さぽつぴ日記

天然系主人・Sapo(娘)・Tsupi(私)の三人の生活を不定期更新中!

えっと?

2021-01-30 16:23:08 | 日常

今日の昼食は昨日の残りの無水カレー。

玉ねぎ・人参・トマト・鶏肉と調味料だけで作る

水を使わないカレーは、

野菜のうまみが濃厚で素晴らしく美味しい。

 

でも、『昨日の残り』なので、カレーは二人分しかない。

Sapoは好きなものは誰にも譲らないタイプで、

しかもカレーが何より好きなので、

一人分はSapoが食べると決まっている。

 

いつでもSapoと同じものを食べたい旦那さんが、

残り一人分を譲ってくれるはずもないので、

もう一人分は旦那さんが食べることになる。

 

しかたない。

私は朝残ったパンで、

ピザトーストでも作ろう。

まずは、お腹を空かせたSapoと旦那さんの準備だ。

 

私がカレーを温めている間に、

Sapoが食卓の準備をしてくれた。

 

旦那さんとSapoのところにはスプーン。

 

 

私のところには、

箸。

 

え・・・?

箸・・・?

 

何で箸?

 

・・・で、私はSapoに聞いた。

「どうして私のところには箸なの?」

 

Sapoは言った。

「カレーじゃないから、スプーンじゃないでしょ?」

 

・・・えっと・・・。

 

私は言った。

「箸で食べる物とは限らないじゃない?」

 

Sapoは平然と言った。

「箸があるのだから、箸で食べられるものにしたらいいじゃん!」

 

私はダメ押しで言ってみた。

「ピザトーストにしようと思ってたんだけど」

 

Sapoはまたしても平然と答えた。

「ピザトーストを箸で食べるか、

または、

箸で食べられるものに変えるか

・・・だね!」

 

そうか。

私の昼食は『箸ありき』なのか。

食べたい物ではなく、

『箸で食べる』が優先されるのか。

 

と言うわけで私の昼食はこうなった。

 

 

何だかおかしい気がする(笑)

 

 


文学専攻?

2021-01-28 15:09:58 | 日常

せっかくプラス気温の日がしばし続いた札幌なのに、

今日はまたマイナス気温。

寒い・・・。

 

さて、前回のブログで、

『Sapoが日本文学にはまってる』

と書いたのだけど、今日はその話。

 

鬼滅の刃にはまって以来、次々とアニメにはまっているSapo。

・僕のヒーローアカデミア

・呪術廻戦

などを経て、今は、

『文豪ストレイドッグス』

というアニメにはまっている。

 

ザクッと言うと、

『探偵社(正義の味方)』

『マフィア(悪い人)』

『その他の組織(とっても悪い人)』

との戦いってな感じ。

 

ただ、このアニメ、登場人物の名前のほとんどが、

いわゆる『文豪』と言われる人の名前になっている。

太宰治、国木田独歩、泉鏡花、江戸川乱歩などだ。

そして、必殺技はその文豪の代表作になっていたりもする。

 

例えば、

登場人物の名前:太宰治

太宰治の必殺技:人間失格

な感じだ。

 

それで、登場人物たちに興味を持ったSapoは、

登場人物に関係する小説を、次々と読むに至ったという次第。

全く凝り性なSapo(笑)

 

このアニメ、主人公は『中島敦』。

ちょっとネタバレになるけれど。

一話目は、『人を襲う虎』の話しだったのだけど、

その『虎』が『中島敦だった』というところから、話が展開していく。

 

中島が虎になった瞬間、

旦那さん、Sapo、私は、

「中島敦だから虎か!」

と思わず一緒に叫んでしまった。

ご存知の方もいらっしゃると思うけれど、

中島敦と言えば、人間が虎になるわけで。

(山月記という話です)

 

正直、私はSapoも一緒に叫んだことに驚いた。

旦那さんと私は、よく本を読む。

(人間失格は読んでないけど・・)

でも、Sapoは本を読まない。

活字はほとんど読まないと言ってよいほど読まない。

そのSapoが山月記を知っているとは。

 

Sapoは、そんな私の驚く顔を見てこう笑った。

「だてに文学やってたわけじゃない♪」

 

・・・そうだった。

Sapoは大学で、文学を専攻していたのだった。

 

家では全く本を読まないSapoだけど、

実はちゃんと文学をやっていたのだなぁ~。

 

と、ひそかに感心した。

子どもは親が思うよりしっかりしているのかも知れない。

 

さて、それから数日してからのことだった。

文豪ストレイドッグスに新しい人物が登場した。

『尾崎紅葉』だ。

これが遊女を思わせる艶やかな美女なのだ。

 

それを見たSapoは、こう言った。

「尾崎紅葉って本当にこんな美人だったのかなぁ」

 

・・・美人って・・・。

尾崎紅葉って男性だよね、Sapoちゃん・・・。

これ、文学以前に、小学校で習わなかったかなぁ・・・(笑)

 

ここまで書いて、

「そう言えば、前にもこんなことあったなぁ」

と思い出した。

『歴代の女性天皇』だ。

『歴代の女性天皇』の話を書いたブログはこちら

 

やっぱりSapoは変わらずSapoなのだなぁ。

 

写真は、『人間失格/太宰治』の『文豪ストレイドッグス コラボカバー』

買っちゃう人、いるんだよね~。

こういうの。

あっ、この本、もちろんSapoのです(笑)

 


40年目の真実

2021-01-16 10:28:09 | 日常

最近、Sapoは日本文学にはまっている。

それはなぜか!

・・・から書くとまた長くなるので(笑)、

また別の機会にするとして、まぁ、とにかく、

「今さらそれ読むの?」

的な文学作品を読んでいる。

 

そんなSapoが、

今日は太宰治の本を図書館で借りて来た。

 

『人間失格』である。

 

Sapoが借りて来たこの1冊を見て、

私はずいぶん昔の出来事を思い出し、ぽつりと言った。

 

「私、人間失格の感想文書いて、

角川のコンクールに入賞したことあるんだよね」

 

「マジで?すごいね!」

と驚くSapoの言葉に促されるように、私は話し始めた。

 

あれは今から40年前のことだった。

私の通っていた高校では、夏休みには必ず、

『読書感想文』の課題が出た。

当然、提出しなければ『現代文』の成績に

著しく悪い影響がでるので、

生徒は概ね全員、感想文を提出することになる。

 

その年だけがそうだったのか、

毎年そうだったのかはわからないが、

私が『人間失格』の感想文を書いた年には、

現代文の先生が、生徒の書いた感想文を

ごそっとまとめて

角川の全国読書感想文コンクールに応募していた。

生徒に何の断りもなく。

そして、その全国コンクールで、

私の書いた感想文が優秀賞をとったのだ。

先生は、

「いやぁ、本当に良い感想文だったよ」

と絶賛だった。

 

ここまで読むと、

「まぁ、Tsupiさんったらすごいじゃないの!」

な話なのだけど、この話には続きがある。

 

実は私、『人間失格』は読んだことがないのだ。

そう、一度も・・・。

 

あの夏休み、私は読書感想文のことをすっかり忘れていたのだ。

思い出したのは、

「明日は読書感想文を出さなければいけない」

という日の夜だった。

焦った私は、家にあった本の中から、1冊の本を選んだ。

それが、『人間失格』だった。

なぜ『人間失格』を選んだのか。

それは、この本には文末に「あらすじ」が載っていたから。

そう。

私は、この本にあった

”ほんの百数十文字のあらすじ”

だけを読んで感想文を書いたのだ。

そして、その感想文が優秀賞をとってしまったのだ。

 

感想文をほめちぎり、

『人間失格論』で盛り上がる先生が

何を言っているのか、

本を読んでいない私には、わかるはずがなく、

かと言って、もちろん本当のことは言えるはずがなく・・・。

 

おまけに全校集会で表彰もされてしまったので、

文学好きな生徒たちから、太宰の話を振られ、

そのたびに、

「ああ・・・。うん・・・。」

と話をはぐらかすしか方法はなく・・・。

 

些細な嘘?がきっかけで、

しばらくの間、私はずいぶんと居心地が悪い思いをすることになったのだ。

 

40年間、私が秘密にしていた真実を知ったSapoは、

静かに言った。

 

「おかあさん、社会を甘く見ちゃいけないよ・・・」

 

はい。

よくわかってます。

だから、私はあれ以来、

嘘をついたことはないんだよ、Sapoちゃん・・・。

 

 

・・・って、

「嘘ついたことはない」

は、もちろん嘘です(笑)

 


あれ?

2021-01-03 16:06:29 | 日常

お正月休みもとうとう最終日。

悲しい・・・。

 

いや、悲しんでいても仕方ない。

前向きに頑張ろう。

 

「確か今月は11日が祝日だったはず!」

 

そう。

次の祝日に向かって前向きに進むのだ。

 

・・・と壁のカレンダーを見る。

 

「ふふふ。やっぱり11日は祝日だ」

 

あれ?

でも、変だな。

11日が木曜日になってるぞ。

 

11日は成人の日。

ハッピーマンデーで月曜日じゃなかっただろうか。

今年から成人の日は月曜日じゃないんだろうか。

 

と、カレンダーをしげしげ見ていて気がついた。

 

 

このカレンダー、「2 February」って書いてない?

 

そっか~。

これ、2月のカレンダーなんだね~。

 

なるほど~。

今年のカレンダーを掛けたとき、

表紙と一緒に、

1月のカレンダーもはがしちゃったんだね~。

 

ははは・・・。

 

ははは・・・。

 

ってわけで、歳の初めは2月のカレンダーでスタートだ。

今年一年、ずいぶん早く過ぎそうだなぁ~(笑)