ぬるい気持ちで、ええんちゃう

頑張ってもどうにもならんこともある。
”しゃーないやん!!”ってぬるい気持ちのときもあるよ。

14年

2016-06-20 17:03:24 | 雑感

この週末のこと。
どうやら日曜日が天気が悪くて雨が降るとの当初の予報。その分土曜日が比較的天気はよくなるようなことを言っていたので、できればここしばらく自転車つづきやったし軽く金剛山でも登ってこようかなとか金曜日の夜にボーっと思ったりしていた。
ところがである。そんなおいらの遊び心を見透かしたように家主さんが「お母さんから電話でお父さんの命日やしお墓につれてってくれっていうてはったで」とお知らせいただく。すっかり忘れていたがこの6月19日の日曜日はおいらの父ちゃんの命日ではないか。 今年で14回目の命日なのである。しかし14年かぁ、、、早いなぁって言うのが今年の父ちゃんの命日の印象。
前に勤めていた会社からのたっての願いを聞き入れ、そんなに言うなら仕方ない、まぁこっちも願うところやわと今の仕事を独立してし始めたのが2001年の7月。その年の9月に9.11の事件がありスタート早々どえらいことになった我が社をなんとかかんとかやりくりし、なんとか新しい年を迎えられたなぁって思ったその半年後に父ちゃんが他界。
こうして今にして思うと激動の2年間やったのかなぁ。立ち回った主役のおいらはそんなに大変なこととは思ってなくて、なったもんは仕方ないし、なるようにしかならんので吹く風に身を任せながら動こうかと思ったのを覚えている。なので目の前にある問題を一つ一つこなしていっただけなんで、それほどは大変とは思わんかったと思う。父ちゃんが亡くなるのもある程度予想が出来たことやし、ある意味おいらがそのようになる道を悲しみを堪えて選んだってこともあるし。 

そんなことで日曜日が雨とのことやし、年取った母ちゃんを雨のなかで父ちゃんのお墓を参らせるのもなぁってことで1日前倒しの土曜日に行くことになる。おまけに土曜日の午前中にネット関係での少し工事もあったので、それが済んですぐに向かえに行くことにした。
11時過ぎに工事も終わり、それから車で母ちゃんを迎えに行って夕陽丘にある先輩のお寺まで。
やはり梅雨前ってこともあって、3月のお彼岸にきたときに多少の草むしりなどはしていたはずが、もうすでにかなり延び放題の状態になっているではないか。
本家やら親戚のおっちゃんのお墓も1列に横並びに並んでいるので、我が家のお墓だけを綺麗にしておくわけにもいかず、結局我が家を含めて3軒分のお墓の周りの草むしりをしておいた。
父ちゃんが生前に親戚に声をかけて4軒分お墓地を買い、すでに3軒分の墓石もある。その当時、ちょうど先輩のお父さんも亡くなられて間もなかった頃で、寺の住職として交代する結構重要なな式典を開かなければならないタイミングだったようで、ちょうどそのお金が出来て助かったといまだに先輩から言われる。父ちゃんはおいらの先輩が寺の住職なんやし、おいらが年をとっても先輩がいる限り墓参りをずぼらすることはないと言うのが目算やったと聞く。親戚もしかりで、おいらがいるから多少の面倒はみてくれるやろってことやったらしいけど、まさしく術中に嵌っているではないか。でもその家系の人もちょっとはきてくれんとあかんのんとちゃうん?とちょっと愚痴もこぼしたくなるここ数年ではあるが。

まぁ一通りお墓参りをし、母ちゃんも喜んでくれたので良しではある。
ちょうどお昼も過ぎたことなんで、帰りに上本町にある友達が社長をしている料亭でお昼ご飯をいただくことにした。
 
お昼の会席2,400円。
おいしいんであるが、ビールが飲みたくなるではないか。車で来ているので大変残念なのである。
驚いたのは食が年々細くなっていく母ちゃんがこの量を完食してくれたこと。いつも一緒にご飯に連れて行っても半分くらいしか食べずに残すんであるが、今回は全部食べきってしまった。それが何より嬉しかったりする。
ちょうど一品の量が適当に多くなく少なくないくらいの盛り付けなのがよかったのかな。大変味付けもやさしいし、ここのお店はおいらもお気に入りなのである。 

父ちゃんの命日に90歳を越えた母ちゃんにまだまだ長生きして欲しいと願った週末なのである。