あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

2024年新春 所沢七福神巡り(後半・5~7番)(埼玉・所沢)

2024-01-14 22:47:36 | 所沢だより
 2024年1月8日(月・祝)

 2日前の前半に比べると、今日は気温が上がらず北風が冷たい予報だが、青空が広がっ
ているので七福神巡りの後半に出かけることにした。

 歩行距離短縮のため、自宅近くのバス停から「ところバス」の南路線(吾妻循環コース)
に乗り、前半の最後、第四番永源寺近くの永源寺バス停にて10時20分に下車した。
     
 実は、自宅から歩いても乗車時間ほどにはならない距離ではあったが・・

 ちなみに、「ところバス」は「ところワゴン」とともに市が西武鉄道に運営委託してい
るバスで、65歳以上の住民は市役所や支所などで申請して「特別乗車証」(グリーン色)
を入手すれば、100円の均一運賃で利用できる。

 このことを知ったのは昨年秋で、さっそく新所沢支所で入手していて今回が初乗り。

 北を振り返って永源寺山門を見て、南に向かってスタートした。


 しばらくは一昨日のコースを逆行、柳瀬川の山王橋を渡り県道4号・東京所沢線バイパ
スの山王橋西交差点を横断する。

 
 三差路際からユニークな形の市の吾妻庁舎↓を見て左折し、次の三差路を右折して南へ、
鳩峰八幡神に向かって北斜面を上がる。


 左手に、一昨日は気付かなかった「カフェ&レストラン周」の看板があった。


 店は、この建物の南側にある平屋のよう。



 一昨日にも参拝した鳩峰八幡神社境内に入り、参拝して南側の水天宮との間の稜線上を
走る「久米八幡市民の森」の遊歩道を西に向かう。
     
 

 沿道には、「さいたま緑のトラスト運動」などのパネルなどが立っている。



 「カブトムシのペッド(落ち葉プール)」も。




     
     大きな高圧送電塔の先で樹林帯は終わり、市の西部浄水場横へ。


 右手(北側)が開けて、北方に秩父のシンボル武甲山や大持山、小持山などのスカイラ
インが望まれる。


 さらに右手遙かをズームすると、北方はるかに私が中学生まで過ごした頃は間近に眺め
た、外秩父の名峰、堂平山や笠山周辺の山並みも。


 北に向かって下り道となり、眼下に今日最初の七福神、第五番・光蔵寺の本堂が見下ろ
せる。


 バス路線の走る市道に下れば、すぐ右手が真言宗光蔵寺門前である。


 光蔵寺は、上組と下組に分かれているここ荒幡の下組の寺とされた寺院とか。創建年代
は不詳だが、石碑の年代を見ると鎌倉時代から続く寺だという。

 まずは、門を入って正面の本堂に参拝した。


     
 本堂の右手前には弘法大師像があり、七福神の寿老人は門を入ってすぐ右手に立つ。
          

 さらにその右手には、「聞くぞう地蔵尊」が祭られ、傍らのパネルには、「うれしい事、
悲しい事、愚痴など何でも聞きます。日頃のストレス発散に、あなたもお話ししてみませ
んか? きっと癒やされます」と記されている。
     
     こちらにも参拝し、幾つかのお願いを念じてみたが・・・

 山門内左手(南側)のロウバイが、少しだけ花開いている。


 高蔵寺の北側から細道を少し西進、ソーラーパネルのある角を右折して北へ、住宅地の
くねくねした細道を上り下りする。所沢第二幼稚園の看板の立つ十字路を左折、西側から
回り込んで第六番・布袋尊の本覚院へ。


 本覚院は、南北朝時代の創建のよう。一時荒廃したが平成12(2000)年に現在の
本堂を新築再建したとか。こちらは荒幡上組の寺とされているという。

 山門の無い開放的な境内、布袋尊は、本堂前右側に祭られている。本堂に参拝後、寿老
人に参拝した。
     

          境内東側には観音立像が。
                    

          
 南側には寛政年間(1789-1801)かと読める五輪塔が立ち、新しい六地蔵尊や
古いお地蔵さんも。


     

 西南側道路際には弁天池があり、中の島には小さい弁天堂が祭られていた。


 その横から南へ、すぐ先の荒幡会館横を通過する。



 南側台地に向かって進むと、右手の民家入口でロウバイがたくさんの花を。


 横のピラカンサも実がいっぱい。



 台地が近づき、荒幡小の北側に広がるドレミの丘の下へ。西側から丘への階段を上がり、
ドレミの丘の中心部に出た。






 西方から北、さらに東北方へと広々とした展望が得られ、奥多摩から奥武蔵方面の山並
みもよく見える。




 大持山、小持山から武甲山ヘの稜線。



 ドレミの丘と南側の荒幡小との間の稜線上の土の道を南南西へ、荒幡小の西側からは樹
林の間を少し進む。



 突き当たりの鳥居を入れば南西側が「荒幡富士」、北面に浅間神社が祭られている。



 荒幡富士は、明治17(1884)年から15年かけて荒幡村の住民たちが造った人工
の小富士で、人工の富士塚としては最大級ともいわれている。

 頂上までの標高差は約10m、浅間神社に参拝後、北側の登山口から登頂する。


 上り口には猿田彦大神が祭られ、その横から1合目ずつ折り返して上がる。


     
 山頂には、東向きに祠が祭られ、まずは背後の方向に見える富士山を眺める。




 山頂からは、眼下の狭山丘陵をはじめ、多摩から秩父の連山、新宿の高層ビル群や
東京スカイツリーなども望まれる。

 南側最左端には神奈川県の大山が。

 
 その右手は丹沢山方面か。

 

 東方には東京スカイツリーや都心、副都心などの高層ビル群が。


 西方、木々の間から間近に、埼玉西武ライオンズの本拠、西武ベルーナドームも。


 見下ろした北側一帯は、県の「狭山丘陵いきものふれあいの里センター」を囲んで「荒
幡富士市民の森」が広がる。



 北方には、西武池袋線 小手指(こてさし)駅前の2つのタワービルなど。


 快晴だが山頂は風が冷たい。ひととおり周辺を眺めてすぐに下山した。


 再度荒幡富士を眺め、西北側にある「狭山丘陵いきものふれあいの里センター」へ。

 昨年正月までは、屋根上には土が盛られ草がたくさん伸びていたが、最近修復したよう
で、スッキリした屋根に変わっていた。



 入口周辺はまだ工事中だが開館していたので入り、中の展示場を一巡する。




   



 

 12時25分頃入り、20分足らずで退館した。

     
 樹林の間をさらに西へ、少し先の西広場を通過して樹林の西端で右折し、北へ緩やかに
下って行く。
          
 
 切り開かれて休憩舎のある一角、サザンカがたくさんの花を。


 樹林帯の最後に荒幡富士市民の森の標柱が立ち、その先は住宅地の横の細道を下る。
     

 くねくねした住宅地の間の車道を進み、柳瀬川の神明橋を渡る。西武狭山線の下山口駅
近くまで進んで三差路を折り返すように左折し、再度柳瀬川の入道橋を渡る。


 
 少し先のカーブ点でY字路を右に入ると、所沢七福神最後の第七番、毘沙門天の海蔵寺
がある。


 堂々として本堂は、近年の改築で新しい。



 毘沙門天像は、本堂の手前左手の開けた一隅に立っている。
     

          そばには弘法大師像も。
          

 各々に参拝後、正面の本堂に参拝し、無事一巡し終えたことに感謝する。







 もとの道を入道橋際まで戻り、左手の柳瀬川を背にして祭られた「桜渕延命地蔵堂」に
も参拝し、新年も健康で延命できるよう祈願した。
     

 駅西側の踏切を渡り、西武狭山線で唯一の中間駅、下山口駅に13時19分に着いた。

 

 13時37分発西所沢行き上り電車に乗る。ホームには、成人式の記念式典を終えて帰
途らしい振り袖姿も。


 帰宅後見たアメダス所沢の記録は、13時の気温は7.9℃、北北西6mの風だった。

 (天気 快晴、距離 5㎞、地図 「所沢七福神めぐり」の地図、歩行地 所沢市、
  歩数 11,300) 
 



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コメント (2)
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