教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

フユシャク飛ぶ☆陽だまりの生き物たち

2021年11月26日 | 生き物

晴れの日が続きます。
あたたかな陽だまりを選んで歩くと


黒さんが落葉の布団でまどろんでいました。


用水路の手すりには水をじっと見つめるハラビロカマキリ

接写してもこちらを気にすることはなくただ下を見てのり出す姿に
ハリガネムシに脳を操られているのかもと思いました。


日当たりのよい手すりに等間隔でならぶアキアカネ


草むらにはオオアオイトトンボもまだ頑張っていました。


ムラサキシキブの枝にふわ~っとやってきたのはホソミイトトンボ


近づいても逃げないなと思ったら食事中のようでした。

ホソミイトトンボの隣の葉っぱで


この秋初のフユシャクが!昼行性のクロスジフユエダシャクでしょうか。

フユシャクの仲間を探すのは晩秋から冬の楽しみ♪
この小さな蛾が近所のクヌギコナラ林でチラチラ舞うのを見ると
嬉しい反面もうすぐ寒い季節がくるのだな~と少しさみしくなります。


赤茶色のクロコノマチョウ
成虫越冬するタイプですがもう良い寝床は見つかったのでしょうか。


同じ陽だまりではこのマルハナバチを数頭見かけました。
トラマルハナバチなのかな?

雄と新女王が秋になると出てきて、交尾をすると全ての雄は死に
単独新女王が地中などで越冬するというマルハナバチ。
そういえば早春、全身に泥をつけたマルハナバチを見たことがありますが
越冬に成功した新女王だったのですね。


美しいワカバグモにも出会いました。
そろそろ彼らにも会えなくなりますね。

ホソミイトトンボ、フユシャク、マルハナバチがいた陽だまりでは
今年早々越冬ムラサキシジミやハラグロオオテントウが見られました。

小さな生き物にとってよほどいい条件なのだろうと周囲を見回すもいまだわからず。。
狭い範囲でどれだけの動植物が支え合っているのだろうと思うと
散策路を無造作に歩く自分が破壊者に思えます。


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