八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

東洋大の底力!

2012年01月02日 23時07分20秒 | スポーツ

柏原竜二(東洋大)の走りはすごかったですねぇ~。って、実は仕事だったので見られませんでした。見たかったなぁ~。昼休みになったところでTVを観ましたが、ちょうどゴールした直後でした。しかし、今日は昼近くから仕事だったため、1・2区は観ることが出来ました。

 

1区は、最初一団となって走っていましたが、早稲田・大迫がジリジリスピードをあげると、集団は長くなり、そのうち大迫だけ抜け出て、ライバルである駒沢大、東洋大などに30秒前後の差をつけました。しかし、早稲田は三強の一角と言われながらも、実質的には、東洋大・駒沢大の2強+1という下馬評ですので、前半でいかにリードするかが勝利の絶対条件であり、決して喜んではいられません。

 

2区でも、前半は、早稲田・平賀が快調に飛ばし、本来なら追い上げなければならない2位集団の駒沢・東洋がけん制し合っていたため、かえって差が広がってしまいました。ところが…です。後半になって、早稲田・平賀がまさかの腹痛で、大きくペースを落とし、逆に東洋大・設楽は、駒沢を振り切ってスパートし、早稲田をかわして10秒くらい差を広げ、トップに立ちました。

 

ついでに、2区はエース区間と言われ、東海大の村澤がどこまで上がってくるかが注目されましたが、コンディションがあまりよくなかったらしく、青学大の出岐に区間賞を奪われたばかりか後方から抜かれるという屈辱を味わいました。4年となる来年のリベンジが注目ですね。

 

ここでやむなく家を出ました。しかし、電車に乗って、途切れ途切れのワンセグでチェックすると、3区では、東洋大・山本と早稲田・矢沢が競り合っています。早稲田が最初に飛ばして追いついたのでしょうが、相手も昨年10区で区間賞を取った実力者です。結局、無理がたたったのか、逆に東洋大に1分の差を付けられてしまいました。

 

4区は仕事でまったく見られませんでしが、ここでも東洋大・田口が早稲田に1分近い差を付けて区間賞をとり、何と2分近い差をつけて、5区の柏原に襷をつなぎました!

 

そして、5区です。一昨年までは、リードされた東洋大が5区の山登りで柏原が見事逆転しチームを優勝に導き、間違いなく柏原のための大会でした(「箱根駅伝 東洋大連覇!」)。しかし、昨年は故障上がりの柏原が5区で逆転はしたものの、自身の区間記録には遠く及ばず、結果、復路で早稲田の追撃に合い、21秒差という史上最少差で負けるという挫折を味わいました(「熱闘 箱根駅伝!」)。

 

その結果、今年、東洋大の目標は、柏原だけに頼らず、全員で勝つチームを作るということになりました。そして、出雲駅伝では順調に勝ったものの、全日本駅伝では駒沢に負け、主将・柏原が涙を見せ、いろんな思いを持って、この箱根に臨んできました。

 

そんな思いがあってのことでしょうが、柏原はチームメイトがトップで襷をつないできて、涙が出そうになったということです。そして、柏原は1時間16分39秒と自身の区間記録を30秒近く縮める区間新で、何と3分以上早稲田に差を付け、チームとしても早稲田に5分以上の差を付けました。

 

しかし、早稲田も往路記録は、5時間29分52秒とこれまでの東洋大の往路記録に2秒及ばないだけですから、往路で先手を取るという戦略通りのレースは出来ていたと言えます。それ以上に、東洋大の総合力がすごかったと言えるでしょう。

 1区  宇野  区間4位

 2区  設楽  区間2位

 3区  山本  区間2位

 4位  田口  区間1位

 5区  柏原  区間1位(区間新)

 

見事なレース運びでした。もちろん、ブレーキなどがあれば、何が起こるか分かりませんが、普通に考えれば、5分の差はかなり大きいです。東洋大は、後半にも力のある選手を残していますし、長い距離ほど力を発揮する選手が多いそうです。よほどのことがない限り、総合優勝を逃すこともないと思います。今大会は、これまでの「柏原のための大会」から、「東洋大が強さを見せた大会」として記憶されることになるような気がします。

 

明日は、しっかり見るぞ~。

 

 

 

コメント
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