桜が咲く頃までには

家族と歩む、ちょっと病気の主婦の日記です

カブちゃん、さよなら

2019-10-25 02:20:00 | 子ども
先日、飼育していたカブトムシのカブちゃんが死んでしまいました。

ゴールデンウィークの頃、ショッピングセンターで幼虫を無料で配っていて、私がもらってきたのがカブちゃんです。

その頃は、娘はあまり虫が得意ではなく、ダンゴムシしか触れませんでした。
アリもてんとう虫も噛まれたことがあるので、虫全般を怖く感じていたようで、見つけるとキャーキャー言う有り様でした。

パパと一緒に幼虫のカブトムシを触って、2人で柔らかすぎる!なんだこれー!とギャーギャー騒いでいたのがすごく懐かしいです。
この時、娘はあまりにふわふわの感触に
おまんじゅうちゃん
と、名付けました。
時々触っては、パパにかわいそうだと怒られてみたり。だんだんと仲良くなり始めていました。


その後、サナギから死亡説も出つつも無事に成虫になりました。

しばらくして、おまんじゅうちゃんはおかしいと娘が譲らず、改名してカブちゃんになりました。
確かに固いしね。


手足の引っかかりに指を刺して、痛いーと泣きべそをかいたりしながらも、廊下にお散歩ロードを作ったり、ジャングルジム?作っては遊んでいました。
毎日のお世話も、もちろんしっかり学ばせたので、時々私が代わりにやることもありましたけれど、土替えなんかは最後は自分でできるようになったので、生き物のお世話をすることの何たるかは理解できたのかなと思います。 

今や、虫がすっかり得意になり、トンボを手だけで捕まえたり、バッタやミミズと戯れています。

いろんな考え方があると思いますが、カブちゃんの死んだ後のことについても、いろいろ聞かれて、魂とは何たるか、生命とは何たるかも考えています。
私もいろいろ考えさせられながら過ごしています。

飼育するにあたり、もちろんいろいろ調べましたが失敗もありました。
そんな中でもこんな寒くなるまで生きてくれたカブちゃんには感謝の気持ちでいっぱいです。私たちにいろいろなことを教えてくれました。ありがとう。

死んでしまった日はたまたま祝日で、朝から家族でカブちゃんの死を見届けて、思い出話ができました。
たかが虫。
昆虫。
虫けら?
でもね、真剣に向き合えばこんなにいろんなことを考えて学ばせてもらえるんだなあ。命だもんね。

ちなみに、幼稚園で春から育てていたアサガオ、まだ咲いています。
さすがに小さくなってきたので、もう枯らせてあげようと思ってますが。
大事に育てれば、伝わりますよね。

ついでに、ある日祖父の家で娘がバッタを捕まえました。後ろ足が一本ないので、絶対飼いたいと言われて、確かに外に離したらそう遠くない未来に死んでしまうだろうし、なら逆に飼っても不幸にはならんだろうと私が飼うことを許可しましたところ、パパ大反対。もうカブちゃんだけでいいでしょ、とのこと。それもまあ、ごもっとも。
しかし、反対したところで多数決で勝てないことから、しぶしぶ受け入れさせられ、挙げ句虫ケースを娘と買いに行かされる羽目に。
帰宅したら、なんとまあ、カブちゃんより大きい立派な虫ケースを買ってきました。
パパもなんだかんだで

オンちゃんと名付けられたバッタは、毎日のように娘が主体でお世話される中で、意外と虫ケースは居心地が良かったようです。廊下にお散歩に出しても自分で虫箱に戻る事件が何度か起こりました。娘と私でキャーとか言いながら遊んでいました。結局2週間生きてくれました。


こんな長生きさんたちとお付き合いしていると、私たちは命あるものを大切に、今を丁寧に生きてるのかなと、なんかとても、嬉しく誇らしくなりました。
明日、カブちゃんのお墓を作りに祖父の家に行ってきます。