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宝塚と手塚治虫

2009-02-13 23:53:56 | Weblog
‘漫画の神様’手塚治虫さんが、宝塚に所縁の深い人だった、というのは有名な話ですが、その手塚さんは今年で没後20年、生誕80年ということで、あちこちで関連イベントやTV番組が目に付きますね。
かくいう私は、手塚作品をそうたくさんは読んでいないので、エラそうなことはまったく言えない身なんですけど(苦笑)。
ちゃんと読んだと言えるのは、「リボンの騎士」「アドルフに告ぐ」「ブラック・ジャック」くらいなんじゃないかなぁ。「火の鳥」も全編を読んだことがなくて、部分読み程度。
とにかく、小学生の高学年くらいの頃だったか、「リボンの騎士」を初めて読んで、その内容のあまりのブラックさに、愕然としたことをよく覚えてます。
それまではテレビアニメのファンタスティックなイメージしかなかったのに、原作はもっとずっと重くて難しかった・・・。
その衝撃が大きかったせいなのか、それ以来手塚作品を読む時は、身構えて読むようになった気がします(苦笑)。
アニメの「三つ目がとおる」は見てましたし、先日は実写映画の「どろろ」(妻夫木君がやった映画ね)もビデオで見ましたし、手塚作品が苦手、というわけではないんですけどね。

宝塚には、手塚治虫記念館が大劇場の近くにありまして、2度、入ったことがあります。展示云々よりも、とにかく図書コーナーに立ち寄ったら最後、ついあれこれ引っ張り出して覗いてしまい、時間が経つのを忘れる、というのも、やはり手塚作品の魔力なんだろうと思います。ちなみにその時、私がパラ見したのは「ユニコ」でした。
私が小さい頃は、今は無き宝塚ファミリーランドの中に手塚治虫の人形館がありまして、「ジャングル大帝」を展示してました。乗り物に乗って、ストーリーの順番に人形やスライドが動く中を通っていく、というものでしたが、レオのお話は、それで見た記憶が一番大きい。実際に作品を読んだ覚えはほとんど皆無にもかかわらず(苦笑)。
ちゃんとレオが、お母さんと別れて嵐の海に飛び込んだり、機械仕掛けのお人形がぐるぐる動いてたりしたんですよね。
しばらくして、「ジャングル大帝」はなくなり、ただの「童話館」に変わってしまったんですが(「マッチ売りの少女」と「ピノキオ」があったのは覚えてる)、私が手塚作品に触れた初めての体験は、あの人形館でした。
現在、その場所はバウホール脇の事務所になってますけどね。あそこを見上げると、ちょっぴりそんな思い出がよみがえったりします(苦笑)。

現在サエコさんが出演中の「愛と青春の宝塚」にも、オサム少年が出てきます(笑)。はっきりそうだと説明があるわけではないのですが、漫画家志望で、宝塚ファンで、医者の勉強をしたいという意志も持ってて、何より命の重さと戦争の愚かさを代弁させる存在として登場することで、のちの手塚治虫さんであるとわかるように描かれています。
先日、NHKで手塚さんと音楽のかかわりについての特番を見たばかりのせいか、何だか舞台のオサム少年の台詞一つ一つに、じわじわと迫ってくるものがあって、涙ぐんでしまったりしますね。
ちなみにオサム少年を演じてるのは、佐藤アツヒロ君。新感線の舞台でも観たことがありますけど、結構気に入ってます。
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2 コメント

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Unknown (ウラン)
2011-08-03 19:29:45
今更コメントですが懐かしいですね。
ジャングル大帝の人形館、覚えてます。
大好きでした。 

Unknown (有貴子)
2019-07-26 07:48:29
ライオンキングの映画のCM見て、ジャングル大帝の人形館を思い出してこちらへ来ました。今でもよく覚えています。懐かしいですねえ。

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