日々の暮らしから

「街中の案山子」「庭にいます。」から更にタイトル変更します。

こんなにも変わるものかと、驚くことしばしば。

2024-05-20 10:27:16 | 私の雑感あれこれ
そりゃぁ、このPCで文字を入力していることも、昭和の時代がしてみると隔世の感ですものね。
昭和58年頃仕事に就く予定となったとき、ワープロぐらいは使えないと、ということで市のワープロ教室に申し込んだものです。応募者多数で抽選となり落選しました。トホホ
では自宅で学習を、と購入したのがシャープの書院。キーボードの文字列あいうえおと並んでいるのをチョイスしました💦💦
もうあいうえお文字列のキーボードなんてどこを探してもないでしょう。

👆 のエピソードを書きたかったわけではない。
昭和の時代の嫁入りには必須といわれた和服のこと。
町で一番繁盛している呉服屋さん。年頃の女の子がいる家庭とみるととてつもなく愛想がよかったものです。
嫁入り時には、アレとコレとソレとその他イロイロの呉服を持たせるのが親の務め。女の子3人いると身上がつぶれるといわれたりもした。そんなのを揃えて花嫁となった私たち世代は今70代。
転勤族となる予定だしと、私は世間相場より少な目だったのかもしれない。
で、お姑さんに言われました。
「嫁ぐときに持ってくる着物は箪笥の肥やしにするものだよ(必要なくとも持ってくるものだ、という意図)」と。
「〇〇さんは、1000万円もの和服を持ってきた」と。
私が母に「嫁入り道具としてもっといっぱい着物を持たせてほしい」といわせたかったのだろうか。
夫は男兄弟だけ。姑さんには1000万円もの和服を拵えて嫁ぐ娘はいなかった。
私にそれを言ってどうなる。23歳の私は聞き流すよりなかった。
(この手の嫌味発言って、どこの社会にもある洋の東西問わずなのだと思うようにもなった。私がそういう発言をしない人になればいいだけの話)

あの時、あんな嫌な思いをしなければならなかったのに、今はその10枚ほどの和服がお荷物。
アレは、あの時代は、何だったのだろう、と自問する。

時代というものはそういうものなのかも知れない、とも思うようになった。

で、今の時代で必須とされるもので、数十年後に、「アラ、そんなことに❔ 」というものにアクセクしていたのということもあるのだろう、思いめぐらしたりする。

ま、その数十年後には私はいないのですけどね。

そういえば、私の子供時代のバナナは遠足のおやつに1本持参する貴重な果物でした。
明治21年生まれの祖母は言ったものです。「昔はバナナは安くて、房で売っていたものだ」と。
そう、台湾が日本の植民地だったという経緯からでしょうね。

時代は常に流動的です。
倒産、破産となった呉服屋さんも複数知っています。

ああ、処分しきれない和服!
私よりもっともっとたくさん箪笥の肥やしにしている人もいるハズ。
高価だったのに、処分されていく、ってこんなものなんですね。




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