桜が咲く頃までには

家族と歩む、ちょっと病気の主婦の日記です

おじいちゃんはサンタクロース

2020-04-24 04:45:00 | 日記
コロナ感染の可能性を考え、実家への移動を控えています。

私の両親は少し悲しがって、別にもう責任もないから死んでいいしさあ、遊びに来ていいよ
って言ってくれたけど。

私がコロナ感染させて親を殺したなんて後悔したくないから、と伝えると、仕方ないねえと私の意見を尊重してくれました。


数日後、母から
ちょっと、おじいちゃんが髭を剃らないのよー、カッコ悪いから、やなのよねー
との電話。

どうしたの?
と聞いたら、孫に会える日まで、剃らないでみることにしたとか。

父曰く
どうせ多少外に出てもマスクだし、知人にも合わないし、みっともなくてもいいじゃーん、
と。

家族LINEでおじいちゃんの写真が時々アップされますが、
みんなでゲラゲラです。

アレー?
こんなに白髪だらけだったんだなあ。
1番驚いてるのはオレだな!
とか言ってみたり。

わざわざサングラスかけて写真撮ってみたり。


我が父ながら、おじいちゃんの楽しみ方は独特で斜めから。見習いたいなあ。
日中はもっぱら読書らしいので、ギャップも 笑

父の夢はこのもじゃもじゃの髭で、孫の顔にすりすりすることだとか。
早くそんな日が来るといいなあ。

とっくに始まっていた医療崩壊

2020-04-23 03:30:00 | 日記
今日、患者さまから近くの内科のほとんどが、休業していると聞きました。

医者も人間ですから、ある程度は仕方ないこととも思いますが。


今こそ困ってるひとを助けるとき

と言いたいけど、新装オープンセールして、人であふれてみたり、パチンコ行ったり

そんな人たちのために広がる感染症で死にたくなんかありません。
全面休業はちょっと、、と思わなくもないけど、いくつかの大学病院はとっくに受け入れをしていません。

人であふれるスーパー、新装オープンイベントの開催。
残された使命感を無くすエピソードでした。
心は折れています。

でも、今こそ、助けたい。
困ってるひとを助けなければ、何のための医療なんでしょう。

まずは心ないクレームはやめてほしい。

そして今、自分にできることを考えてほしい。
医療機関が治療を放置すれば、医療崩壊。
簡単なんです。


大切な人が、自分が、
何の医療も施されないまま死ぬと考えたら。

家にいようと思いませんか?
買い物の回数減らせるでしょ?
パチンコなんてもってのほか。

スタッフレベルの離職は止まらないようです。
いつ、なにが起きてもおかしくない。
すぐそこに、医療崩壊のエックスデーは来ています。

小さなことでも、とても大事なこと。
やりましょうよ!今こそ!

医療崩壊と医師の家族

2020-04-21 04:03:00 | 日記
主人の勤める病院の近くで、お店がセールなどを行い、人でごった返したと聞きました。

週末、近くの公園は大人で混み合い
レストランは普通に営業して
ドリンクバーなどもそのままだそうです。
フードコートも通常営業しているところもあるとか。



腹ワタが煮え繰り返り
おさまらない怒りと呆れの中で、
もう諦めたいという言葉が浮いては打ち消すことができませんでした。

今まで、どんな思いで主人が働き
ICUで命かけてる主人の友人がいて
2人ともバカばっかり話して、食事するの大好きだったのに、もちろん数ヶ月会ってない。

主人は、コロナにかかって先生が休むことあったらどうしようって不安になる患者さんに、
「感染しない保証はできないけど、かからないように気をつけるし、絶対休まないから、安心して」
と約束しています。
スタッフも全力で支えてるし休まない。やれることは何か知恵を絞って、必死だそうです。

私たち家族も。
私は主人の仕事の手伝いもできるので、やっています。マスクもみんなの分作ったり。
6歳の娘はその分家事を担当させられ、勉強と家事で暇なんかありません。

買い物はほぼ宅配。牛乳とかの急なものは主人が。ゴミ捨ても。
主人は帰宅するなり、すぐにお風呂に入ります。
着衣は全て洗濯。もちろん漂白剤入り。当たり前だけど、量は増えた。
持ち物は箱を作り全て入れてから消毒して閉めてます。
外食はなし。昼はお弁当。
携帯も日に何度か除菌。


患者さんの中にはコロナかもしれないけど、保健所に相談しても相手にしてもらえなくて。薬無いから、今日来ざるを得なかった、という方がポツポツいらっしゃるとか。
仕方ないと片付けるには何か違う気もするけど、患者さんのせいじゃないし。

自宅内の感染対策はこれ以上ないほどやってます。
私たちも4日ぶりに靴履いて、外だあって感激してコンビニと郵便局行っておしまい。


こうして支えてる。
どれだけのストレスの中にあるか。
それを小さな幸せと笑いを。見つけて過ごしているか。

1ヵ月くらい休んだって、家計はつましくやれば何とかなる。
でも患者さんは困ってる。罪もない。助けたい。今こそ。こんな時こそ。

健康で、元気な人が、医療崩壊を招くんです。
私は心底、主人に働きに行って欲しくないという思いが消えないと言って、昨晩大泣きしました。

家族で、泣きました。
がんばろうねって。

医師本人でなくても、私が罹患すれば、主人は休まざるを得ません。
困ってる人を支えたいんです。
世間の治安を守りたいんです。
医療を続けたいんです。今こそ困ってる人が増えてる。


出かけるの、やめてもらえませんか?
どれほどの迷惑になる可能性があるか、お分かりですか?
混雑してたら帰るだけでなく、帰ろうと周りに声かけてもらえませんか?

外出することが、医療崩壊につながるんだということをぜひ知って欲しいです。

思いやりと勇気の心を今こそ!!

断捨離とメルカリ

2020-04-20 06:32:00 | 日記
なんかやるせなさもあって、掃除を始めました。

断捨離、、、
ついこの間はじめたメルカリ。
もったいないので本は出してみることにしました。

したところ、値段も安かったけどアッサリ売れまして。
配送しないといけないので、あとは牛乳欲しかったし
実に4日ぶりに靴を履いて外に出ました!


んー、
メルカリ、不要な外出に当たる?
今は控えるべき?

良いことしたつもりが反省してみたり、
なんか忙しい毎日ですね。

落胆の中に

2020-04-19 08:15:00 | 子ども
マスクを手作りしようとして、医療の職場の方にリサーチしました。

作ったら使う?って。

そしたら、医療現場ではサージカルマスクでないとと。
サージカルマスクを洗うよりは手作りガーゼマスクの方がマシでは?と思ったら。
スタッフさんも、なんか上手いこと買えてるみたいで。ちっとも困ってない。

主人も多少お金かかるし、時間もかかるけど、電車で感染するわけにいかないので車通勤に切り替えて。
現場ではサージカルマスク。

休日は家にこもりっきり。
だからマスクはほぼ使わない。


マスク、作ったら、、、、
まあ、もらえるなら欲しいです。
あれば家族にあげたりできるし。


というレベルでした。

医療に対して自分にできること、やれることなんてほんと無いんだなあ。
自宅保管のマスクを主人に提供できているだけ。



せっかくつくるなら、た立体マスクを作成しているので、1つ作るのも結構手間がかかる。
もらえるなら、という程度の作業量ではなく。
実家も1つずつあれば十分とのこと。
使ってみれば気持ちいいんだけどな。

ガーゼ、無理言って買ってしまって。
材料だけ揃えて何やってるんだろう。
揃えちゃったし、申し訳ないし、と重たい心のまま作り始めました。

今回は第2段。
ガーゼの量、大きさ、位置、全部前回のものさら我流で変更して試しながら。
存外立派にできました。
やっぱり試行錯誤した上での2回目だと違うなと。
考えながら作ると違うなと、どうせ用もないマスクだけど、虚しくも自画自賛。


そして大量に作るために流れ作業開始。
①型紙の大きさにガーゼを折る
②ガーゼを切る
③10枚ずつに分ける
④中心を縫う(鼻の部分)
⑤外側の布を、ガーゼと同じ手順で①から④まで。
 外側の布は、手拭いやガーゼハンカチなどの柄付きのものと、綿100の白い布と複数用意しました。
⑥中表にして上下をミシン
⑦余分な記事やゴツゴツがないかチェックandカット
⑧ひっくり返してゴム通し部分をミシン
⑨手元に用意できたゴムだけ、紐を通す。

⑥から⑨は流れ作業にできないので、そこが終わってないマスクがまだ残っています。
やる気なし。


でもとりあえずできたもののうち、自分のを確保。私は柄のものにしました。
主人には白。を一応2つ。

そして娘に、私と同じ柄のものを手渡しました。
ゴム紐の色で私のと区別して、ぱっと見はお揃いです。前回もそうでした

そしたら、とてもとても嬉しそうに大事そうに
「ありがとう」って言ってくれました。

ほんとにね、そんな代物じゃないんですが
これもらった人は絶対嬉しいよって家の中でつけてくれて。
ママはすごいって。

子どもとは何とありがたいんでしょう。


第一弾の柄もの手作りマスクは、実はお買い物先で楽しい会話のきっかけでした。

レジの短い時間。
スーパー、コンビニ、郵便局にドラッグストア。
ふだん絶対世間話しないドラッグストアのお兄さんまで、話しかけてくれて。
みんなで笑顔になって頑張りましょうねって、ご苦労様ですって、声かけあって。

殺伐とした雰囲気の中、マスクひとつで人をこんなに笑顔にできるんだって嬉しかったことも思い出しました。

もらえるなら、と言われて悲しさはあるけれど。
サージカルマスクより、よほどつけ心地も良くて、気持ちいいのです。オススメしたかった。

もう一度、私のマスクに優しさと希望を乗せて、丁寧に全部仕上げたいと思います。