桜が咲く頃までには

家族と歩む、ちょっと病気の主婦の日記です

優しい心の育てかた

2017-10-03 09:27:21 | 子ども

優しい心を育てるには、母が病気で苦しめば、それでいいのかもしれません 笑

 

というのは、冗談にしても。

我が娘は本当に優しいです。

人の悪口を絶対にいいません。

傷つくだろうことも言いません。

そんなエピソードをひとつ。

 

先月末から、幼稚園の担任の先生がお休みしてしまいました。

急に長期のお休みに入ったのですが、親は最初の数日でピンときていました。

まあ、病気の人間の勘はそういうところで敏感なのでしょうか。

 

娘には伝えていたものの、幼稚園から正式な通知が来るまでは

「明日には先生に会えるはず」

と信じて疑いませんでした。

 

ついに、長期のお休みに入ること、新しい先生が担任の先生になることが通知されると

「えっ!」

と本気で驚き、字も読めないのにそのプリントを20分くらい読んでいました。

(あんまり気にしすぎないようにとか、すぐに帰って来るかもしれないとか、そんなことをぶつぶつと呟きながら、一生懸命ひらがなを読んでいました。心の整理をつけているんだろうと思い、そのままそばにいました。)

その後、先生が病気になっちゃうなんて悲しいとワンワン泣きはじめました。

まだ3歳。。

先生に会えなくてさみしいのではなく、病気になっちゃって悲しい、と泣く娘にもらい泣きしてしまいました。

私も先生の異変に気づきませんでしたので、何かできなかったかとがっくりきていたのですが、娘の姿を見て、そう落ち込んでもいられないなと奮起できました。

 

「先生が一番辛いし、今先生も頑張っているんだから、悲しんでばかりいたらかわいそうだよ。」

そう伝えると、ピタッと泣き止み、笑顔が戻ってきました。

 

その後

「これからは先生のお病気が良くなるようにナムナムするー」

と言い出しました。

おお!我が娘よ!

ほんとに、優しいよ。

 

でも。

「もうママのナムナムはお休みー」

あれ?私の分がなくなったそうです 笑

 

というか、お祈りすることを「ナムナム」と聞いたのは初めてで、一人でこっそりお祈りしていたのかなあと思うと、何とも胸が詰まるような、暖かくなるような、そんな複雑な気持ちになりました。

 

優しい心はどうやって育ったのか、さっぱりわかりません。

でも、はっきり言えるのは、この子は不憫な子ではないということ。

どんな人間でも、どんな状況でも、子どもが幸せを感じられるように願えば、親になれるんだなあとつくづく思いました。



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