジャック・アミオ校(中庭の歴史的標識「祖国愛と愛校心とを尊べ}とのプレート)





今日も脚が重い

2016年06月15日 | 日記
○7時起床、起床時室温23℃。夜中の目覚め、久しぶりに2回。学生たちがリクライニングシートで身体をゆったりと預けている、男女…、ぼくはその前で両手に荷物を提げて立っている。珍しくもない、しかしもう数年も経験しない、懐かしい?こういう光景。過去ファイルを引っ張り出し整理保存の作業をしているせいだろう。
○ビニールごみ出し。クロ=パンソン、出だしは調子良いんだけどなあ。途中からガクンと脚が重くなる。
○児童公園で運動をしようと出かけたが、ゲートボールが行われていた。小さい方は子どもや親子がけっこうたむろしていた。結局ゲートボールの空き空間で歩行訓練のみ。左脚付け根(外側)が痛いことと脚が重いこととで、4周ゆっくり回っただけで切り上げた。しゃがんでモノを拾う試み1回。しっかりと腰を下ろすことができた。10時から10時半。
○HPのレイアウトを根本から変えるべく、ワード上で作業、今までプログラムを組んでいたが、頭脳明晰(笑)にあらずで、簡便な方法を選ぶ。しかし、作業は大変だ。少しは読みやすくしないとね。
○結局、ワードで作成したインデックスファイルが機能しない。原因は不明。拡張子もちゃんとしているのに。やむなく、これまでのレイアウトを少し整理することで、多少の読みやすさになったことで、良しとする。
○HP「異邦人のため息 川口幸宏のう゛ぁがぼん旅」を、チラ見してやって下さい。 ファイル名クリックで見ることができます。

好天だが、脚が重く…

2016年06月14日 | 日記
○6時半起床、起床時室温23℃。夜中の目覚め1回。
○自然ゴミ出し。クロ=パンソン足取り重し。
○8時40分から30分。児童公園でゲートボール球遊び。投げて(竹棒で打って)ボールをしゃがんで拾う。拾う動作の速さをちょっと意識して、真正面にしゃがんで拾う行為から少し左手にボールを置いて拾い上げる立ち位置も試した。体が少しでも柔軟・機敏になってほしい。今日は倒れることは無かった。一度だけストンと腰を下ろして立ち上がることもやってみた。しかし疲れがきついので無理をせず引き上げ。
○ディスク内の整理とエッセイの修整pdf化の作業。
○「Do speak? 話しますか?」と「Can speak? 話せますか?」とは天と地ほどの違いがある・・・ パリの路上でお嬢さん方に声を掛けられる… 次のタイトルをクリックしてお読みください。
エッセイ「あなたは英語を話しますか?
○ほかに、パリのオープン・スクール参観記、フランス・フレネ教育学を訪ねて、フレネ教育学に思うもHPにアップした。

雨の日 粋生倶楽部増尾通所リハビリ

2016年06月13日 | 日記
○7時起床、起床時室温25℃。4時ごろ寒さのため目覚めた。その後はうだうだと。夏の研究集会の記念講演を誰にしようかという司会の発言で、挙手。挙手者多数のため指名を待つ間、ゆっくりと椅子が倒れていく。指名されて「高垣忠一郎さん!」と大声で講演者候補を言ったとたん横倒しになり、目が覚めました。
○雨のためゴミ出し出来ず。
○午前中、通所リハビリ。
*所長さんより、訓練一覧掲示について丁寧なご説明をいただいた。施設の方の方針は了解。
*足の爪に関しては美容の問題ではなく病の問題であるので医師と相談すること、と。了解です。
*コーヒー計量間違いでいつもより濃くなってしまったが、問題なかったようで安心。レッグマジック120回、自転車30分7キロ強、スカイウオーク800回。テニスボール左手首投げ少々。段踏み5分。あったか姫、全身マッサージ。そのほか両肩の施療をしていただいた。
○エッセイアップ(リンク) お読みいただくには下記ファイル名をクリックしてください。
さまよえる玄冬期―根室逃避行」 
○「脚より手の方が麻痺が重いのでそのつもりでいてください」と作業療法の先生に告げられて2年半。これまで包丁を使うときは左手首から先全体で押さえて作業をしていたけれど、やっと少しは細かい作業ができるようになった。
 今日のお昼は上記作業開始記念!初挑戦もの。チラガー(豚の顔)をダシの主体にした沖縄そば。チラガーも蕎麦も先日の沖縄物産展で購入した品。塩分を控える代わりを使って素材のうまさを引き出そうと考え、ミツバ、ミョウガという癖のある野菜、ブラックペッパーを多めに加えた。
 味の方は恐る恐る口に運んだが、うん、なかなか行けるんでないの。初物故、比較するものなし。まだ蕎麦は残っているが、再挑戦する気満々。



今日はからだを休める

2016年06月12日 | 日記
○7時半起床、起床時室温25℃。夜中の目覚め1回。夜中に昨夜と同じ強烈な右肩の張り(痛み)に襲われる。あれこれ寝姿を変えるも痛みはひかない。枕を取ってみたが変わらず。6時頃、頭の位置を脚と入れ替えて寝てみた。西枕を東枕に、だ。すっと痛みがひいていき、夢を見ている自分に気づいた。この姿勢では時計を見ることができないのが難点。
○この4月から高校の教師になった人から昨夜メールが届いた。「教育実習が始まって1週間が経っています、去年の自分と重ねて実習生を見ています。」とある。そうか、教育界のシャバは、その時期なのか。
 南フランスの小さな小さな村の公立小学校を訪問した時、校舎正面入り口の脇に張ってある様々な学校関係情報の中で、一つのプレートに心が集中した。日本語に転換すると、「本校は教育実習校である」。我が日本では考えられないプレートの案内だ。
 要するに、教育実習指導教員がいる、という誇り高き案内である。というのも、教育実習指導教員は教員養成学校〔国立〕から任命されている特別職であり、それ故、小学校だけでなく教員養成学校で教える資格を付与されている大変な実践力量を持つ教師である。わが国のように(おそらく、わが国だけのことだろうと思っている)、校内輪番の「厄介な仕事」(校内分掌の一つ)なのではない、ということだ。
 我が国の戦前師範学校システムと同じだと考えればわかりやすいか。古臭く封建的なようにも感じられるが、教育実習をすることができるところまで行き着いた教員志望の学生は、教育実習1年間でしっかり鍛えられる。そして教育実習に合格すれば間違いなく教員の道へと誘われる・・・・。
○教育実習の様子。日本とまるきり違います。教師の仕事は子どもの声に聞き耳を立てて整理すること。

○指導教員のリュセット先生と並んで…・・


○フランスの教育実習指導教員とは、上で紹介した南フランスの先生の他に、もうお一方親しくしていただいた。パリ13区の公立小学校の先生である。前者は低学年指導教師、そして後者は高学年教師。後者の先生の授業は断続的にだが計5週ほど参観をさせていただいた(前者は2期に分けて計4周)。それ以外に、学習院で指導する学生数名を引き連れての参観も実現した。
 そのうちの1週が教育実習生指導と重なった。実習生二人が子どもに文学の読み聞かせをしたいと、指導教員に申し出ている写真と、実際の読み聞かせ場面の写真とを添付しました。
 「なぜ、その文学なの?」と先生が問い、実習生が「面白いと思うから」と答える。先生は「それだけでは子どもたちの教材として取り上げる説明にはなりませんけれど、まあ、思うようにやってごらんなさい。」との指導語があった。後刻、実習生は、「私たちは何も子どものことが分かっていないということを知りました。」と反省をしていた。トライ&エラーが許されるのが教育実習なのだなあと、知った次第。
○実習生二人が「文学の読み聞かせをしたい」と指導教員に申し入れているところ。〔左が指導教員〕

○二人の実習生共同の文学の読み聞かせの場面


○Mさんへのメール 「ちょっと面白い話」
 こんにちは。いい天気の今日、自分の敷布団を庭の洗濯物干しに掛けました。自室から、エイヤっと抱え上げて玄関を出て、庭〔車庫屋根〕まで運び、物干しで広げて太陽光線を、一杯浴びせさせています。殺菌!からだが悪くても、このぐらいのことは、自分で何とかこなせるようになっていることを、喜んでいる所です。
 さて、面白い話というのは―
 セガンにはアメリカにわたって再婚した相手がおります。この人のことについて書かれた書物がイギリスの古書展に出品されました。ぼくをセガン研究に招じ入れてくださったKS先生はそれを入手した人から借り受け、ぼくに提示しながら、「川口さん、セガンの二番目の奥さんの写真がようやく見つかりました。この本の扉頁に張り付けられているのです。大発見です!」とうれしそうでした。それはよろしうございましたね、と申し上げると、続いて、「この本は、自費出版なのです。だから余計に貴重なのですよ。」と言葉を重ねられます。自費出版だというご判断は、セガンの再婚相手の顔写真が印刷されたものではなく、ノリで張り付けたものだからだ、というわけです。その本の出版年は1895年。
 「先生、お言葉を返すようですが、この本の出版の頃の書籍の印刷技術は、まだ、写真を活字と一緒に組み込むことができる技術はありません。従って、写真が張り付けられているから自費出版だと判断なさるのは、危険だと思います。」と申し上げたわけです。
「川口さんがそういうのなら、その根拠を示しなさい!」と、おっしゃる。論拠は技術がまだ発達していない、と申し上げているわけですが、先生はそれを受け入れなさらないわけですね。仕方がない、後日、ぼく自身が所有している同時代の写真付きの書物〔当然、古書店で入手したもの〕数冊を持参し、印刷技術の発達史の「講義」をしたわけです。いわゆる、御前講義、ですな(笑)。
 「歩くしか能のない教育学研究者」は、教育学者として学界をリードし続けてきた大先生では及ばなかった研究の「目」を自己内に培っていた、というお話。
 こんなんばっかりの、セガン研究の先達たちとの戦いの10年間でした。そら、胃に穴が開きますでしょ?
 くれぐれもご健康に気を付けて、生徒たちの良き導き者であり続けてくださいね。


粋生倶楽部増尾通所リハビリ

2016年06月11日 | 日記
○7時起床、起床時室温24℃。昨夕から悩まされている右肩の張りと痛みが朝4時ごろさらに強く押し寄せてきて目覚め。それからは眠り込むことができなかった。
○弘美君、昨深夜に、河口湖に向けて出発。明日お帰り。
○午前中、粋生倶楽部増尾通所リハビリ。
・ホワイトボードに例の一覧表はあったが、訓練科目名欄だけ記入で利用者名は無し。後刻所長さんからご説明を頂いた。やはりぼくの考えていた通り。施設側の自助努力を実感でき嬉しくなった。
・ホワイトボードに足の爪切りの案内が貼ってあったので、内容を確認し、希望がある旨を伝えた。今日は相手が忙しそうなので実現せず。近いうちに足の爪をさっぱりできるだろう。マニキュアはいりません!
・所長さん、いよいよ、関西鰻食の具体計画に取り掛かる!喜んでご案内致します。7月第2を除いた土曜日が計画される。
・左脚筋肉が発達してはいるが筋肉同士がくっついていて硬くなっているそうな。人体解剖図を頭に思い浮かべながら所長さんのご説明に耳を傾けた。脚のケアとテーピングをしていただいた。月曜日に続くとのこと。ありがとうございます。
・所長さんから、お土産に頂いたの、とベトナムコーヒー豆の差し入れ。今のコロンビア豆が無くなったら皆さんで頂くことになります。苦味が強いそうだ。
・他の曜日振替のご婦人、きれいな方ではあった。会話を交わしていないが、お別れ時、握手を求められ、どぎまぎ。こういうところでの握手など初めての経験故。ほんと、いろんな人がおられるなあ。
○コーヒー淹れ(今日は濃く淹れ苦味を露わにしてみました)、レッグマジック120回+左脚を重点として40回、初の試み。自転車30分、約7キロ。スカイウオーク900歩、途中で左の勢いが弱くなり、その旨ご指示いただきました。ちょこっとテニスボール遊び。左手首投げで所長さんがまっすぐ届くとお褒め下さった。やはり目の働きの弱点が強く表れるボール遊びだ。めげずにやりましょう。暖か姫、右肩のコリがひどいのでそれのケアのためのもみ療治。
○午後はファイルいじりでボケーと過ごす。
○ファイル「「おじいちゃん」。検査・診察を楽しむ」 をリンクしました。ファイル名にマウスカーソルを当ててクリックすると、ファイルが別窓に展開され、読むことができます。