円山応挙に師事した絵師

2019年04月17日 | 但馬の寺院
        京丹後市久美浜町・梨の花満開
      

(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成27年 第10回但馬検定(2級)問題より

【28】円山応挙に師事した鳥取の絵師「片山楊谷」が描
いた、松図、猛虎図など但馬を代表する障壁画があるのは、次
のうちどのお寺でしょうか。

(a)蓮華寺    (b)山路寺    (c)法宝寺    (d)大乗寺


正解は、(b)の山路寺(さんろじ)です。

 円山応挙とその一門の手による障壁画があるのは、香美町
香住区の大乗寺(だいじょうじ)です。またの名を応挙寺と
呼んでとても有名なお寺です。

この質問は、円山応挙に師事した片山楊谷(かたやまようこ
く)です。
片山楊谷は鳥取の絵師です。楊谷の画いた老松図、猛虎図、
牡丹孔雀図などの障壁画は、養父市大屋町の山路寺にあるの
です。

「山路寺障壁画」と呼ばれる襖30面、屏風2曲、掛軸3幅は、
力強い迫力と精微な描写で、但馬を代表する障壁画なのです。


『して~た』

 但馬の昔の人は、「しておいた」と言うことを「して~た」
と言うのです。
「何々言っておいた」のことを、「~いっといた」と同じこと
です。

言葉の最後に「~た」と付くのです。

「今日は、僕が早よう起きて庭の掃除して~たで。ケンちゃん
は感心だね、ちゃんと掃除して~たかえ」なんて褒めますね。